ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.7(2016/06/25〜26) C
【雪渓上部 T】
雪渓上部全景 昨年より4〜5週間早く、例年の7月下旬並み |
それでは雪渓上部の様子をお伝えします。全体的には昨年より4〜5週間早い雪解けで、例年の7月下旬並みの状況です。
今回と同じ積雪量の昨年画像(7月中旬) 2015ノリクラ 雪渓カレンダーVol.11(2015/07/18〜19) D ↓ |
先週の雪渓上部右側 ノリクラ 雪渓カレンダーVol.6(2016/06/17〜18) F ↓ |
こちらの画像は雪渓上部右側で、中斜面が続き、ポールレッスンが盛んに行われるエリアです。上端部分は昨年より3週間早く、下方は6週間早い状況。例年の7月下旬〜8月上旬並みの積雪状況です。
今回と同じ積雪量の昨年画像(8月上旬) 2015ノリクラ 雪渓カレンダーVol.14(2015/08/08〜09) D ↓ |
先週の鉄塔土台 ノリクラ 雪渓カレンダーVol.6(2016/06/17〜18) F ↓ |
雪渓上部右側エリアの下部、ちょうど雪渓中段につながる位置にある鉄塔土台です。昨年より5週間早い雪解け、例年の8月上旬〜中旬並みの積雪状況です。
雪渓上部から雪渓下部への下山ルートの部分 | 降雨が雪解けを促進 |
雪渓上部から雪渓下部への下山ルートの部分、ちょうど、石碑の岩の南側に当たる部分。激しく雪解けが進んでいますが、大半は昨日の降雨ですが、降雨が雪解けを促進します。
8月中旬並みの積雪状況 − おそらく次週末あたりには分断 |
ちょうどこの付近は、他と比べて例年よりも雪解けが早い場所。8月中旬並みの積雪状況で、おそらく、次週末には雪渓上部から下部への滑走が分断されると考えられます。ただ、北側にある雪渓中段からの下山滑走は1〜2週間程度はできると考えられますので、そちらに回って下山滑走することになります。
コーチ一人・生徒一人のマンツーマンレッスン |
濃霧・強風・雨の続く中、雪渓上部右側にはコーチ一人・生徒一人のマンツーマンレッスンが行われています。
雨なんて関係ないっ! − コーチが根をあげるほど元気 |
この悪天候の中、「なんという鬼コーチか」と、思ったところ、「こんな天候なので、本当は10時50分の春山バス下り便で帰ろうかと思っていたんですが、生徒さんが『まだ滑る!』とやる気いっぱいで、『その次は13時24分で、体が冷えちゃうから、それまで滑り続けないといけないんだぞ!それでもいいか〜』と、聞くと、それでいいっていうんです...」とのこと。
寒さでこっちの方が参ってしまいますよ〜 | とにかく滑り続けるしかありません |
生徒さんはへっちゃらのようですが、コーチのほうが大変そう...もちろん、コーチだって体が冷え切ってしまいますので、とにかく滑り続けるしかありません。
【雪渓上部U、モーグルバーン】
雪渓上部左側 | 今日もコブ管理人による整備が始まる |
こちらは雪渓上部左側。大雪渓の中でも急斜面のバーンが広がり、シーズン終盤まで積雪の残るエリアですが、入口から最も遠く急斜面であるため、他のエリアが滑走できなくなる8月上旬以降にならないと、こちらで滑走するモーグラーはいません。今年は早々にコブ管理人がモーグルコースを作成し、滑走可能な状態に仕上げています。
現時点では、雪渓下部のモーグルコースがまだ滑走可能ですが、今後、他のエリアが滑走できなくなって、こちらのバーンしか滑走できなくなるころにはバーンが冷え込んで固くなり、急斜面を滑落の危険性があるため、初心者の方の滑走は困難ですのでご承知ください。
下部に岩の頭が出たため、上部に数コブ延ばす |
一日目6月25日(土)は、先週のラインを整備しなおします。下部に一部岩の頭が出たため、上部に数コブ延ばす作業も...ただ、モーグラーは誰一人訪れず、明日の来場に備えての準備となりました。
時々視界が開けるタイミングも |
そんな中でも、時々視界が開けるタイミングがあって、気がまぎれます。黙々と、そして、延々と誰もいないところでの作業は精神的に結構つらいもの...特に雪渓下部にまだモーグルコースがあるうちは、なかなか雪渓上部まで登って来ないものです。
そして、翌日、ハイクアップ用の階段まで作成したものの、昨日以上の悪天候で、来場者はありません。コブ管理人の苦労がうかばれません...
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