ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.6(2017/06/16〜17) A
【大雪渓までの沿道・雪壁の様子】
それではここからは大雪渓までの沿道の様子をお伝えします。
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今回の鈴蘭橋 − 新緑がまぶしい | 2014年の鈴蘭橋紅葉 2014ノリクラ 雪渓カレンダーVol.24(2014/10/18〜19) D |
乗鞍高原一帯は、若い新緑の色合いから、しっかりとした緑がまぶしい状況になってきました。しかし、あと4ヶ月もすると、右の画像のような見事な錦絵が描かれます。季節の移り変わりは本当に早いものです。
緑の中にも...(↓) |
標高が高くなるにつれて、季節は少しずつ逆戻りし、春先の頃のような若い新緑の雰囲気へ変わって行きます。そんな緑一辺倒な状況をよく見ると...
ムラサキヤシオツツジ | オオカメノキ |
ムラサキヤシオツツジやオオカメノキが花を咲かせています。こんな花々を見つけられれば、春山バスの車窓も単に雪の壁だけでなく、いろいろな楽しみ方ができるはず...
通称:石畳(名残) | 冬至、スリップ防止のため、コンクリートで部分舗装 |
さて、県道乗鞍岳線で自転車やマラソンをやったことのある方ならお分かりかと思いますが、観光センターから10〜11kmほど過ぎると、急勾配の九十九折れの区間に差し掛かります(27〜25号カーブ、ノリクラガイドマップ 県道乗鞍岳線版を参照)。現在は綺麗なアスファルト舗装でしたが、それまではヘアピンカーブ部分だけ、コンクリート舗装にスリップ防止の溝が刻んでありました。おそらく、全体が未舗装だった時に急斜面のスリップ防止にヘアピン部分だけコンクリート舗装したものだと思います。
刻まれた溝が結構深く、その状態からこの区間は「通称:石畳」と呼ばれていますが、すでにアスファルト舗装されてしまいましたので、この言葉も次第になくなって行くかもしれませんね。
位ヶ原山荘 |
そして、標高2350メートルの位ヶ原山荘を超えると...
見事な雪景色! |
ここから先が5月31日より延長運行された区間で、広大な雪景色が広がります。この付近から森林限界が始まるため、広々とした雰囲気へと変わって行きます。
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先週の位ヶ原 − 今週はほとんど雪解けが進んでいないことがわかる |
こちらは先週の同じ場所の画像。比べてみてもほとんど雪解けが進んでいないことがわかります。これは観光センターから見た山頂方面と同じ傾向です。
雪と青空のコンビネーション |
こんな光景はなかなか見られません。確かに広々とした雰囲気は日本離れしたもので、それだけでもなかなか見られないものですが、この時期にこれだけの青空はなく、残雪と青空の織りなす風景は、梅雨の時期には見られない光景なんです。
5号カーブ雪壁 |
そして、春山バスの最大の目的は雪壁。
4号カーブ | 高さ6.5メートル |
位ヶ原を進むとこのような場所が数か所あります。その中でも、5号カーブと4号カーブはバスの背丈の2倍もの積雪が残っています。5号カーブと4号カーブの位置は、 ノリクラガイドマップ県道乗鞍岳線版 にてご確認ください。
穂高連峰をバックに春山バスは大雪渓へ |
今日は遠景もくっきりと映えていて、穂高連峰と雪壁がまるで屏風のようなダイナミックな広がりを見せてくれます。この先を行くと大雪渓は間もなくです。
【大雪渓に到着】
大雪渓に到着、気温12℃、ひんやりとした空気 |
春山バスが到着した大雪渓駐車場(大雪渓・肩の小屋口バス停)の気温は12℃、ご覧のとおり、雲一つない快晴で、ひんやりとした空気が流れています。
山頂を眺めて (×印が明日の天空マラソン折り返し地点) |
雪と青空のコンビネーション |
大雪渓入口付近に大きな×印がありますが、こちらは明日の乗鞍天空マラソンの折り返し地点です。標高差1200メートルのフルマラソンは日本一過酷かもしれません。そして、右の方は「今日で今シーズンは最後かもしれない」とのこと、そろそろ、春スキーは終盤となります。しかし、今年は積雪量が多いため、もうしばらく稜線からの滑走は可能です。
記念撮影 |
その稜線に向かって出発するこちらの3名。厳冬期に富士見沢から飛び降りる様子を撮影した記憶があります。まぁ〜あの急斜面でできるものだと感心しました。
稜線目指して |
それでは皆さん稜線目指して出発します。
■ご注意■
今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)
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