ノリクラ 雪渓カレンダー<最終号>

Vol.25(2016/10/29〜30)  C

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(Update:2016/11/03)

 

【10月30日(日) − 寒い一日、雲海が見事】

二日目10月30日 −シャトルバスは通常運行 「早く春山バスのシーズンが来ないかなぁ〜」

二日目、10月30日(日)の6時の乗鞍高原は、曇・気温2℃・無風でどんよりと雲が垂れ込める天候。また、6時の畳平は、霧・気温マイナス4℃・風速6メートルで、路面凍結などなく、乗鞍スカイラインは通常通り通行でき、シャトルバスは始発7時便から運行が始まりました。

こちらの車掌さんとお会いできるのも今シーズンは今日で最後...冬場は観光バスや松本市街地での勤務となるとのことですが、「乗鞍岳春山バスの運行が始まるく4月が早く来ないかと思いますよ。やっぱり山の方がいい..」と、里には暮らせない体質になってしまっているようです(笑)。

 

シャトルバスは10月31日で終了 一年間お疲れ様でした

シャトルバスの運行指令はこちらの窓口から行いますが、週末や繁忙期は無線指令がひっきりなく飛び交います。配車のタイミングや各バス停の待ち人数の把握など、きめ細かな対応が必要で、特に紅葉シーズンなど途中バス停での乗降が多い時期はもう大変...

でも、超ベテランのこちらの方の手にかかれば、何事もなかったかのようにスムーズに...来年も何卒よろしくお願いいたします。

 

今日はMt乗鞍のシーズン券を買うついでに紅葉散策を

さて、久しぶりにお会いする春スキーヤーの方。この時期にお会いするのは初めてかな...今日はMt乗鞍のシーズン券を購入するためにお越しになったついでに紅葉散策も楽しむ予定。鳥居尾根の登山道から三本滝に向かうコースにチャレンジしてみるとの予定...それから、トレードマークになっている「一本杖」になりそうな枝も見つけないとね!

 

濃霧の中 三本滝ゲートからは晴天に

標高1450メートルの観光センターでは低い雲が垂れ込めていて、標高1600メートルの休暇村付近からその雲の中に突入します。そして、標高1800メートルの三本滝ゲート付近からきれいな青空です。

 

かもしかゲレンデからは見事な雲海とカラマツの紅葉 幻想的な風景 − ヒルクライマーを魅了

その雲の様子はかもしかゲレンデからご覧になれます。雲海の下にはカラマツの紅葉が広がり、そこに浮かぶ雲海は手を伸ばせば掴めそうな雰囲気。訪れたヒルクライマーもその様子に感動!単に雲海が広がる状況は比較的遭遇しやすいものの、雲海の厚みが適度にあり、下のカラマツの紅葉も同時に楽しめる状況はめったにありません。

 

タクシーも停まって記念撮影 今シーズンのヒルクライム本数 − 最終的に通算41回を記録

ヒルクライマーばかりでなく、タクシーも一時停車して記念撮影を撮ります。そして、下山途中に足を止めてくださったのは、先週通算39回目のヒルクライムを達成したところでしたが、今週は41回目となりました。5月中旬のの乗鞍スカイラインから始まって5ヶ月半。時には1日3本をこなしたとのこと。来年はさらに高い目標を設定してチャレンジしてみたいとのことでした。また、来年もお会いできることを楽しみにしております。

 

位ヶ原山荘

そして、位ヶ原山荘を過ぎると...

走るのが大好き

走って下山してきたこちらの方...走るのが大好き!

 

この空気を共感 シーズン最後の思い出にはピッタリ

二人で走るって何かしらの連帯感があります。この空気を共感できる楽しみ方も味わえます。シーズン最後の思い出にはピッタリ。

 

【畳平・環境パトロールの方々・剣ヶ峰山頂はエビの尻尾】

畳平 − 気温マイナス2℃ 最後に走れてよかった〜

こちらは畳平。11時の気温はマイナス2℃。寒いを通り越して冷たい空気感が漂っています。「Webいつも見させてもらっています。最後に走れてよかった!お会いできたよかった!」と、お二人の表情からは完走できた安堵感と達成感に満ち溢れています。これが味わえるからヒルクライムはやめられないんですよね〜。

 

乗鞍環境パトロールの方々 「クマが出た時は怖かった〜でも心強かったです」

昨日は別の隊員の方にお会いしましたが、今日はちょうど交替時間で早番・遅番の方々に揃って記念撮影させてもらいました。

「6月に魔王岳にクマが出て追い出す時が一番怖かった〜。あの時一緒にいてくださったのが心強かったです。」と、今シーズン一番の思い出を教えてくださいました。(その時の様子→ ノリクラ 雪渓カレンダーVol.6(2016/06/17〜18) B【畳平周辺、道路を渡るライチョウ・ツキノワグマ】

 

耐え難い寒さ − 持ってきているものをすべて着用 登りも防寒着着用で

気温マイナス2℃ですから、登りで汗をかくヒルクライマーにとっては耐え難い寒さ。持ってきているものをすべて着用します。そして、中には登りも防寒着着用でやってくるヒルクライマーもいらっしゃいました。

今日はノリクラ全体が冷たい空気に覆われている状況で、日差しがあっても一向に暖かさを感じないほどでした。

 

肩の小屋 日が当っても霜柱は融けない

畳平を後にして剣ヶ峰山頂を目指します。こちらは肩の小屋。10月2日に営業終了して現在は無人。そして、訪れる人もまばら。登山道わきにはご覧のような霜柱がかなり大きく成長していて、日差しが当っても全く融ける様子がみられませんでした。

 

頂上は寒かった〜 エビの尻尾を撮ってきました

道中で出会ったこちらの方。山頂から下山されてきましたが「頂上にはエビの尻尾がみられましたよ!」と、デジカメの画面を見せてくださいました。

 

登山道は表面が凍結してグリップがよい

剣ヶ峰に向かう登山道は表面が凍結してグリップ程度に効いて歩きやすい状態。ただ、もっと凍結していると滑って登れる状態ではなくなります。

 

頂上直下から岩に着雪が

頂上直下に差し掛かると、岩に着雪がみられるようになります。直下の頂上小屋までは着雪はなく、本当に高いとこの位置だけが真冬の状況でした。

 

剣ヶ峰頂上 今シーズン初めてのエビの尻尾

山頂はご覧のように岩の隙間に雪があって、鳥居や社にはご覧のように、今シーズン初めてのエビの尻尾が!

 

夕方まで登山客が途切れることなく訪れる

今日は訪れると登山客は少な目でしたが、夕方まで途切れることなく、お越しの方が続いていました。

 

頂上小屋も冬支度(営業は10月31日まで) 薪ストーブを囲んで...

山頂直下にある頂上小屋。雪の重みによる倒壊を防ぐため、木の柱が四方に組まれて、冬の準備が進められています。でも、まだ営業中で、小屋の中には薪ストーブが灯され、そこには焼き芋が...暖かなコーヒーとともにいただく焼き芋は最高の味わいです。

頂上小屋の営業は10月31日まで続けられます。

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