ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.17(2016/09/03〜04) E
【紅葉情報−冷泉小屋〜摩利支天付近(標高2220〜2000m付近)】
★まだ始まっていません(例年の見頃:9月下旬〜10月上旬)★
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2013年の冷泉 2013ノリクラ 雪渓カレンダーVol.18(2013/09/07〜08) E |
2014年の冷泉 2014ノリクラ 雪渓カレンダーVol.18(2014/09/05〜06) F |
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2015年の冷泉 2015ノリクラ 雪渓カレンダーVol.18(2015/09/05〜06) D |
今回の冷泉 少し色づき始める |
こちらは標高2230メートルの冷泉。全体的にはほぼ例年並みですが、冷泉の左上の部分で色づきが始まっています。
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冷泉の左上部分 |
こちらが冷泉の左上部分。色づき始めました。
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冷泉小屋〜魔利支天中間地点(28号カーブ) |
冷泉小屋と魔利支天バス停の中間付近にあり荒田橋(あれたばし)を少し下ったあたりの28号カーブ付近。一部で色付きが見られますが、紅葉が進んだ雰囲気はありません。
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タカネナナカマド | ミネカエデ |
現時点では、これくらいの進捗状況です。葉の状態は乾燥気味の物が多いものの、今後の雨で回復を期待したいところです。
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色付きは例年9月下旬〜10月上旬 |
摩利支天バス停上の29号カーブ先。ダケカンバも部分的な黄色がみられるようになって来ました。こちらは例年と似たような状況です。本格的な色付きは例年9月下旬〜10月上旬です。
【昨年の今ごろは?】
先週は第30回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍が開催されましたが、悪天候のため、三本滝ゴールの短縮開催となりました。本来は全長20.5km・標高差1260メートルのところ、全長7km・標高差360メートルと、1/3〜1/4まで縮小され、こうなるとヒルクライムレースではなく、ほとんどスプリントレースに近い状態。陸上で言えば、マラソンがいきなり400メートル走に変更されたようなもので、各選手は緩急の激しい駆け引き合戦に翻弄され、「本来のフルコース以上に過激」と、青息吐息でゴールする選手が数多くみられました。なお、第30回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍 特集は、9月中旬掲載予定ですので、今しばらくお待ちください。
さて、ノリクラシーズンも残すところあと2ヶ月。自転車のハイシーズンが終了し、これから秋の紅葉シーズンが本格的にスタートします。そのため、今回より、紅葉情報(5ページ以降)をお伝えします。なお、昨年以降の紅葉記事や紅葉の概要・地図は、紅葉総合INDEXからご覧ください。
9月5日(土)は、雲一つない快晴。気温は8℃と9月に入って一桁台の気温になり、寒さに起きるのが億劫になります。その後、青空に薄い雲がたなびき、秋らしい雰囲気の空へ。空気感もさわやかさと冷たさ・寒さを同時に感じる状況で、先週までとは全く趣が異なり、「日差しの暑さ」ではなく、「日差しの暖かさ」を感じるという表現がぴったりな一日でした。
9月6日(日)は、曇り空の朝ですが山頂方面まで見通せる状況で天候悪化の兆しはありません。一時、青空と日差しが差し込むタイミングがあったものの、10時から本格的な雨。大雪渓はさらに11時ごろから濃霧に見舞われ、気温6℃の冷たい雨に。そのため、お昼過ぎには全員が大雪渓から撤退。午後から風雨はさらに強くなり、乗鞍スカイラインは13時10分に自転車通行止めになりました。16時頃にはかなり荒れた天候となってしまいましたが、一雨ごとに秋が深まって行きます。
大雪渓は、全体的には雪解けがさらに遅くなって、昨年よりも積雪が多い状況になってきました。
雪渓上部左側が1週間早い雪解けですが、それ以外のところでは昨年と同じか1週間程度遅く、今週は場所によっては2週間ほど遅いところまで見られるようになってきました。滑走可能エリアは雪渓上部左側のみ一ヶ所だけ。この雪渓上部左側は過去最高の長さが続いています。雪渓上部右側は積雪はありますが実質的に滑走困難。雪渓中段と雪渓下部はかなり小さくなって滑走不可になりました。また、雪渓上部左側は急斜面のため上級者・経験者限定で、これからノリクラデビューはお勧めできませんので、ご了承ください。
<編集後記>
「ヒルクライムの皆さん、秋のノリクラにもお越しください...」
先週の全日本マウンテンサイクリングin乗鞍で選手の方にお話をお聴きすると、「色々なレースがある中、ノリクラが頂点!」と、おっしゃる方が見えました。つまり、この大会を目指して練習に励んでいるということを差しています。また、「ノリクラで一年が終わって、新たな一年がここから始まる」と、一年をノリクラに賭けるという方もいて、中には大会が終わると「ロス...」という状態に方もいらっしゃるようです。
そんな放心状態の選手には、秋のノリクラがオススメ!途中で足を止めるなんてレーサー魂が許さないと思いますが、「おぉ〜!!」と引き留める紅葉の絶景があります。ぜひとも、夏とは違ったノリクラを楽しみにお越しいただきたいと思います。
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