全日本マウンテンサイクリングin乗鞍2017

(2017/08/26〜27) C

 

 


 

【続々とゴールへ】

ゴールの気温は18℃ − 日差しの暑さは感じられません

8時のゴールエリア付近の気温は18℃、しっかりとした日差しがあっても、日差しに暑さは感じられません。

 

6位 矢部周作選手 村山利男選手もゴール
=チャンピオンクラス最高齢の記録も更新=

矢部周作選手は6位入賞。今年は多忙で思うように練習時間が作れない中、入賞記録を途絶えさせない所が真の実力でしょう。そして、本大会6連覇の記録を持つ村山利男選手もゴール。6連覇も偉業ながら、連覇が途絶えてもチャンピオンクラスに出場し続けることはさらに偉業。そして、チャンピオンクラス最高齢の記録を毎年塗り替えています。

 

大きな標高差はタイヤへの負担も大きい

スタートとゴールでは標高差が1200メートルもあり、気圧差が100hPa以上もあって、ゴール間際ではタイヤへの負担が増加します。ヒルクライムの薄いタイヤではちょっとしたことでパンクバーストも頻繁に起こりますが、歩いてでもゴールすれば、それはちゃんとした記録となります。

 

NHKチャリダーの猪野学選手(右)、筧五郎選手(左)

NHKチャリダーの猪野学選手、そして、その後ろをぴったりと密着取材する筧五郎選手。

 

二人同時にゴール

通常、バイクでの撮影が自転車競技では多いのですが、もっと間近での迫力ある撮影となると、同じ自転車しか方法はありませんね。そこをゴロー選手に依頼するとはさすがNHKですね(笑)。

 

女子トップは金子広美選手

そして、女子トップはもちろん金子広美選手。

 

6連覇だが大会レコードの壁は厚い...

今回で6連覇を果たしますが優勝が目標ではないんです...今年の目標は大会レコード更新で、それは脈々と続く本大会の歴史への挑戦です。タイムは1時間10分57秒。残念ながら大会レコードへの壁は厚いようです。

 

【レースが終わって待機場所へ − 入賞選手の談笑・感想】

鶴ヶ池と畳平

ゴールを通過した選手は鶴ヶ池・畳平を横目で眺めながら、待機場所へと移動します。

 

待機場所は鶴ヶ池第二駐車場。

 

ゴールを終えた選手たち − 談笑に盛り上がる

すでにチャンピオンクラスの上位選手が談笑に盛り上がっています。

 

小山田選手の北海道からのお土産

小山田智也選手が北海道から持参されたお土産...四方八方から手が延びてあっという間になくなります。

 

6位の矢部選手は今回の大会を振り返って...

40歳になりました。今年は絶不調だったんです。地元の峠で走っても全くタイムでなくて、絶望的やな〜。今回のレースも序盤飛び出したりしたんですが、それは他の選手のペースアップに対応できないから、自分のペースで行こうという考えだったんです。結果6位でよかったんかなぁと思います。年代別からチャンピオンクラスに入って9年連続で表彰台には上がっているから、来年は10年連続で行けるよう頑張り、また、10年目も「表彰台の一番高い所」へチャレンジしに行きたいと思います。

 

今年こそは優勝を狙っていた清宮選手...

時計見たら33分くらいのところで、軽いはずのペダルが急に重くなってきてしまって...う〜ん何だったんでしょうかねぇ〜〜

 

 

NHKチャリダーの猪野選手 365日頑張ります!(笑)

●NHKチャリダーの猪野選手...

初めてチャンピンクラスに出場したNHKチャリダーの猪野選手、来年はどうするかと聞かれて...「優勝目指して一年頑張ります。→ でも1年長いよ〜 → 365日頑張ります!(あっゼッケンが...笑)」

 

ノリクラのキャッチフレーズ知っているかい?
=人生一度は頂だよ!=

●人生一度は頂だよ〜!

そこで筧選手が「ノリクラのキャッチフレーズ知っているかい?人生一度は頂だよ!」 やはり頂点を極めた人は言うことが違いますよ!

 

1ヶ月で5kgも... 森本選手 − 人生は八度は頂だよ!

今回の大会を振り返って森本選手は...

三本滝前でチェーン落ちて集団からおいて行かれて、後追いですわ。それとゴール前10メートルのところでまた落ちて、惰性で何とかゴールして55分13秒。

今回はレース作ったのは田中君なんですわ。一旦三本滝の手前でチェーン落ちて、それに追いつくのに1km位は全力使って。そしたら、清宮さんと田中君の二人が飛び出したのが見えたんで、これはまずいと思って行ったんです。あんなところでチェーン落ちるなんて、頭真っ白でしたわ。あとは、上がり切った心拍を何とか下げようと...でも、田中君とか行くんで、何とか彼について行って、彼の状態を探り探りしながら走り、大雪渓見えたあたりからはスプリントしたら行けるなって余裕が出て来ました。

最後の勝負はゴール前200メートルですよ。3人(森本・田中・中村)で残り手前500メートルまで来て、多分、200メートルくらいから田中君と二人になり、100メートルくらいマッチスプリントですわ。位ヶ原までは10人近くいて余裕はなかったです。

三位の中村君はまさかですわ〜伸び盛りですね。来年はトラブルないように行きたいですね(笑)。

 

 

 

2位田中士選手(右)、3位 中村俊介選手 今日の表彰台を飾る5人(チャンピン入賞者)

また、2位の田中選手は...

今日は三本滝までは緩くて、そこから清宮さんが一回出て、もしかして決まるかなと思って単独で追いかけたんです。

んで、二人でちょっとだけ逃げたんですが、そしたら、後ろから追いつかれて。清宮さんはそこで足を使ってしまい、僕も一瞬足を使って一瞬苦しいときがあったんです。ただ、後ろから追いついた集団もゆっくりだったんで、また回復させてもらって、そこからは動きもなく、今日3位の俊介(中村選手)とかグイグイ前で上げたりしつつも、まぁ〜耐えられないペースではなかった。

それで、冷泉小屋超えて位ヶ原着くまでに集団9人くらいいて、このままいくとちょっと入賞が苦しくなるので、僕が前に出て集団を小さくして、3分間くらい強く踏んだら、思った通り、集団が小さくなり、俊介と森本さんの3人になったんです。それで、お互い力はよく知っているので、俊介は連れて行ってもいい...でも、森本さんは連れて行ってはダメ!(笑)...さぁ〜どうしようとおもって...でも山の神(森本選手)は偉大でした。

 

 

 

金子選手と中込選手 − ここだけ空気が張り詰めている チクショーって思わないと!

金子広美選手、6連覇を果たしたものの、目標としていた大会レコード更新には及ばず...

きつかった〜なんかすごく調子よかったんで、タイムとかも結構出したいなぁ〜と思っていたんですが、そしたら全然だめで..

難しいですねぇ〜調子いいのに、こんな年はめったにない。難しいですね〜それが魅力かもしれないけれど。何が一番難しいかって、調整の仕方...ロードだと最初はユルユルでも引っ張って行ってくれるけど、ヒルクライムだと、用意ドンで踏めないといけないから。去年のほうが調子悪い気がしたんですが(笑)。

 

そこで筧選手が...

「ひとりで もがいてるからだよ!」。「どう違うんですか?」「人とやるとチクショーって思うじゃない。自分だけだとそのワットを出せば、それで終わりじゃない。やっぱり、人と走ると290で走っていたのが310になったりするじゃない。そういうのをやらないといけない...チクショーって」「確かに56さんと走っていた時はいい感じで走れました」

来年は筧選手が金子さんのためにカメラつけて追いかけるっていう企画を出しましょうということで話がまとまりました。NHKさん、いかがですか?(笑)

 

どうしたらいいのかわからない...

2位の中込由香里選手と話すも、「難しいですね〜う〜ん。どうやったらいいのか浮かばない...」

 

5位 宮下朋子選手

そして、7月の乗鞍スカイラインサイクルヒルクライムでは優勝した宮下朋子選手。

全然ダメでした〜5位でした。でも天気良かったので満足でした。もう8月入ってから毎週来てました。試走ではいいタイムだったんですけどね〜。来年はまた7月の大会(乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム)もあるし、ノリクラには来週も天気が良かったら来たいし。紅葉の時期も計画しているし。いつもWebSite楽しみにしてます!

 

篠島瑠樹選手 − ジュニア男子、初出場で初優勝で最年少 

「1時間9分でした〜1位でした!」と、声をかけてくれたのはジュニア男子の篠島瑠樹選手。現在中学1年で初出場で初優勝。身長はすでに170センチもあり、まだまだどんどん伸びてくるので、自転車もどんどん変えていかないといけなくて大変らしいですよ!

 

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