ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.4(2017/06/03) @
5月31日に乗鞍岳春山バスは大雪渓まで延長運行が始まり、春山スキーは後半戦へと移り変わって行きます。稜線から滑走できるのもあと数週間程度となり、滑りおさめのバックカントリースキーやが増えてくることでしょう。それと同時に、大雪渓でのトレーニングにいそしむ夏スキーヤーの季節も目前まで近づいています。
5月中は本当に良い天気に恵まれましたが、今回もまだまだ5月の名残が残っているような状況です。来週には梅雨入りを迎えますので、貴重な晴れ間を十分楽しんでおかなければいけないでしょう。
■ご注意■
今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)
【6月3日(土)、観光センター前駐車場】
観光センター前駐車場 |
早朝7時の観光センター前駐車場。
快晴無風の朝 − 明け方は2℃まで冷え込む |
ご覧のようなきれいな快晴の朝を迎えます。7時の時点ではすでに12℃まで上昇していますが、夜明け前は2℃まで冷え込みました。
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先週の高天ヶ原・剣ヶ峰 ノリクラ 雪渓カレンダーVol.3(2017/05/27) @ |
今回の高天ヶ原・剣ヶ峰 山頂付近が降雪で白くなる |
昨日は降雪に見舞われ、岐阜県側の乗鞍スカイラインは通行止めになりました。ご覧のように、山頂方面の岩場はうっすらと白くなっています。ただ、先週と比べてみても、積雪量が増加するほどの降雪ではなかった模様です。乗鞍スカイラインは昨日の霙がそのまま凍結したため、今朝も通行止めが継続されています。
春山バス − 位ヶ原山荘までの折り返し運行 |
長野県側の県道乗鞍岳線も同様で、位ヶ原山荘より上部は積雪凍結に見舞われ、5月31日より大雪渓延長運行を始めた乗鞍岳春山バスは、始発便と2便については位ヶ原山荘までの折り返し運行となりました。
県道乗鞍岳線の三本滝から上部は冬季閉鎖中で、乗鞍岳春山バスのみが特別に運行されています。早朝、バス会社による道路パトロールが行われましたが、位ヶ原山荘より上部は凍結がひどくて、パトロールに向かった車が登っていけなかったとのこと...
大雪渓でのトレーニングを楽しみに多くの方がお越しになる |
大雪渓での滑走トレーニングを楽しみにお越しになったスキーヤー・ボーダーもたくさんお越しになっていて、「これじゃ〜、岐阜側から回ればよかったかなぁ〜」とのつぶやきも。しかし、路面凍結による通行止めは、岐阜県側の方が比較的多く、今回もほおのき平駐車場(乗鞍スカイラインシャトルバスの乗換駐車場)から、急遽移動してきたという方もいらっしゃいました。
なお、この日、乗鞍スカイラインは最終的に終日通行止めとなってしまいましたが、乗鞍岳春山バスは3便から大雪渓までの通常運行となりました。
乗鞍高原は新緑と花の季節を迎える (左:コナシ(ズミ)の白い花、右:レンゲツツジの赤い花) |
さて、新緑の季節を迎え、乗鞍高原は花々に囲まれるようになってきました。現在あちらこちらに白い花をつけているのはコナシ(ズミ)。比較的、背の高い木で、木全体が白くなっています。この時期に大きな木に咲く花は、コナシ(ズミ)とウワミズザクラの二つしかありませんのですぐに見つけられるはずです。また、レンゲツツジの季節もそろそろ近づいています。
こちらのふたつは、次のコーナーでもご紹介いたします。
始発便は4台運行 − 長蛇の列 |
そして、乗鞍岳春山バスの始発便は先週同様に長い列ができ、先週よりも多い4台が運行されました。
【一の瀬、レンゲツツジ・コナシ・ミツガシワ】
一の瀬つつじ園 − レンゲツツジはまだつぼみ |
こちらは一の瀬つつじ園。レンゲツツジは左の画像のとおり、まだ、何も咲いていません。満開の時期になれば真っ赤に染まり、それは剣ヶ峰山頂からでも識別できるほどです。右の画像は一の瀬つつじ園の中でも最も早く進んだものをピックアップしたもの。開花まで少なくとも1週間程度は必要と思われます。
一の瀬のコナシ(ズミ)はちょうど満開 |
そして、コナシ(ズミ)はちょうど満開の時期。今年はちょっと遅めかもしれません。
どじょう池のミツガシワ |
どじょう池のミツガシワは、少し終わりに近づいた状況です。このようにいろいろな花が季節をバトンタッチしながら咲き続けるのが乗鞍高原を潤わせてくれるます。
■ご注意■
今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)
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