ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.18(2016/09/10〜11)  A

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(Update:2016/09/15)

 

【乗鞍高原から大雪渓へ、沿道の風景 U(三本滝ゲート〜位ヶ原山荘)】

三本滝ゲート −この先マイカー規制

観光センターから7km先の三本滝ゲート。ここからマイカー規制で、バス・タクシー・自転車のみの通行が可能です。ゲート手前には三本滝レストハウスとシャトルバスの停留所(三本滝バス停)があり、こちらのマイカーを停めてシャトルバスに乗り換えることが可能です。

 

【県道乗鞍岳線、および、乗鞍スカイラインの給水・トイレの各施設】

ヒルクライマー向けの情報になりますが、県道乗鞍岳線、および、乗鞍スカイラインの給水・トイレの各施設はご覧のとおりです。(⇒【ヒルクライマーへのアドバイス・お願い2016年版】(レインウェアの持参、熱中症と水分補給可能場所、走行上の注意点)

 

長野県側県道乗鞍岳線(観光センター〜畳平)

場所(観光センターからの距離、標高)

バス停

飲料水

売店(スポーツドリンクなど)

コインロッカー

トイレ

観光センター(0km地点、標高1430m) ○ (自販機・売店) ○(営業時間内) ○ (公衆トイレ)
三本滝レストハウス(7km地点、標高1800m) ○ (営業時間内) ○ (自販機) × ○ (公衆トイレ)
位ヶ原山荘(15km地点、標高2350m) ○ (営業時間内) × ○ (仮設トイレ)
大雪渓(18km地点、標高2600m) △ (沢水) × × ○ (公衆トイレ)
終点畳平(20km地点、標高2702m) ○ (営業時間内) ○ (営業時間内) ○(営業時間内) ○ (公衆トイレ)

 

岐阜県側乗鞍スカイライン(ほおのき平〜畳平)

場所(ほおのき平からの距離、標高)

バス停

飲料水

売店(スポーツドリンクなど)

コインロッカー

トイレ

ほおのき平(0km地点、標高1230m)
平湯温泉バスターミナル()


○ (自販機・売店)
○ (自販機・売店)
×
○ (公衆トイレ)
○ (公衆トイレ)
平湯峠(6.3km地点、標高1684m) × × × × ×
夫婦松駐車場(9.3km地点、標高1950m) × × × × ○ (公衆トイレ)
終点畳平(20.7km地点、標高2702m) ○ (営業時間内) ○ (営業時間内) ○(営業時間内) ○ (公衆トイレ)

岐阜県側乗鞍スカイラインは、夫婦松駐車場を除き沿線上に休憩施設が全くありませんのでご注意ください。

 

かもしかゲレンデ

三本滝ゲートを過ぎるとかもしかゲレンデを横切ります。こちらは真冬になるとMt乗鞍のゲレンデとなり、道路は完全に雪に埋まってしまいます。

 

ハンゴンソウ ノコンギク

そんな冬が訪れる前に咲いている最後の花は、ハンゴンソウとノコンギク。ハンゴンソウの片隅にのアザミもありますね。これらの花が終わると完全に山野草の季節は終了し、10月半ば頃から、ゲレンデ準備のために草刈りが行われます(なお、一部ではすでに草刈りが終了しているところもあります)。

 

かもしかゲレンデ付近の紅葉は9月下旬〜10月上旬

上部の大雪渓・位ヶ原エリアの紅葉は次週末あたりから始まると思われます。ノリクラの紅葉前線は標高2600メートル付近の大雪渓で9月中下旬ごろから始まり、その後、徐々に標高を下げて、標高1800〜2000メートル付近は9月下旬〜10月上旬頃訪れます。

画像に映る木々はダケカンバで、時期が訪れれば黄色に輝くはずです。

 

摩利支天バス停付近

さらに登って、三本滝ゲートから約3km先の摩利支天バス停付近。摩利支天とは、仏教の守護神である天部の一柱ですが、旧コロナ観測所がある摩利支天岳(標高2872メートル)の頂上から不動明王を勧請して参拝しやすくしたものだとされていて、このバス停の付近に石仏が安置されています。

このバス停の先にあるヘアピンカーブをさらにもう一段登った先には...

 

湧き水、摩利支天バス停から1段上のカーブ − 天候に左右されず流れ続ける

道路の法面から水が流れ続けているところがあります。U字溝で囲ってあるため、単なる排水路に見えますが、こちらは湧き水で、天候に関係なく流れ続けています。道路はこの先はヘアピンカーブになっていて、道路は側溝のすぐ上を走りますが、そこには水路はありませんので、上の道路との間から流れ出ているようです。

水質については調査しておりませんので不明ですが、ヒルクライムのボトルが不足した場合は、自己判断で補充してもよいでしょう(筆者は飲んでも大丈夫でした)。

 

前方の山肌 ダケカンバの緑が薄くなってきた − 紅葉の前段階

中腹の2000メートル付近は、紅葉という雰囲気ではありません。しかし、前方の山肌をよく見ると、緑がまだらになってきた様子がうかがえます。ここは針葉樹(オオシラビソ)と広葉樹(ダケカンバ)が混在している場所で、ダケカンバの緑が薄くなって、紅葉に向けた前段階に入ってきました。紅葉になる前からそれに向けた準備が始まっています。

 

青空の中のヒルクライム

からっとした日差しが続き、青空を見ているだけでも楽しいヒルクライムです。

 

【乗鞍高原から大雪渓へ、沿道の風景 V(位ヶ原山荘〜大雪渓)】

位ヶ原山荘

標高2350メートルの位ヶ原山荘。観光センターから15kmの地点にあって、ヒルクライマー・登山者の休憩箇所になっています。

 

リカンベントの方 − 思っていたよりもラクだった

今朝、観光センターでお会いしたリカンベントの方。「思っていたよりも、比較的楽に登ることができました。」とのこと。

 

畳平目指して再び出発

位ヶ原山荘で一休みしたのち、畳平目指して出発です。ご覧のように寝そべってペダルを回し、「坂がきつくても、途中で足を着くのが怖い!」とのことで、何が何でも走り続けないといけない模様...

 

なんか違うぞ〜

そして、こちらも変わり種の自転車が...

 

子供用自転車...ではありません!

子供用の自転車ではありません。ご覧のように長身の方が普通に乗っていらっしゃいます。

 

小径自転車「モールトン」 − ジャージもお揃い 他のヒルクライマーも興味津々

小径モデルの自転車で、モールトンというモデルは、サスペンション構造に特徴があり、こちらの自転車はオールステンレス。重さはカーボンなどのロードバイクと比べると重いものの、エントリーモデルのロードバイクと遜色ないもの。ステンレスに溶接が施されるなど、ちょっと「通」な方にはビビッと来るものがあるようで、他のヒルクライマーも興味津々です...

 

秋のヒルクライムは楽しくみんなで

秋のヒルクライムにはちょっと変わった自転車でみんなそろって登るのが楽しいもの...

 

ここでコーヒータイムを楽しむのも目的の一つ 今日のテーマは「撮影会!」 − 見本画像を参考に...

先週は乗鞍まで自走という何かテーマを作って乗鞍にお越しになる方々を紹介しましたが、こちらのノリクラフリークの方々の今日のテーマは「撮影会!」。持参された写真の切り抜きは、自転車と乗り手のワンシーンの数々で、どうやったらそれに近い画像が撮れるか、ヒルクライムの道中に試しているとのこと...今やSNSの表紙画像にそのような画像が多数ありますから、ちょっと撮ってみたいと思いますよね〜

構図や画角などのアドバイスをさせてもらうと、「なるほど...」と再びカメラを構えて確認します。今日はヒルクライムそっちのけで、カメラマンに扮していました。

 

秋の風景を切り取る

位ヶ原から先はすでに一部で色づきが始まり、ヒルクライムどころではありません。みなさんペダルを止めて撮影大会です。

 

ノリクラの風景に溶け込む・なりきる

秋のヒルクライムは早く走ることが目的ではなく、この景色を楽しむこと、そして、ノリクラの景色に自らが溶け込んで景色の一部になりきることです。

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