全日本マウンテンサイクリングin乗鞍2017

(2017/08/26〜27) D

 

 


 

【レースはまだまだ続きます − 絶景、最終ランナへ】

水墨画のように折り重なる山岳風景

チャンピオンクラスに続いて、年齢別の選手が続々とゴールします。遠景には水墨画のように折り重なる山岳風景。秋口になるとこのような光景はよく見られますが、8月下旬の真夏ではここまできれいにみられることはめったにありません。

 

下山が始まる

ゴール付近は待機スペースに限りがありますから、1時間もしないうちに下山が始まります。今年から下山用のホイールが手荷物として預けることができるようになりましたので、カーボンホイールの方は安心して下山走行することが可能ではないでしょうか?

 

何とか1時間10分切れました! 昨年より良いタイムでした

左の方は「何とか、1時間10分切れたのでよかった!本当はもう5分は縮めたかったけどね。でも、いつも出し切らないで終わってしまう。ゴール見てパタンと倒れるくらい出し切らないとね。」。そして、右のお二人は「そして、まぁ〜まぁ〜かな...去年より早いです。今年は天気が悪い日が多かったのに、大会だけ良くて良かったですよ。」

やはり、気候的にコンディションが良かったこともあって、良い結果となった選手も多かったようです。

 

本コースは夏場のわずか4ヶ月間しか通行できない

本大会のコースとなっている県道乗鞍岳線の通行期間は、7月から10月までのわずか4ヶ月。7月のオープンを心待ちにしているヒルクライマーも多く、まだ、梅雨の明けない7月なのに、多くの方が大会に向けてお越しになるのが、風物詩の一つになっています。

 

ゴールした開放感がたまらない!

「はぁ〜はぁ〜ばかキツイ!体力つきました。でもゴールは気持ちいいなぁ〜。」 ゴール直後の開放感...この経験は完走した選手しか味わえないもの。この瞬間があるから、1時間の辛いレースの体験が一瞬にして吹き飛んでしまいます。

 

大雪渓駐車場 − 応援バスの到着地点

こちらはゴールの手前約1.5kmのところにある大雪渓駐車場。応援バスはここに停車して声援を送ります。こちらには避難小屋やトイレがありますので、長時間の応援にも対応可能です。

 

小山田智也選手は家族で応援 − 「パパ、かっこよかった〜」

そこにいるのは、小山田さんのご一家とチームメイト。「お父さんの走るところ見た?」「うん」「かっこよかった〜?」「....」と、実はシャボン玉遊びに夢中〜(笑)。

 

チームメイトとも久々に再会

でも、こうやってチームメイトと久々に会うことができる時間を大切に過ごせるのもこの大会ならではのこと。それぞれの選手が各地を転戦している中、どの選手にとっても、この大会だけは「外せない存在」ですから、一堂に会することができるわけです。同窓会のような雰囲気といってよいでしょうか?

 

今日はどこも絶景

今日はどこを撮っても絵になる光景。もうタイムなんてどうでもいいって雰囲気に飲み込まれてしまいそうです。

 

山岳風景 − 空の青さが違う

CP3の位ヶ原山荘を過ぎると森林限界を超えて、山岳風景が広がります。標高は2500〜2700メートルに達し、空の青さも平地とは異なります。

 

雪渓カレンダー?いつも見てますよ! 15回は出場してるわよ〜あなたも...

下山途中もこの風景をしっかり見届けようとされているこちらのグループ。話をお聴きすると、出場回数が15回とおっしゃっています。「だって18歳の頃からずーっと出ているんだから。」

そして、「雪渓カレンダー?いつも見てます。アレ面白いです。実はそのページのファンでなんです。すごくいいです。」と、おっしゃってくださいました。Websiteのファンが増えることは、ノリクラのファンが増えることでもあって、それはうれしいことです。これからも当WebSiteのご愛読、よろしくお願いいたします。

 

下山を待つ選手たち 悪魔おじさんが...

さて、再び、ゴールへと移動すると...ゴールの100メートル手前で「がんばれ〜もう少しだぞ〜ラストラスト!」と声を張り上げるのは悪魔おじさん。「そうそうこんな景色は見られないですよね。こんな日に登れるなんて。ノリクラいいわ!」

 

がんばれ〜ファイトファイト 仲間の選手に助けられ

「がんばれ〜ファイトファイト。あと、100メートルだぞ。残念だけど、もう登りがなくなっちゃうぞ!」あら〜。仲間の選手に助けられてゴールを目指す姿も。

 

歩いていても... 「ここから漕ぎますわ〜!」 − 悪魔おじさんに助けられ

「ここから漕ぎますわ〜!」と、歩いて押していた選手も、悪魔おじさんの声援に助けられて、最後の力を振り絞ります。

 

これがカンフル剤になる

「何とか頑張れ!」と、お尻をつつかれますが、これがカンフル剤になるんです。ゴール手前100メールは悪魔おじさんのお決まりの場所!悪魔おじさんにお尻をつつかれたければ、今にも倒れそうな疲労困憊状態でお越しになるのが良いでしょう。ただし、つつかれても痛くはありませんからご安心を...(笑)

 

ゴールにあるバス停、その名は「標高2716m」 − 日本一標高が高いバス停です

そして、ゴールを過ぎて10メートルのところに、こんなバス停ができたのをご存知ですか?このバス停の名称は「標高2716メートル」。日本一標高が高い自動車道の終点として畳平(標高2702メートル)が有名ですが、実は一番高いところは県道乗鞍岳線を登り切ったゴール付近なんです。おそらく、本当は「日本で一番高いバス停」という名称にしたかったと思われますが、そこは「大人の事情」により、標高の高さが名称ということで落ち着いたようです。いつもは多くのヒルクライマーがこちらで登頂記念の撮影をされている様子があります。

ただ、このバス停は、乗鞍高原からの登り便だけ降車ができる扱いになっていますのでご注意ください。

 

また来年!

8月下旬はまだ夏が最盛期が続いていて、日が高くなるにつれて雲がわいて天候が悪化しますが、今日は本当に晴天が続きます。

 

最終ランナー

制限時刻の11時30分、最終ランナーがやってきました。

 

20代の頃にやっていたけど、最近またロードがブームでしょ〜

拍手で皆さんに出迎えられます。

「もうだめかと思ったけど登り切ることができました。ちょっとずつ登って、テッペンが少しずつ見えてきて、それでひたすら一生懸命走るだけでした。2回目で20代の頃なんです。ロードブームがあってもう一度やってみようと思ったんです。」

 

今回も無事終了

今年も無事に大会が終了しました。この天候ですから、今回は120%の出来といってもよいのではないでしょうか?

 

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