ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.16(2016/08/26〜27) C

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(Update:2016/09/01)

 

【雪渓上部】

雪渓上部全景 残っているのは雪渓上部左側のみ− 上級者限定

現在、積雪が残っているのは、雪渓上部左側のみ。

今年は例年になく雪解けが激しく、他のエリアでの滑走が困難となり、モーグラーだけでなく、アルペンレーサーも多数お越しになり、雪渓上部左側のほぼ全域で滑走されていました。しかし、雪渓上部左側で安全に滑走できるのはモーグルコースのある右寄り部分と一番奥の左寄り部分で、中央付近は傾斜が強いため滑走には適しません。現時点では雪が柔らかく、滑走に問題ないところ状態で、これがお盆以降はバーンが硬くなり、バーン表面のギャップもひどくなって滑走困難な状況も考えられます。そのため、急斜面を滑落の危険性があるため、初心者の方の滑走は困難ですのでご承知ください。

 

今回の雪渓下端(上方75m)
2011年の雪渓下端(10月上旬、72m)
2011ノリクラ 雪渓カレンダーVol.22(2011/10/08〜09) B
2012年の雪渓下端(10月下旬、72m)
2012ノリクラ 雪渓カレンダーVol.24(2012/10/20〜19) B

雪渓下端は落書きの岩よりも上方75メートルのところにあって、昨年は10月末の時点ではこれよりも積雪が多い状態でしたので、昨年と比較することがもうできません。また、過去3年間はこれ以上の雪解けがみられませんでしたが、2012年・2011年、および、それ以前は今回と同じ程度の雪解けがみられた時期もありました。しかし、それでも10月上旬〜10月下旬になってからのことで、1ヶ月半〜2ヶ月近いの開きがあります。

 

雪渓上部左側

今回は 滑走者がいませんでしたので、滑走エリアの詳細はありません。まだ滑走可能ですが、先週よりも滑走距離が短くなっています。雪渓全体の横幅は先週とほとんど変わりありません。

 

上端部分を様子を確認します。

 

今回の雪渓上端
2012年の雪渓上端(10月上旬)
2012ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.22(2012/10/06〜07) C
2012年の雪渓上端(9月中下旬)
2013ノリクラ 雪渓カレンダーVol.21(2013/09/28〜29) C

上端部分は、昨年・一昨年以上の雪解けとなっていて、それ以前では、2012年では10月上旬、2013年では9月下旬とほぼ同じ積雪状態で、1ヶ月以上早い状況です。

 

上端から−雪渓下端まで47メートル
過去3年間より短く、それ以前の10月上旬〜下旬並み

雪渓上部左側の上端から下端までの距離は先週の53メートルから47メートルに。2015年・2014年・2013年はこれより短くならず、さらにもう少し遡ってみると、2012年・2011年は10月上旬並み、2010年は10月下旬並みの状況で、2000年以降最も短い状態です。

 

【肩の小屋、山頂への登山道】

肩の小屋 − 多くの登山者がやってくる

一日目の8月26日(金)は良く晴れた一日で、平日にもかかわらず、多くの登山者が肩の小屋にお越しになっていました。

 

お盆を過ぎても登山者は多い

お盆を過ぎても、8月中は平日でも訪れる登山者は比較的多いとのこと。

 

ソフトクリームがおいしい季節はそろそろ終わりに

晴れればそこそこ暑いので、まだソフトクリームがよく出ます。でも、あっという間に暖かいものが欲しくなるようになってきます。本当にあっという間に夏は過ぎ去り秋が足早にやってきます。

 

今日の登山道は青空が綺麗というよりも青空に浮かぶ雲が美しい...

 

もくもくと湧き上がる雲

山麓からもくもくと湧き上がる雲のダイナミックさは、視界が開けた稜線付近でないとわかりません。

 

まだ夏休みで家族連れも多い

まだ夏休みということもあって、家族連れの方々も多く見かけました。この景色をしっかりと瞼の裏に焼き付けてもらいたいものです。

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