ノリクラ 雪渓カレンダー<最終号>

Vol.25(2016/10/29〜30)  D

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(Update:2016/11/03)

 

【紅葉情報−三本滝ゲート〜乗鞍高原(標高1800〜1500m付近)】
★広葉樹は終了、カラマツは見頃に(例年の見頃:9月下旬〜10月上旬)★

ノリクラの紅葉は9月中下旬から始まりますが、それに先立ち、9月よりノリクラ雪渓カレンダーにて紅葉情報を始めています。紅葉関連の情報は下記のページをご参照ください。すでに上部・中腹の紅葉は終了し、山麓の乗鞍高原の紅葉も見頃を過ぎつつあり、カラマツの紅葉が見頃となっています。カラマツの紅葉が終了すると、すべての紅葉シーズンが終わりを告げます。

<紅葉関連情報>
■ 紅葉まとめ − 紅葉総合INDEX
■ ノリクラの紅葉の概要 −  乗鞍紅葉情報(紅葉の歩き方)  
■ ビューポイント(地図) − ノリクラガイドマップ紅葉上部エリア版(大雪渓〜摩利支天)   ノリクラガイドマップ紅葉下部エリア版(三本滝〜乗鞍高原・一の瀬エリア)

    

昨年の観光センター前駐車場
2015ノリクラ 雪渓カレンダーVol.25(2015/10/24〜25) F
今回の観光センター前駐車場 − カラマツの紅葉が見頃に
昨年より1週間遅い状況

標高1500メートル付近の乗鞍高原で紅葉は、全体的には広葉樹の紅葉が見頃が過ぎつつあり、カラマツの紅葉へとシフトが始まっています。こちらは観光センターから見た見晴峠方面の画像ですが、左の画像は昨年同時期より1週間前のもので、右の今回のものとほぼ同じ状態であることがわかります。上部エリアの紅葉は昨年よりも1週間以上早い状況でしたが、山麓の乗鞍高原の紅葉は昨年よりも1週間遅くなっています。

 

昨年の観光センター周辺
2015ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.25(2015/10/24〜25) F
今回の観光センター周辺
昨年より1週間遅い状況

上部の見晴峠方面はカラマツがしたいですが、こちらの観光センター周辺は広葉樹が主体で、すでに落葉が始まっている様子がうかがえます。左は昨年同時期より1週間早いものですから、先ほどと同様に、昨年より1週間早い状況であることがわかります。

 

カエデの紅葉が綺麗

こちらはカエデ類。紅葉のピークは過ぎつつあって落葉が目立ちますが、まだまだきれいな発色を見せてくれます。

 

昨年の鈴蘭橋
2015ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.25(2015/10/24〜25) F
今回の鈴蘭橋

鈴蘭橋付近でも広葉樹はほぼ落葉して、黄色く色づいている部分はほぼカラマツです。

 

昨年の休暇村〜三本滝間のカラマツ
2015ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.25(2015/10/24〜25) F
今回の休暇村〜三本滝間のカラマツ

昨年はカラマツのピークは過ぎて色あせてきていましたが、今年はちょうど良い発色の状態です。

 

朝日を浴びて輝く

カラマツは朝日がしっかり差し込まないと、きれいに発色しません。

 

かもしかゲレンデから

下から覗き込むよりも、上から俯瞰した時の見ごたえは十分で発色もよく感じられます。

 

一の瀬園地入口

こちらは一の瀬園地

先週の一の瀬大カエデ
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.24(2016/10/22〜23) E
今回の一の瀬大カエデ
完全に落葉

一の瀬大カエデは、先週ほぼピークの状態となりました。そして1週間が経過して、右の画像のとおり完全に落葉...

 

足元には真紅の絨毯

足元には真紅の絨毯が...ピークを迎えると一気に枯れてしまうため、ピークよりも少し前にお越しいただいた方が良いでしょう。

 

【昨年の今ごろは?】

2015ノリクラ 雪渓カレンダーVol.26(2015/10/31) @

2015シーズンのノリクラ雪渓カレンダーは先週で終了とし、最終日の10月31日(土)は速報のみの予定でしたが、白銀の世界をご覧いただくため、番外編をお届けします。

前日10月30日(金)は朝になってから天候が崩れ、乗鞍スカイラインは7時に通常開門したものの、8時20分から降雪のため通行止め。そして、標高2350メートルの位ヶ原山荘付近も午後からまとまった降雪となり、夜にかけて降り続きました。
そして、迎えた最終日10月31日(土)は、見事な快晴に真っ白なノリクラが浮かぶ朝は、乗鞍高原でもマイナス2℃まで冷え込み、今季初めての氷点下。乗鞍スカイラインは平湯ゲートからさらに山麓側まで凍結する状況で終日通行止め。長野県側の県道乗鞍岳線は冷泉小屋付近から積雪のため通行止めでしたが、その後、冬用タイヤ装着のタクシーなどに限って通行が認められました。

午前中の位ヶ原付近はきれいな霧氷銀世界。もちろん、大雪渓・山頂方面も白銀の世界で、山頂鳥居には20〜40センチものエビの尻尾が。そして、これで本当に今期最後となる秋スキーのトレーニングに訪れたスキーヤーは新雪の降り積もった大雪渓でのトレーニングを終え、名残惜しい様子を浮かべながら下山。誰もいなくなった大雪渓には雷鳥がけたたましく泣きながら真っ白な翼をはためかせながら飛び交う様子も見られました。

そして、11月初日には、三本滝ゲート詰所の撤去作業が行われ、ゲート係員の方々はタヌキとも本当にお別れになりました。

 

<編集後記>

「今シーズンの連載も無事に終了できました...」

10月になると、積雪凍結でいつまで通行できるかヒヤヒアするものですが、今年はそんな気配を全く感じさせず、最終週まで来てしまいました。3月末から始まったプレリリース版から数えると7ヶ月にも及ぶもので、ノリクラの一年の移ろい・変化を表現し続けてきました。

さて、今年一年を次のページであとがきとしてまとめてあります。最後までぜひご覧ください。それでは、今後とも乗鞍大雪渓WebSiteをご愛読下さいますようお願いいたします。( → 【あとがき −今シーズンを振り返って】

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