第12回 乗鞍天空マラソン

(2017/06/17〜18) A

 

 

(Update:2017/06/30)

 

【6月18日(日)、レース当日】

大会当日 − 曇・気温12℃ 山頂方面はまだはっきり確認できる

大会当日の6月18日(日)。早朝6時の乗鞍高原の天候は、曇り空・気温12℃です。アウターを着ていないと寒さを感じるコンディション。山頂方面はご覧のようにはっきり確認できますが、この後、徐々に雲に飲み込まれて行きます。

昨日までの真っ青な快晴ではなく残念ですが、選手の皆さんにとっては、今日のように日差しがなく、ちょっと肌寒いくらいの方が好条件といえるでしょう。

 

弁当作り − 朝一番速いのは地元の女将さん

まだ、閑散としている大会会場ですが、すでに準備は始まっています。大会関係者用の弁当を作っている地元の女将さん達。朝の4時30分に集合して240個分の弁当を仕上げます。6時には上部エリアのスタッフが現地に移動しますので、それまでには作り終えなければなりません。

実はこちらの女将さん達の多くは、それぞれの旅館。民宿を家業としていて、朝4時・5時に出す選手の朝食の準備を済ませてからお越しになっています。それだけではありません。昨日は選手の夕食を出し終えた後、夜中に集まって、大雪渓のエイドステーションで提供する山菜煮物を作っていたとか...

人知れず働き詰めの女将さん達ですが、「でもね〜。昨年の記事に『裏方さんの裏方さん』って、私たちを出してくれたがうれしいかったよ!」と、声をかけてくださいました。

 

大鍋をもって足早に... 軽トラの荷台へ

その山菜の煮物。大雪渓エイドステーションを担当する方の軽トラの荷台へ。

 

大雪渓のエイドステーションへ
一晩寝かせ、味は間違いなし!

一晩寝かせてありますから、味の方は間違いありません!一回り小さい蓋を落し蓋に使うところが永年の知恵でしょうか?

 

スタート・ゴール地点 設置が始まる

さて、昨年までは観光センター前の道路がスタート地点でしたが、今年から観光センター駐車場内に変更されました。フルマラソンと35kmコースは、観光センターを出た直後の走行方向が違うからです。

 

ボランティアスタッフも総出で

ボランティアスタッフも規制線のパイロン設置を手伝います。何せ今年初めてのことですから、位置決めも試行錯誤で決めて行きます。

 

時間とともに選手が会場に集まり始めます。

 

35kmコースに出場 フルマラソン? − コースが上の方に延長されるなら...

私たちは全員35kmです。この大会にはもう何回も出場していますが、フルマラソンは時間的に厳しいので出ようと思わなかった。コース内の足切り時間というよりも、都内まで帰らなくっちゃならないので、そちらの方の足切り時間かな(笑)?もし、フルコースに出るんだったら、大雪渓より上のコースを回りたいですね。その方が絶対魅力的だから〜。

でも、ゴールが観光センターに変更されたのは良かったと思いますよ。走っている時はあったかいけど、三本滝でシャトルバスを待っていると、みんなブルブル震えっちゃって。雨除けの場所もあまりないし...

 

メイド仮装でフルマラソンに 通勤仮装選手のくだらない小道具に白い眼差し

メイド仮装で出場する左の選手、「無謀にもフルに出場します。」とのこと。

「仮装でフルマラソンは厳しくないですか?」と、お聞きすると、「いや!、これは仮装じゃないんです〜正装なんです!」との答えが(笑)。「普通のマラソンの恰好して走ることはないんですか?」と、お聞きすると「ないですねぇ〜絶対コレです!」

そして、右の通勤客風の選手に「鞄の中に何が入ってますか?」と、尋ねると。そこから出てきたのは、通勤中・帰宅中のタスキとお土産。「できたら、下山は帰宅中という設定で、タスキを変えて、お土産を手に提げて走る予定ですわ〜」とのこと。それを隣で見るメイド正装(?)の選手は白い目でかなり引いてました...

まぁ〜筆者から見たところは、どちらも同じ仮装レベル(?)と思いましたが...(笑)

 

大雪渓でスキー仲間が待ってます 何とかなりますよ〜

「今日はスキー仲間が大雪渓で待ってくれているので楽しみです。」と、おっしゃるのは毎週のようにノリクラに山スキーで通っている常連の方。残念ながら、山岳路線がコースになっている都合上、沿道の応援は期待できず、各スタッフからの声援や選手同士の応援で盛り上げて行くしかありません。

昨日もお会いした右のお二人。「何とかなりますよ〜」と、昨日以上に楽観的。まぁ〜それくらいの心の余裕を持ってないと、この大会の過酷さを克服することはできませんね。

記念撮影に引っ張りだこ 今年は浦島太郎・桃太郎・金太郎・一寸法師

今年は浦島太郎・桃太郎・金太郎・一寸法師。毎年、テーマ決めるのは大変〜。毎年かえなくっちゃいけないし。今年は35kmに出場します。フルマラソンは今のところ自信がないし、この格好で4人そろってゴールしたいですから...

 

2016年はドラコンボール
第11回 乗鞍天空マラソン(2016/06/18〜19) A
2015年は水戸黄門と当山の金さん
第10回 乗鞍天空マラソン(2015/06/20〜21) C

ちなみに、過去大会ではこんな感じでした。毎年、嗜好を凝らしています。

 

【開会式】

開会式 − 幕開けは元 乗鞍高原出身のシンガーソングライターの高橋 あず美さんの熱唱

7時10分、開会式が始まります。まず最初は、地元 乗鞍高原出身のシンガーソングライターの高橋 あず美さんの熱唱から始まります。

 

アルプホルン − 大野川学校の子供たち 選手の皆さんが微笑ましく見守る

そして、乗鞍高原といえばアルプホルンの音色が似合います。今年から大野川学校の子供たちによる演奏。小さな子供たちの一生懸命な吹奏が大きなアルプホルンを響かせる様子に、選手の皆さんが微笑ましく見守っています。

 

大会長 福島 真氏より大会のあいさつ フルマラソン − 昨年宣言しちゃったから、やるしかないね〜

そして、大会長であるのりくら観光協会会長 福島 真氏より大会のあいさつが始まります。

「今年からコースが変わりましてフルマラソンが加わりました。去年、『わたくしのひとこと』からこのように変わってしまいまして、大変申し訳ありません。蓋を開けてみますとフルマラソンの方が多いということで、私共も大変驚いております。スタッフの着ております「楽しさ 苦しさ 増量」というキャッチフレーズで準備を進めてまいりました。35kmの方ですが、一旦スタートいたしまして、すぐゲレンデを走るという整地をしてございませんので、足元の小石などに気を付けて走ってください。フルマラソンの方は一の瀬の方に向かって途中で折り返す形にことになりました。標高が高い所でありますので、自分の体に合った形で走っていただきたいと思います。なお、今朝、気温7〜8℃で山の方は雪があって、雪の中を走るという全国でも例のみない大会でございます。大会が終わりましたら、ぜひ、皆さんのご意見をお聞かせください。来年に向けて準備をしてまいりたいと思います。来年もぜひこの格好でやらせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。それでは、第12回乗鞍天空マラソンの開会を宣言いたします。どうぞ頑張ってください。」

「わたくしのひとこと」とは、「昨年までは2000人を超えていたんですが、天候のせいもあると思いますけども、11回の大会を迎えまして、この大会も何か少し変わっていかなければならなと考えています。そこで、私共考えておりますのは、コレ、フルマラソンにしたいとちょっと考えております。」と昨年の大会宣言のこと。檀上から降りてこられて、「昨年、宣言しちゃったから、もう、やるしかないね〜〜。あぁ〜(笑)」と、苦笑。

でも、これで、大会の流れが大きく変わったことには間違いなく、有言実行とはまさにこのことですね!

 

昨年女子優勝の杉浦美由紀選手(左)
35kmコースで連勝を狙う
チームメイトも優勝を狙う
岸本泰彦選手(中)、藤本英幸選手(右)

こちらは昨年女子優勝の杉浦 美由紀選手。これまでにもフルマラソンは無理!とおっしゃっていて、今回は35kmでの出場。チームメイトとのリラックスした時間を送ります。「この人(中央の人)、優勝候補だから...」と、ご紹介くださったのは1053 岸本 泰彦選手。ちなみに、昨年優勝の四辻 剛選手はフルマラソンに出場です。

 

レースプロデューサーの三浦誠司氏

そして、レースプロデューサーの三浦誠司氏から、大会の注意点などの説明がなされ...

スタートが刻々と近づく

この後、7時30分に35kmコースがスタートし、7時40分にフルマラソンがスタートします。

 

エントリー数1602名 − コースが撚り過酷となり、迷った選手も多かった

エントリー数1602名ですが、実際の出場者は例年よりも若干少なくなっている模様。それだけ、多くの選手が迷ったうえでの出場を決めてこのスタートの瞬間を迎えます。

 

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