ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.21(2016/10/01〜02)  A

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(Update:2016/10/06)

 

【乗鞍高原から大雪渓へ、沿道の風景U(三本滝ゲート〜位ヶ原山荘)】

三本滝ゲート − 乗鞍スカイライン通行止めの説明を受ける

観光センターから7km先の三本滝ゲート。ゲートの係員から乗鞍スカイライン自転車通行止めの説明を受けます。

 

乗鞍スカイラインは独自で自転車通行止めを実施

「どうして乗鞍スカイラインは自転車通行止めで、県道乗鞍岳線は通行可能なの?」という素朴な疑問があるかと思います。これは一般的な雨量規制に加えて、乗鞍スカイラインでは視認性が劣る自転車の安全を考慮して、濃霧・強風時に独自に規制を実施しているためです。

ただ、看板は三本滝ゲートに設置されているため、ここから先が通行止めであると、一瞬見間違える方もあって、周知徹底するのであれば、乗鞍スカイラインの県境付近にも看板の設置が必要だと思われます。

 

ゲートの前で記念撮影 来られなかった友人に送るんだ!

こちらの方もゲート前で記念撮影...来られなかった友人に送るとのこと...悔しさのあまり、お友達が「爆発」しなければよいのですか...(笑)

 

【県道乗鞍岳線、および、乗鞍スカイラインの給水・トイレの各施設】

ヒルクライマー向けの情報になりますが、県道乗鞍岳線、および、乗鞍スカイラインの給水・トイレの各施設はご覧のとおりです。(⇒【ヒルクライマーへのアドバイス・お願い2016年版】(レインウェアの持参、熱中症と水分補給可能場所、走行上の注意点)

 

長野県側県道乗鞍岳線(観光センター〜畳平)

場所(観光センターからの距離、標高)

バス停

飲料水

売店(スポーツドリンクなど)

コインロッカー

トイレ

観光センター(0km地点、標高1430m) ○ (自販機・売店) ○(営業時間内) ○ (公衆トイレ)
三本滝レストハウス(7km地点、標高1800m) ○ (営業時間内) ○ (自販機) × ○ (公衆トイレ)
位ヶ原山荘(15km地点、標高2350m) ○ (営業時間内) × ○ (仮設トイレ)
大雪渓(18km地点、標高2600m) △ (沢水) × × ○ (公衆トイレ)
終点畳平(20km地点、標高2702m) ○ (営業時間内) ○ (営業時間内) ○(営業時間内) ○ (公衆トイレ)

 

岐阜県側乗鞍スカイライン(ほおのき平〜畳平)

場所(ほおのき平からの距離、標高)

バス停

飲料水

売店(スポーツドリンクなど)

コインロッカー

トイレ

ほおのき平(0km地点、標高1230m)
平湯温泉バスターミナル()


○ (自販機・売店)
○ (自販機・売店)
×
○ (公衆トイレ)
○ (公衆トイレ)
平湯峠(6.3km地点、標高1684m) × × × × ×
夫婦松駐車場(9.3km地点、標高1950m) × × × × ○ (公衆トイレ)
終点畳平(20.7km地点、標高2702m) ○ (営業時間内) ○ (営業時間内) ○(営業時間内) ○ (公衆トイレ)

岐阜県側乗鞍スカイラインは、夫婦松駐車場を除き沿線上に休憩施設が全くありませんのでご注意ください。

 

夜明け前の大雨で斜面から勢いよく流れる

10月1日(土)と2日(日)の内容が混在しますが、1日(土)は夜明け前に激しい雨がふり、斜面から勢いよく滝のように流れています。

 

滝と紅葉の組み合わせは風景写真の定石

普段はほとんど流れのないところも、きれいなせせらぎがみられ、カツラの紅葉とのマッチングは風情ある光景となります。

 

紅葉の回廊を行く

摩利支天からさらに登ると紅葉の回廊の中を進みます。色彩豊かな中腹エリアの紅葉を目で見て味わい、そして、木々の香りを感じながら秋のヒルクライムを楽しみます。

 

木の種類が豊富 − 色彩豊か

木々の種類が豊富ですから、同じ黄色や赤でも微妙に色合いが異なり、それが上部エリアの紅葉よりも鮮やかさを演出しています。

 

冷泉

さらに登ってこちらは冷泉。

 

タクシーを停めて記念撮影。

 

会話も弾んで タクシーの旅が続く

運転手さんとの会話も弾み、タクシーならではの紅葉散策。この先も要所要所でタクシーを止めて記念撮影を続けますが、タクシーじゃないとできないサービスといえるでしょう。

 

秋のヒルクライムは道草ばかり... 鳥のように飛んで登りたい!

秋のヒルクライムは、劇坂を走り抜ける達成感が目的というよりも、沿道の雰囲気を自由に楽しむために多くの方がお越しになります。綺麗な紅葉があれば、ふらっと立ち寄って写真を取ることも気軽にできます。でも、鳥のように自由に飛び上がることはちょっと難しいかな...

 

濃霧が抜け始めた ダケカンバの存在感

冷泉小屋を過ぎて位ヶ原山荘に近づくにつれて、濃霧が薄くなり目の前の視界がはっきりして来ると、ダケカンバの存在感が際立っていました。

 

【位ヶ原〜大雪渓の紅葉は趣きのある風景に】

位ヶ原山荘 屋根板・富士見沢が屏風のように聳え立つ

標高2350メートルの位ヶ原山荘。見事にきれいな青空が広がり、屋根板・富士見沢方面が屏風のように聳え立っています。ご覧のように屋根板・富士見沢方面はほぼ落葉していて、紅葉前の緑深い森林風景から一変して、殺伐としたモノトーンに圧迫感さえ感じます。緑色の森林風景は目に優しかったので、これまではあまり圧迫感を感じなかったのかもしれませんね。

 

山麓から濃霧が湧き上がる

ご覧のようにちょうど位ヶ原山荘を境に、山麓側には濃霧が掛かっています。

 

位ヶ原11号カーブ

さらに登って位ヶ原11号カーブ付近に達すれば、森林限界が広がり、視界を妨げるものがありません。

 

枯れ残る紅葉には心惹かれるものがある

紅葉はほぼ終了し、もう見るべきところがないように感じますが、部分的に枯れ残る紅葉には、なぜかピーク時のビビッドな紅葉よりも、鮮やかさを感じてしまうもの...

 

雲が掛かったり抜けたりする瞬間を待つ中...

 

雲間から青空 息を吹き返したように輝く

雲間から青空が一瞬覗き込みます。そして、紅葉は息を吹き返したかのように輝くのです。

 

青空と雲

雲の動きと青空は相反するもので、どちらがいいかというと聞けば「青空」と、多くの方はおっしゃるに違いありません。

 

雲があるから光を感じさせてくれる

でも、雲があるから光線の存在を意識させてくれ、光に力強さを与えてくれるのも雲のおかげでもあります。

 

ダケカンバの輝き

ですから、ダイレクトに光が差しこんだ瞬間には、紅葉が輝く様子をとらえるのも良いでしょうけど。

 

ダイナミックでドラマチックな雰囲気

雲(霧)と光の両者が交差するタイミングが訪れたならば、紅葉がなくてもドラマチックな絵になります。光り輝く紅葉だけが感動できなシーンではありません。

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