ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.2(2017/05/20) A

 

 

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(Update:2017/05/25)

 

【乗鞍岳春山バスに乗車】

それでは春山バスの車窓の風景をご覧ください。

 

道路工事が始まる 工事車両が定期的に走行 − 自転車等立ち入り禁止です

昨年から片側交互通行が続いていた、29号カーブ上の直線部分。今年も工事が再開されています。春山バス以外にも、土砂の運搬に大型ダンプが定期的に通行しますので、許可された車両以外の通行は絶対に行わないようお願いいたします(自転車など)。

 

冷泉小屋

そして、標高2230メートルの冷泉小屋を過ぎると...

 

雪の回廊 − まだまだバスより高い

積雪量が一気に増加し、雪の回廊の中を春山バスが進みます。運行開始から3週間が経過するものの、まだバスの背丈以上の雪の壁を楽しむことができます。

 

位ヶ原山荘に到着

そして、9時過ぎに位ヶ原山荘に到着です。三本滝からここまでの所要時間は25分程度です。

 

【乗鞍岳春山バス、位ヶ原山荘に到着】

気温16℃、快晴無風 − 強い日差しが肌を焦がす

9時過ぎの位ヶ原山荘の気温は16℃、この時間帯で二桁の気温は初めてのことです。快晴無風が続き、日差しの強さが肌を焦がす勢いです。

 

春山入山計画書の半分は地図になっています 春山入山計画書を記入提出

バスの車内で配布している乗鞍岳春山入山計画書は、A3サイズ二つ折りになっていて、半分は入山計画書で位ヶ原山荘の専用ボックスに投函し、半分は周辺地図になっています。また、春山バスの時刻表も併記されています。

 

入山口へ

乗鞍岳春山入山計画書の提出が終われば入山口へ。位ヶ原山荘から入山口は200〜300メートル先です。

 

屋根板入口

こちらは入山口の屋根板入口。

 

暑い!半袖が気持ちよい 背負うのはスノースクート

強い日差しに半袖で十分なコンディション。右の方が背負っているのはスノースクート。樹林帯の中でのツリーランも結構小回りが効き、緩斜面も足で漕ぐことができるため、ボードよりも機動性が良いとのこと。ただし、そのままの状態では、春山バスの車種によってバストランクに入らない場合がありますので、ハンドルなどを取り外した状態にして、他の方が搬入する前に積込むようにされることをオススメします。

 

出発! 何度転んでも楽しい

春山は何をやっても楽しい季節...何度転んでもいいんです。

 

屋根板上部 − 剣ケ峯方面が見える

こちらは屋根板上部。ちょうど剣ヶ峰方面が見えるようになってきました。

 

拡大

屋根板上部 亀裂の入った場所には近づかない方が賢明(雪崩懸念)

その屋根板上部の右側に視線を移すと、お椀を伏せたような感じの急斜面上部に亀裂が見られます。厳冬期はしばしば雪崩が発生する場所です。これからの時期の雪崩発生はこれまで見られませんが、ご覧のように亀裂が入っています。この場所を歩かざるを得ない状況でない限り、迂回するルートを選定したほうが良いかと思われます。

画像左で申し上げるなら、現在撮影しているポイントからそのまま真っ直ぐ行くルートを取ったほうが安全でしょう。

春山滑走エリアの地図はノリクラガイドマップ 春スキー版<対象時期:4月末〜6月下旬>  にて案内しております。地図内の「3号カーブ付近」がこちらに相当します。

 

【県道乗鞍岳線の除雪、位ヶ原5号カーブ・4号カーブ】

5号カーブ − 除雪が進む

さて、屋根板を登り切って位ヶ原に出ると最初に到達するのが5号カーブ付近。今週に入ってご覧のような除雪がこちらまで進んできました。

 

5号カーブは8.7メートルの雪の壁

県道乗鞍岳線の中で最も積雪量の多いのは大雪渓下の4号カーブですが、こちらの5号カーブもそれに匹敵かそれ以上の積雪量です。現在の雪壁の高さは8.7メートル。

 

もっとも高いのは4号カーブ(除雪中)

そして、こちらが4号カーブで、まさに除雪中の現場です。

 

ロータリー車がミニカーに見える迫力 吹き上げた雪が届かない

実際には、大型バス程度の大きさのロータリー車も、ミニカーに見えてしまうほどど高い雪壁。吹き上げた雪が、壁に届かないほどの高さになっています。除雪を担当される方の話では、例年よりもかなり多い積雪ですが、あと数日程度で4号カーブの除雪は完了するとのことで、大雪渓への到達は時間の問題といえるでしょう。

 

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■ご注意■

今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)

 

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