第11回 乗鞍天空マラソン

(2016/06/18〜19) B

(Update:2016/07/07)

 

【大雪渓に向けてスタート!】

序盤から四辻 剛選手が独走
08:03:31
1km地点 【現在位置(GoogleMap)】

それではレースまでの模様をお伝えします。こちらはスタートから1kmの善五郎の滝駐車場。トップでやって来たのは四辻 剛選手(No.1669 )。もうこの時点で独走体制となっています。なお、「08:03:31」は撮影時刻です(8時03分31秒)。スタートからの距離(○○km地点)と合わせて参考になさってください。また、【現在位置(GoogleMap)】をクリックすると現在位置が別ウインドウで表示されます。

 

【コース概要−エイドステーション、区間距離・勾配、関門時間】

  名称 場所 距離(標高)
<次区間までの距離、勾配>
飲料水 スポーツ
ドリンク
軽食
バナナ
トイレ 関門時間
登り スタート 観光センター

0km(1500m)
<3km、+3%>

       
  休暇村

3km(1600m)
<4km、+5%>

       
第1エイド 三本滝

7km(1800m)
<5km、+6%>

  9:30
第2エイド 荒田沢橋

12km(2100m)
<2km、+8%>

     
第3エイド 位ヶ原山荘

14km(2350m)
<4.5km、+8%>

   
折返し 第4エイド 大雪渓駐車場

18.5km(2600m)
<4.5km、−8%>

11:30
下り 第5エイド 位ヶ原山荘

22km(2350m)
<2km、−8%>

   
第6エイド 荒田沢橋

24km(2100m)
<6km、−6%>

    12:30
ゴール 三本滝

30km(1800m)

       
<平均勾配>登り:18.5km、5.9%下り:12km、6.6%

スタートからゴールまでの各エイドステーションの概要はご覧のとおりです。なお、平均勾配は登り18.5km、6.1%で、下り12km、6.6%です。

 

二位との差は50メートルほど
08:04:55
【現在位置(GoogleMap)】

善五郎の滝駐車場から100メートルほど進んだ地点。二位との差は50メートルほど。この差は縮小するどころか、このあと、どんどん離れて行きます。この先、休暇村まで少し傾斜の強い直線路が続きます。

 

休暇村(2.5km地点)
【現在位置(GoogleMap)】

スタートから約2.5kmにある休暇村。

 

沿道の声援が送られる
08:09:05
休暇村 2.5km地点 【現在位置(GoogleMap)】

こちらでは休暇村宿泊者・関係者等の沿道からの声援が送られます。ただし、沿道の声援があるのもここまで。この先は山岳路線のため、周辺施設はほとんどなく、孤独な戦いとなります。

 

1位通過 四辻 剛選手
08:09:11
3位通過 田畑 幸司選手 2位通過 佐藤 亮人選手
08:10:22 08:10:10
休暇村 2.5km地点 【現在位置(GoogleMap)】

休暇村通過時点で、トップは変わらず四辻 剛選手(No.1669 )、59秒差で佐藤 亮人選手(No.807)、さらに12秒差で田畑 幸司選手(No.873)とです。

 

ペースを落とさず、後続との差が広がる

トップの四辻選手はこの後もペースを落とさず後続との差が広がって行きます。ここから三本滝まではカラマツ林の鬱蒼とした森の中を進みます。休暇村から三本滝までは傾斜が緩くスピードを乗せて走行できるはずです。

 

1位通過 四辻 剛選手
08:16:47
3位通過 田畑 幸司選手 2位通過 佐藤 亮人選手
08:18:59 08:18:46
4.2km地点  【現在位置(GoogleMap)】

休暇村〜三本滝の中間付近の4.2km地点。トップは変わらず四辻 剛選手(No.1669 )、1分59秒差で田畑 幸司(No.873)、さらに13秒差で佐藤 亮人(No.807)で、2位と3位が入れ替わっています。

 

三本滝
7.8km地点  【現在位置(GoogleMap)】

スタートから7.8km地点の三本滝。

 

三本滝、最初のエイド
7.8km地点 【現在位置(GoogleMap)】

最初の給水ポイント(エイドステーション)です。地元の子供たちで結成された乗鞍竜神太鼓も選手の到着を待ちます。

 

四辻 剛選手、第1エイドを通過
08:25:58 08:26:01
7.8km地点 【現在位置(GoogleMap)】

 そして、トップの四辻選手が第一エイド(三本滝)を通過。昨年のトップより、1分39秒も早いタイム。

 

かもしかゲレンデを走る 三本滝を通過すると道幅が狭くなる
08:32:52
8.5km地点 【現在位置(GoogleMap)】

三本滝を通過すると、若干道幅が狭くなり、ややカーブのきつい場所がみられるようになります。

 

残雪の残る山頂を見る 10km地点を通過
2016:06:19 08:40:08
10.1km地点 【現在位置(GoogleMap)】

そして、摩利支天バス停付近の10km地点付近では目の前に残雪が残る山頂方面が確認できます。ちょうど今の時期は新緑と残雪のコンビネーションが美しく、あと1〜2週間すると残雪もほとんどなくなり、また、もう少し早いと新緑の芽吹きが少なく、このコンビネーションは、今のこの時期しか見ることのできない旬の光景です。

 

山頂をバックに走る 新緑の中を行く
08:40:42
10.2km地点  【現在位置(GoogleMap)】
08:43:41
10.9km地点  【現在位置(GoogleMap)】
秋には見事な紅葉(10月上旬) 秋には見事な紅葉(9月下旬)
2013ノリクラ 雪渓カレンダーVol.22(2013/10/05〜06) G 2014ノリクラ 雪渓カレンダーVol.21(2014/09/27〜28) F

さて、新緑が美しいということは、秋には紅葉で締めくくられるということ...ノリクラの紅葉は9月中下旬に標高2600メートルの大雪渓付近から始まり、この辺りの標高2000メートルは9月下旬〜10月上旬、そして、山麓の乗鞍高原では10月中旬ごろに見頃となり、10月末のカラマツの紅葉で終盤を迎えます。

ノリクラでは1ヶ月半もの長期において、紅葉を楽しむことでき、毎年、数多くの観光客・カメラマンが訪れます。当WebSiteでは、紅葉の始まる前の9月上旬から紅葉情報を発信しており、過去の紅葉状況と比較しながら、ベストタイミングがわかるようにお伝えしております。ぜひとも、涼しくなった「秋の紅葉マラソン」にぜひお越し下さい。

 

ひたすら黙々と走り続る
2016:06:19 08:44:26
11km地点 【現在位置(GoogleMap)】

 ピッチを落とすことなく、息も荒げることなく、ひたすら黙々と走り続けます。

 

第2エイドのアレタ沢
11.8km地点  【現在位置(GoogleMap)】

そして第2エイドのアレタ沢(11.8km地点)。ボランティアスタッフがスタンバイ。

第2エイドを通過、四辻選手
08:47:56 08:47:59
11.8km地点  【現在位置(GoogleMap)】

やはりトップは四辻選手。昨年トップより2分08秒早いタイムで、その差がさらに広がっています。

 

第2エイドから冷泉小屋までの急勾配が辛い 表情がやや険しい(冷泉小屋前)
08:50:27
12.3km地点 【現在位置(GoogleMap)】
08:53:15
12.9km地点  【現在位置(GoogleMap)】

第2エイドのアレタ沢から冷泉小屋までの約1km区間は、標高差100メートルで勾配10%。コース内でも最も急勾配な区間です。表彰式のインタビューでも「最もきつかった」と答えていて、表情もやや険しいものとなって来ました。

 

第3エイドの位ヶ原山荘
14.7km地点  【現在位置(GoogleMap)】

そして、第3エイドの位ヶ原山荘(14.7km地点)。

第3エイドを通過
09:02:06
14.7km地点  【現在位置(GoogleMap)】

 水を受け取るや否や...

気温15℃、から水を振りかける
09:02:09
14.7km地点  【現在位置(GoogleMap)】

 頭から水を振りかけます。この日の気温は15℃、日差しはないものの、やや蒸した感覚があって、マラソンとしては気温の高い状態だったと思われます。

 

過去大会と比べて、山肌に残る残雪の差は一目稜線
2013/06/23 09:07:37 
第8回乗鞍天空マラソン(2013/06/22〜23) B
09:04:47
15.2km地点 【現在位置(GoogleMap)】

位ヶ原山荘から先は森林限界を超えて、広々とした景色へと変化します。今年は暖冬・雪不足といわれていますが、一昨年の画像と比べると、山肌に残る積雪の差は一目瞭然!

 

天空ウォークに参加の方々が出迎える

 天空ウォークに参加の方々が折り返し地点の大雪渓から下山。これから三本滝まで下りながら選手の皆さんを応援します。

 

森林限界を超えると別世界
2016:06:19 09:10:47
【現在位置(GoogleMap)】
 【現在位置(GoogleMap)】

さらに登って、標高2500メートルの位ヶ原に到達すると、目の前に雪壁がみられるようになります。右の画像は前日に撮影したものですが、快晴になれば広大な位ヶ原に、「日本じゃないみたい!」とおっしゃる方もたくさんいらっしゃるほど...

 

雪壁が見えてきた! 高さ、最大5.1メートル
17.5km地点  【現在位置(GoogleMap)】 17.5km地点  【現在位置(GoogleMap)】

そして、コース上で最大の雪壁、折り返し地点の450メートル手前。その高さは最大5.1メートルで、残雪の少ない中、雪壁エリアだけは昨年以上の高さを誇っています。

 

スタートから独走の四辻 剛選手 − 下りも制して初出場・初優勝(タイム1時間55分43秒)
09:16:20
17.5km地点【現在位置(GoogleMap)】
09:16:25
17.5km地点  【現在位置(GoogleMap)】

スタートから独走体制を貫いてきた四辻 剛選手(No.1669)が、この後、折り返しの下りも制して、初出場・初優勝を果たしました。タイムは1時間55分43秒でした。大会レコードは2011年第6回の廣谷優一選手が持つ1時間55分25秒で、今回の四辻選手のタイムは歴代2位の記録です。なお、登りの関しては、今回の四辻選手は廣谷選手より30秒ほど早いタイムで通過しています。また、四辻選手も廣谷選手も初出場・初優勝で、しかも同じクラブ(トヨタスポーツマンクラブ)からの出場です。

 

2位、田畑 幸司選手(2時間05分15秒) 3位、曽根 新選手(2時間11分09秒)
09:24:54
17.5km地点  【現在位置(GoogleMap)】
09:28:33
17.5km地点  【現在位置(GoogleMap)】

そして、2位は田畑 幸司選手(No.873)で2時間05分15秒で、昨年の3位からランクアップを果たしました。3位は 曽根 新選手(No.546)で、2時間11分09秒でした。

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