ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.21(2016/10/01〜02)  C

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(Update:2016/10/06)

 

【雪渓上部 U − 秋スキー最終日】

翌日の雪渓上部左側

翌日の10月2日(日)。雲間から青空が広がってきました。

 

今日が最終日 − いつもと変わらぬ練習風景

ほぼ毎週継続してきたノリクラ通いも今日が最終日。いつもと変わらぬ練習風景が続きます。

雪解けが進み新たな空缶・空き瓶

雪解けが進むに連れて新たな空缶・空き瓶を発見。

 

トーメン印 白桃シロップ漬 − 1970年以前のもの

「トーメン印 白桃シロップ漬」は調査中。
東洋綿花株式会社は、1920年創立、2006年に豊田通商と合併した総合商社で、1970年に社名を「トーメン」に変更されているため、この空き缶は1970年以前のものとなります。

 

コカ・コーラレギュラーサイズ(1966年製、左:表、右:裏)

コカ・コーラ レギュラーサイズ(190ml瓶)は、製造時期によって印刷のデザインに違いがあって、こちらは1967〜1975年に製瓶されたタイプとされていて、こちらの実物では製造所を表記するエンボスに「66」の文字があることから、実際には1966年に製造された模様。そのため、この瓶が市場に出たのは初年度の1967年とみられます。また、瓶は再利用されるものの、利用頻度の多い瓶に見られるリターナブル痕が見られず、これまでの缶ビールの空缶の状況(古い空き缶シリーズ→       )から初年度の1967年頃に持ち込まれていても全く疑問はありません。

 

滑走距離12メートルに6本のショートポール 間隔はわずか2メートル

【雪渓上部T】でもお伝えしたように滑走距離は12メートル。そこに6本のショートポールがセッティングされていますので、間隔はわずか2メートル。右の画像でお分かりのとおり、スキーよりやや長い程度です。かなりクイックなターンが求められます。

 

ノリクラシーズン最後の指導につついて...

 

ノリクラシーズン最後の滑走 今シーズンの収穫は、普段できないことが体験できたこと

最後の一本を滑り終えます。今シーズンは各地で雪不足のため、ゴールデンウィーク(GW)からノリクラ入りしました。「今シーズのノリクラで得られたことは、普段できないことが体験できたこと」とのこと...その中で印象強く残っている出来事として、GW中にコーチにお願いして一度だけスキーを担いで稜線まで連れて行ってもらい大滑走したことを想い出として挙げ、「どんだけ大きなターンしてもいい所が、めちゃくちゃ楽しかった。来シーズンももう一度やってみたい!」と、おっしゃってくださいました。

 

撤収作業

そして、全員でポールとネットの撤収。

 

無事にノリクラシーズンを終えることができました また来年も!

大きな怪我もなく、無事にノリクラシーズンを終えることができました。スキーヤーにとってノリクラでのトレーニングは、来るウインターシーズンのためのものですから、ここで怪我をすることは一年の成果を棒に振ってしまうもの...無事に安全に終えることが最終目的です。

いつもお会いする方々と、来週からお会いできなくなるのは寂しいものですが、また、来年、元気なお姿でお会いできること。そして、良い成果の報告が寄せられることを期待しております。

 

【肩の小屋、今シーズン最終日】

肩の小屋 いつものように登山客が

こちらは肩の小屋。今日もいつもの週末と変わら登山客の方々がお越しになっています。

 

ここが終わったら絵を描きたい! SNSのトップ画面などで

肩の小屋の今シーズンの営業は今日が最終日。スタッフの方々はそれぞれ別々の道へと進みます。常々「絵を描きたい」と、おっしゃっていたこちらのスタッフ。SNSなどのトップ・プロフィール画面などでの需要があるとのこと。夢に向かって一歩一歩あゆみ進めているようです。でも、その前に肩の小屋に来て以来、一度もカットしていない髪をどうにかしないと...(笑)

 

戸板がはめられ冬支度

客室の窓には戸板がはめられ、冬支度も着々と進められています(↓)。

今年は小雪でも雪に閉ざされている(2016年5月)
ノリクラ 雪渓カレンダーVol.1(2016/05/14〜15) E
積雪の多い年はこんな感じ(2014年5月)
2014ノリクラ 雪渓カレンダーVol.1(2014/05/10) A

厳冬期の肩の小屋は、積雪の多い年だと屋根まで完全に埋まってしまいます(画像右、2014年)。今年は積雪が少なく、半分程度しか埋まりませんでしたが(画像左、2016年)、この付近は風の通り抜ける場所で、絶えず強い西風にされされています。そのため、窓や扉はすべて戸板でふさぐ必要があります。

 

ここに来てよかった − 大雪渓でテレマークの練習を重ねる

「今年はここに来てよかった。月山(※)だけだったらかなり練習不足になっていたと思います。」と、仕事の合間に大雪渓でテレマークの練習を重ねて来たこちらのスタッフ。来るウインターシーズンが待ち遠しいところです。(※ 月山(がっさん):山形県で初夏までできるスキー場)

 

肩の小屋、今シーズンの営業を終えた − 来年は7月再開予定

この後、小屋締めに向けた作業が数日行われた後、すべてのスタッフが下山します。来年の営業は7月から...肩の小屋は10ヶ月に及ぶ長い冬へと眠りに入ります。

なお、10月2日(日)の速報でも記載しましたが、周辺の山小屋の営業終はご覧のとおりです。(営業終了順)

10月2日(日) 肩の小屋
10月15日(土) 白雲荘(畳平)、銀嶺荘(畳平)
10月28日(金) 銀嶺荘(売店、畳平)
10月末 位ヶ原山荘(位ヶ原)、頂上小屋(売店、剣ヶ峰)

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