ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.15(2017/08/17) C

 

 

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(Update:2017/08/24)

 

【畳平、お花畑】

15時前の畳平バスターミナル − 下山のシャトルバスを待つ長い列

こちらは15時前の畳平バスターミナル。今日も午後を中心に多くの方が下山のシャトルバスを待ちます。休日の下り便はどの便も込み合うため、お早目に並んでください。

 

お花畑 入口の階段付近。

それではここからはお花畑の様子。こちらは入口の階段付近。

 

ハクサンイチゲ ミヤマキンポウゲ

まだハクサンイチゲが咲いています。その隣の黄色い花はミヤマキンポウゲ。初夏の高山植物は可憐な美しさがありますね。

 

ただ、全体的には晩夏の花へと変化しています。

 

ヨツバシオガマ モミジカラマツ

ヨツバシオガマはそろそろ終わりの時期に。モミジカラマツは今が最盛期。

 

ミヤマキンバイの紅葉が始まる

しかし、よく見ると、葉が赤く染まり始めています。

 

遊歩道を奥へ

それでは分岐点からさらに奥へと進みます。

 

コウメバチソウ オンタデ − 赤い雌株と黄色の雄株

今週になってようやく開花を始めたのはコウメバチソウ。例年なら、1〜2週間遅い状況です。右の画像はオンタデ。ちょうど赤い雌株と黄色い雄株が交互に存在している様子がわかります。

 

ウサギギク

こちらはウサギギク。

 

中心部分 − 辺縁部から中心へと開花していく

ウサギギクをよく見ると、中心部分の頭頂花がまだ開花していないものと、全部開花しているものがあることに気付きます。頭頂花の開花は辺縁部分から徐々に中心に向かって進んで行きます。

 

ヤマアキノキリンソウが一斉に咲き誇る

そして、群落とまでは行かないものの、ミヤマアキノキリンソウが一斉に咲き誇っています。今回の一番のトピックスはまさにミヤマアキノキリンソウの群生。

 

さらに一番奥まで進むと...

 

ミヤマクロユリには実が イワギキョウ

ミヤマクロユリには実ができ始めています。イワギキョウもまだまだ頑張っています。

 

トウヤクリンドウが咲くと高山植物の季節が終わる

そんな中、一輪のトウヤクリンドウが咲いています。この花が咲くと高山植物の季節が過ぎ去っていくことをあらわすサインです。

 

花の時期から草紅葉の季節へ

そろそろ、高山植物の季節は終わりに近づき、今後は黄金色に輝く草紅葉が楽しめ、また別の美しさがあります。

 

<編集後記>

「来週は全日本マウンテンサイクリングin乗鞍...」

今年で32回目を迎えるヒルクライムレース。ほかにも名だたる大会がひしめき合っていますが、自転車の業界ではこの大会は別格と称されています。これまでJCAが主催していましたが、組織運営上の問題から、今年から完全に地元乗鞍高原での運営に変更されました。おそらく選手の方々にとっては、それほど大きな問題ではないと思いますが、色々な面で良い方向に進んでいるものと思われます。

そして、この大会が終わると、ノリクラの夏は本当に終わってしまいます。昨年は天候に恵まれましたが、ここ数年は悪天候でコース短縮など、芳しい状況ではありませんでした。良い天候のもとでの開催を期待したいところです。

 

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