ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.3(2017/05/27) A

 

 

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(Update:2017/06/01)

 

【乗鞍岳春山バス、位ヶ原山荘に到着】

位ヶ原山荘

9時過ぎに到着した位ヶ原山荘も快晴!気温は9℃で暑くもなく寒くもない状況。

 

この賑やかさもあと数日のみ

おそらく、位ヶ原山荘でのこの混雑は、あと数日で最後...大雪渓まで延長されると、また、いつもの静かな雰囲気が戻ってきます。なお、大雪渓から位ヶ原山荘への下山滑走は、まだ可能ですので、帰りは位ヶ原山荘でコーヒーや生ビールを楽しみながら、春山バス下り便を待つというスキーヤー・ボーダーの方々もたくさんいらっしゃいます。

例年であれば、大雪渓から位ヶ原山荘への下山滑走は6月中旬ごろまでです。それ以降になると、雪の下を沢が走るようになり、踏み抜きの危険があります。

 

位ヶ原山荘のトイレ

位ヶ原山荘のトイレが、山頂方面の中で、唯一の公衆トイレでしたが、今週になって、大雪渓のトイレ・避難小屋が利用可能になりました。こちらは次のページでもお伝えしております。

 

屋根板入口に移動

位ヶ原山荘に到着して、この風景をじっくり眺めるのが最後になるのはちょっともったいないほど美しい景色。

 

屋根入口

位ヶ原山荘から数百メートルのところにある屋根板入口。先週までは見えなかったガードレールが出てきましたから、一面雪原のなかにも着実に雪解けが進んでいることがわかります。

 

バーンはすでにグサグサ 出発の準備

気温は高くなくとも、バーンはすでにグサグサ...やはり、日差しがかなり強いということですね。この時期は紫外線が最も強いため、日焼け対策をしっかり行ってください。また、今日のような爽やかな空気が流れる日はまだ良いものの、暑さに体が慣れていませんので、水分はやや多めに持参することをオススメします。

 

【雪壁を楽しむ、位ヶ原山荘から大雪渓へ車道散策】

車道からの雪化粧(位ヶ原山荘上)

乗鞍岳春山バスは、バックカントリースキーヤー・ボーダーや登山者の方々だけではなく、一般の観光客の方のご利用も増えてきています。雪景色を堪能してもらうため、除雪が完了した区間は一般観光客の方が散策することが可能になっています。なお、除雪作業区間にはゲートを設置し、立ち入りできない対策が取られています。

 

位ヶ原山荘上 14号カーブ
ノリクラガイドマップ県道乗鞍岳線版

今週に入って、大雪渓駐車場まで除雪が完了しました。位ヶ原山荘から大雪渓駐車場まで道のりは約3.5kmで、徒歩で片道1.5時間以上かかるはずです。

 

位ヶ原11号カーブ
ノリクラガイドマップ県道乗鞍岳線版
位ヶ原5号カーブ
ノリクラガイドマップ県道乗鞍岳線版

位ヶ原山荘から約1.5kmほど歩くと森林限界を超えた位ヶ原に到達できます。左の画像は11号カーブ付近。ここからは右の画像のような広大なロケーションを楽しむことができます。県道乗鞍岳線のカーブ番号は、ノリクラガイドマップ県道乗鞍岳線版  をご覧下さい。また、春山スキーに関してはノリクラガイドマップ 春スキー版<対象時期:4月末〜6月下旬>  をご覧ください。

 

位ヶ原5号カーブ
ノリクラガイドマップ県道乗鞍岳線版

積雪がぐっと多くなるのは5号カーブから。現在、7.5メートルの積雪があります。先週は8.7メートルありましたので、かなり激しく雪解けしています。

 

大雪渓下 4号カーブ
ノリクラガイドマップ県道乗鞍岳線版

さらに進んで、大雪渓から数百メートル手前にある4号カーブ。この日もこの雪の壁をご覧になりたい方々が頻繁にお越しになっていました。

 

雪の壁は7メートル(カーブ内側) カーブ外側は測定できない

雪の壁は現在7メートル。これはカーブ内側の雪の壁の高さです。外側は除雪作業で飛ばされた雪で高くなっていますので、こちらは内側よりも高くなっていますが、雪壁が垂直になっていませんので計測不能です。

ここ数年で比較すると、もっと高い年がありましたので、特別に多い状況ではなさそうです。なお、5月31日より、乗鞍岳春山バスは大雪渓まで延長運行されることが決まりました。

 

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■ご注意■

今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)

 

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