ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.14(2016/08/13〜15) B

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(Update:2016/08/18)

 

【大雪渓で出会った方々(お孫さんと登山等)】

おばあちゃん・お孫さん、一緒に山頂登山

さて、帰省したお孫さんが観光センター売店でお手伝いする記事を1ページ目に掲載いたしましたが、こちらも同じく、乗鞍高原に住むおばあちゃんのところに里帰りのご一家。毎年恒例の山頂登山に出発です。

 

やんちゃ盛りの小学生、おばあちゃんを置いてどんどん先に

やんちゃ盛りの小学生、おばあちゃんを置いて、どんどん先に行ってしまいます...

 

「おばあちゃん、水飲みたい〜〜」と甘えん坊さん 夏休みの思い出がまた一つ増えたね!

でも途中で「おばあちゃん、水飲みたい〜〜」と、甘えん坊さん。雲一つない快晴のノリクラ、夏休みの思い出がまた一つ増えましたね!

 

いつも、WebSite見てます。

「いつも、WebSite見てます。行く前に確認してどんな状況なのか参考にさせてもらっています。」

 

現地の空気感を感じてもらえることを大切にしています

旅行サイトなどの観光情報とは違った視線でノリクラを紹介する当WebSiteは、ノリクラをよく知る人にとって、現地の空気感を感じてもらえることを大切に考えています。

 

久しぶりのノリクラ − また来年!

大雪渓でヒト滑りしてこれから下山のスキーヤー。5年振りのノリクラとのこと。あれ〜そんなにお越しになっていませんでしたか?「今年は雪が少なく傾斜が急過ぎてムリ!また、来年来ます!」

 

どんどん小さくなる雪渓を見て、ため息ばかり...

こちらは毎週お越しの常連スキーヤー。来るたびに雪渓がどんどん小さくなり、見上げるたびにため息が...そんなため息ばかりのご自身の様子を、「今日の記事のタイトルはもう決まったようなもんですね...」と、苦笑いでおっしゃっていました。

雪渓の詳細は次のページにてご覧いただきますが、今年の積雪は1999年以来の少なさで、現時点ではここ数年間と比較して、例年の9月下旬〜10月上旬の状況で、雪解けは9月中まで続きますので、今後果たしてどこまで残るのか心配なところです。

 

ヒルクライマー・チャリダーは元気いっぱい!!

そんな常連スキーヤーとは裏腹にようやく夏らしくなって、ヒルクライマー・チャリダーは「水を得た魚」のごとく、元気いっぱい!!

 

「これってすげ〜景色だよなぁ〜」

「これってすげ〜景色だよなぁ〜」と、のんびり休憩のチャリダーの二人。自転車サークル一同でノリクラ周辺を連泊中とのことで、今日は安房峠付近まで向かうとのこと。

 

 何も考えずに「すげ〜景色」の中をひたすら走り続ける。

メンバーの体力に合わせて荷物が分担され、「俺なんか水2リットルも積んでし、テント二つの人もいるし...」 何も考えずに「すげ〜景色」の中をひたすら走り続ける。これっていいね!!

 

【雪渓下部】

大雪渓入口 雪渓下部の積雪は7月最終週になくなる
=これだけ早いのは2000年以降初めてのこと=

それではここからは大雪渓の様子をお伝えします。こちらは車道沿いの雪渓下部ですが雪はありません。今年は7月最終週(第5週)に雪解けが完了しました。2015年は9月第3週、2014年は9月第2週、、2013年10月第1週、2012年・2011年・2010年は9月第2週、2009年は9月第1週に雪解けが完了しました。2004年・2005年は2年連続して雪解けが早かったですが、それでも、8月第2週・8月第3週で、7月中に完了するのは2000年以降初めてのことです。

 

【長野県安全登山条例について】
大雪渓入口に新たな看板が設置 【画像拡大:7月より登山届が義務化されました】

大雪渓入口に設置された「肩の小屋口登山口」の看板は、7月からは登山届の提出が義務化されたことを案内する内容が記されています。登山届義務化の概要については、 お知らせ−7月1日より長野県側登山道は登山届が必要です(長野県安全登山条例、指定登山道)(2016/04/13)。をご覧ください。

長野県は、「長野県安全登山条例」を昨年12月17日に公布・施行し、登山計画書の提出を義務付ける「指定登山道」を4月11日に決定し、昨日7月1日から登山計画書の提出を義務化しました。

条例の中では、遭難の発生のおそれが高いと認められる167の山岳と、1の景勝地を「指定山岳」として定め、指定山岳の山頂及び景勝地に至る主な登山道の起点となる122の登山口を「指定登山口」として定めます。その中で指定登山口から指定山岳の山頂及び景勝地までの区間にある登山道を「指定登山道」として定めます。

ノリクラにおいては、指定登山岳「乗鞍岳(朝日岳、摩利支天岳)」、指定登山口に「鈴蘭橋登山口、肩の小屋登山口」が指定され、指定の登山道の一部でも利用する場合は、登山届の提出が必要です。また、大雪渓でのスキー・ボードは、肩の小屋口登山道を利用しているものと解釈され、登山届の提出が必要です。

【ご注意:実際の登山道入口は大雪渓入口から車道を北へ50m先にあります】

ご注意:実際の登山道入口は車道を北へ50m先にあります

実際の肩の小屋口登山口

おそらく、この看板は設置場所の問題からここに建てられたものと思われますが、肩の小屋口登山口は大雪渓入口とは異なり、この画像より車道を北へ50メートルのところにあります。

 

石碑の岩

こちらはいつもお伝えする石碑の岩。

 

チングルマ − 綿毛の付け根に実ができている

そこに咲くいつもお伝えしているチングルマ。もう花は終わって実も終わってしまいましたので、もう紅葉まで変化はないと思いましたが、ご覧のようにごっそりと綿毛が落ちている様子がありました。通常はタンポポのように風に乗って飛散するので、なかなか、このような状態を見ることは多くありません。

綿毛の根元が実際の実で、これが完走して裂けて中から出てくるため、刮ハ(さくか)と呼ばれるタイプの実です。

 

大雪渓ではまだ高山植物が咲く

畳平のお花畑は6ページ目でお伝えしますが、そろそろ終盤に差し掛かっています。しかし、大雪渓ではピークは過ぎつつあるものの、まだまだ高山植物の季節が続いています。これも雪解けが畳平お花畑よりも圧倒的に遅いことに起因しています。

 

ホシガラス − 全身が星をちりばめたような模様

「雷鳥に会いたい」と、雷鳥ばかりが人気ですが、こちらのホシガラスだって、なかなかユーモラスですよ。体全身が星をちりばめたような模様のため、ホシガラスと呼ばれていて、いわゆるカラスらしくはありません。

 

ハイマツの実を集める − 冬への準備が始まる 全て採られてしまい若いマツボックリしか残っていない

ハイマツの上を盛んに飛び回っていますが、その様子に「冬への準備が始まったんだなぁ〜」と感じます。マツボックリを集めて冬に備えて備蓄するんです。右のマツボックリはまだ若いものですが、2年経つと成熟します。成熟したものはほとんどホシガラスにとられてしまい、なかなか見つけることができないんです...

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