ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.9(2016/07/08〜09) C
【雪渓下部 U、短くなってもまだ滑走可】
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先週の雪渓下部−長さ62メートル×横幅72メートル ノリクラ 雪渓カレンダーVol.15(2015/08/13〜15) C |
長さ61メートル×横幅68メートル 昨年より5週早い雪解けで、例年の8月上旬〜中旬 |
雪渓下部の大きさは長さ61メートル×横幅68メートルで、昨年より5週早い雪解けで、例年の8月上旬〜中旬の積雪状況。
モーグルコースが2本ありましたが |
モーグルコースは2本ありましたが、雪解けが進み、北側のコースは消滅に近い状態です。また、終日雨ということもあって、訪れたモーグラーは皆無でした。
そのため、今日はポールレッスンのジュニアたちの貸切バーン。
横殴りの雨の中 | ココロが折れそう |
時折、横殴りの雨の中での練習は、ちょっとココロが折れそうなことも...
距離が短いが基本的な練習を |
滑走距離は50メートル程度しか取れないため、基本的な練習にとどまりますが、雪上での練習が真夏にできる恩恵を享受しているという意識を持って練習することが大切。
天然雪での練習は貴重な体験 |
毎週、ノリクラに訪れていると、そのあたりの感覚がマヒしてきて、どうしてもモチベーションが下がってしまいます。たかが50メートルでも、天然の雪の上での練習は、冷蔵庫のなかった昔の、氷室に保存された氷に匹敵する貴重品です。
今回と同じ積雪量の昨年画像(8月上旬) 2015ノリクラ 雪渓カレンダーVol.14(2015/08/08〜09) C ↓ |
先週のモーグルコーススタート付近 ノリクラ 雪渓カレンダーVol.8(2016/07/02〜03) B ↓ |
今回のモーグルコーススタート付近
− 積雪がなくなる 昨年より4週間早く、例年の8月中旬並み |
スタート付近に現れた岩ですが、周辺の積雪は完全になくなりました。昨年より4週間早く、例年の8月中旬並みの状況を示しています。雪渓下部のモーグルコースはまだ滑走可能ですが、距離が短くなってきています。今後は雪渓上部左側がメインになってくると思いますが、雪渓上部左側は急斜面のため、初心者の方は滑走できませんのでご注意ください。
雪渓下部は、おそらく1〜2週間程度で滑走不能になるかと思われます。
【雪渓中段、学生たちのキャンプ】
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今回と同じ積雪量の昨年画像(8月上旬) 2015ノリクラ 雪渓カレンダーVol.13(2015/08/01〜02) C |
雪渓中段全景 昨年より4週間以上早い雪解け。例年の7月下旬並み |
そして、こちらは雪渓上部右側と雪渓下部をつなぐ雪渓中段。昨年より4週間以上早い雪解け。例年の7月下旬の積雪状況。
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今回と同じ積雪量の昨年画像(8月上旬長さ80m×横37m) ノリクラ 雪渓カレンダーVol.15(2015/08/13〜15) C ↓ |
今回の雪渓中段 − 長さ85m×横35m 昨年より5週間早い雪解け、例年の8月上旬〜中旬並み |
雪渓中段の大きさは、長さ85メートル×横幅35メートルで、昨年より5週間早い雪解けで、例年の8月上旬〜中旬の状況です。
登山道付近 | 雪渓下部に接続する箇所 |
左の画像の登山道付近や、雪渓下部に接続する箇所も、昨年より5週間早い雪解けで、例年の8月上旬〜中旬の状況。
下半分は残り1〜2週間程度 | 上半分は完全になくなる |
右の画像のとおり、上半分は完全に積雪がなくなり、下半分で滑走できるのも、残り1〜2週間程度と考えられます。
梅雨の前半は雨量が少なく、また、日照も少ないため、雪解けが減少傾向を示す年もありますが、今年は雪解けスピードに変化がなく、それどころか、この1週間は雪解けが激しい状況も見られるほど。
スキートレーニングにお越しになった学生 | 全員ずぶぬれ状態 |
今日の雨の降り方は、梅雨末期に見られるまとまった降り方で、お越しになった大学生の方々もずぶぬれ状態...
気温は10℃前後ですが、今日はさほど寒くなく、冷たさは感じなかったと思われます。ただ、動き続けてないと冷えてきますので、指導する先生からは、絶えず課題が示され、繰り返しトレーニングを続けます。
雪渓中段は基礎的な練習にピッタリ | 練習あるのみ |
雪渓中段は緩斜面で基礎的な練習にピッタリの斜面構成。ただ、雪解けで滑走距離が取れませんので、やはり、雪渓上部へ移動したほうがよいかもしれません。そして、雨が降り続いても、どんなにずぶぬれになっても、貴重な雪上練習を中止するのはもったいないこと...練習あるのみです。
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