第14回 乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム

(2017/07/08〜09) C

 

 


 

【いよいよゴール】

ゴール 応援の人々が待つ

そして、こちらがゴール。すでに多くの観客(応援者)がトップ選手の到着を待ちます。9時の畳平の天候は曇・13℃・ほぼ無風で、ヒルクライムには最適なコンディションといってよいでしょう。

 

2014年の第11回大会からゴール位置が400メートル手前に

本大会は2014年の第11回大会より乗鞍スカイライン全面通行止での開催となり、それまで畳平入口がゴールでしたが、長野県側から畳平への進入経路確保のため、ゴールが長野県側T字交差点より山麓側に変更され、従来より全長が400メートルほど短くなっています。

 

優勝は田中選手、59分25秒。 − 現行コースでの大会レコードを更新

トップでゴールしたのは田中祐士選手、タイムは59分25秒。乗鞍スカイライン全面通行止めでのコースになってから初めての1時間切りを果たし、大会レコードを更新しました。

 

2位 矢部周作選手、1時間00分37秒 3位 中村俊介選手、1時間01分33秒

そして、2位は矢部周作選手(1時間00分37秒)。3位は中村俊介選手(1時間01分33秒)。

 

男子B優勝、和田樹選手、1時間02分07秒

男子B優勝は朝日大学の和田樹選手(1時間02分07秒)。昨年に続いて二連覇で、その前年の高校時代の男子Aの優勝も合わせれば三連覇。そして、チャンピオンクラスの田中選手・矢部選手・中村選手に続いて、総合4位の成績です。

 

男子A優勝、佐藤竜太選手、1時間04分49秒

中学生・高校生部門の男子Aは岐南工業高校の佐藤竜太選手(1時間04分49秒)。

 

白ヘルメットと赤ジャージを暖かく見守る岐南工業高校の父兄の皆さん。

ゴールエリア付近は、岐南工業高校の選手が到着するたびに、一段と声援が大きくなります...応援に訪れているのは岐南工業高校の父兄の方々。息子さんたちの活躍に一喜一憂です。

 

男子B 3位、石川豊久選手

昨年は男子Aに出場し優勝した石川豊久選手。今年は大学生になって男子Bでの出場。朝日大学の選手層に食い入って3位入賞。

 

男子C優勝、野原弘貴選手、1時間08分20秒 男子D優勝、飯田剛士選手、1時間04分55秒

男子Cは野原弘貴選手(1時間08分20秒)、男子Dは飯田剛士選手(1時間04分55秒)。

 

ゴール直前はスプリントレース

桔梗ヶ原からゴールまでの約1kmほどは、これまでの急勾配から解放されてほぼ平坦になり、ここで最後の勝負に出ます。最後にスプリント的な走りを出し切れるだけの体力が残っているかが勝敗にかかります。

 

ゴールの瞬間に見る風景、選手の脳裏にはっきり焼き付くもの

でも、勝敗にかかわらず、このゴールラインを切った瞬間の風景が、選手の脳裏にはっきりと焼き付いているのではないでしょうか。

 

【出走者数・完走率】
エントリー数 出走数(A) 完走数(B) リタイア(A−B) 完走率(B/A)
944名 843名 824名 19名 97.8%

今回のレースは843名が出走し、完走824名・リタイア19名でした(完走率:97.8%)。

 

【ゴール後のひととき】

長野県側からのバス・タクシーの走行に注意 ゴール後はそのまま畳平駐車場へ

ゴール後は立ち止まらず、下山待機場所に指定されている畳平の駐車場(鶴ヶ池駐車場)まで走ります。画像には長野県側のシャトルバスが畳平に入っていくところが写っておりますが、乗鞍スカイラインは大会期間中は全面通行止めで、岐阜県側のシャトルバスは一時運休されてますが、長野県側のシャトルバスは通常通りの運行が継続されています。

 

MTB部門廃止でロードに転向 − 「やっぱりロードでも厳しい!」

昨年まではMTBの部門で出場されていたものの、今年から廃止されてしまったため、ロードの部門で出場しました。「いや〜やっぱりロードでも厳しいコースであることは変わりませんね〜(笑)。でも、今回は気候が良くて走りやすいかったですよ!」

 

畳平駐車場、下山待機場所

こちらが畳平の下山待機場所。ちょうど、畳平の駐車場の北側半分が指定されています。

 

天気良くて、気持ちよかった〜 高山観光と大会のセットは毎年恒例行事ですよ

「天気良くて、気持ちよかったですね。タイムは全然ですけど〜(笑)。振り返る余裕は普通はないんですけど、振り返るとやっぱり景色イイですよ。スタッフの人の声援に元気をもらえて。高山での観光と大会のセットは毎年恒例行事ですよ(笑)。」

大会の前後に高山や奥飛騨へ観光に訪れる選手もいらっしゃるようで、ノリクラにとどまらず、周辺の観光地も合わせて楽しむことができるのは、飛騨高山の魅力の一つでしょう。

 

「3位でした〜」(宮崎選手) 「僕も3位でした〜くやしい。」石川選手

3位でした〜と宮崎選手。そしてその隣で「僕も3位でした〜くやしい。」と石川選手。

 

昨年より2分早くなっているのに...

その石川選手。「去年より2分早くなって1時間6分半位。去年だったら優勝タイムなのに順位が落ちた〜(泣)。それで去年優勝した人が1時間2分。岐南も朝日もめちゃくちゃレベルが上がってますよ。悔しいから来年も年代別で出ますよ。次は全日本マウンテンサイクリング乗鞍で!」と、気持ちを切り替えて、来年の大会での活躍を期待します。

 

追い込んで追い込んでゴールすると、開放感抜群! 途中給水場所があったほうがいいと思う

「平湯峠までは暑かったけど、それ以降は涼しくて良かったですよ。終わった瞬間がいいんじゃないですか。九十九折れが終わって、軽い直線のところでそこから力すべて使い果たしてやろうと思ってここまでやってくると、追い込んで追い込んでゴールすると、開放感抜群ですよ。」

そして、右の方は「スタート順は女子の選手を先にしてあげたほうが良いでしょう。到着時刻が男子よりも遅いんだから。それから、途中に給水場所があったほうがいいと思う。」とのご意見でした。

 

ロードレースって駆け引きがあるんですね! ゴールで抜かされて悔しい〜〜

始めてヒルクライムレースに出場した真ん中の方。

「あの〜私、トライアスロンしかしたことがなく、初めてのヒルクライムレースだったんです。女子同士の駆け引きがあって、私がレースを引っ張る形になったんですよ。そしたら、後ろの選手が「ゆっくり行きましょうよ〜!」なんて声かけられるけどそんなの関係なく、がーっと行ったら、最後の最後になって、後ろについてる選手にゴールで抜かされちゃって、もうくやしい〜〜!」

まぁ〜、ロードレースはそういう世界なんですが、お話を聞くとトライアスロンは先行者を風除けにして走行することは禁止されているとのことで、ヒルクライムを含めたロードレースがそのような世界ということはご存じなかったようです。来年は駆け引きを使えば、勝算が期待できますね!

 

最年少の篠島 瑠樹選手
他選手にマークされ思うようには行かず

こちらは、今回大会の最年少の篠島 瑠樹選手(中学1年生)。将来はオリンピックへの出場をめざし、今回は男子Aの表彰台を狙っての出場。
今回の感想についてお聞きすると、「今日は辛かったです。完全に調子よかったわけではなかったけど、思ったようにはいかなかった。駆け引きというか、抜こうとするとマークされていて、うまく行かなかった。8月の長野県側の大会にも出ます!」

前述の選手と同様に、なかなか思うように行かないのがヒルクライムなのかもしれませんね。

 

下山が始まります − 大会会場へ一斉に戻ります

レースが終盤に差し掛かると順番に下山が始まります。自己ベストを更新された方、とにかく完走だけが目標だった方。様々な思いをこの大会に寄せて多くの選手が参加しました。

 

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