ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.20(2017/09/23) B

 

 

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(Update:2017/09/28)

 

【雪渓上部 U、モーグルコース】

雪渓上部全景 雪渓上部左側

こちらは雪渓上部左側。大雪渓の中でも急斜面のバーンが広がり、シーズン終盤まで積雪の残るエリアです。

大雪渓エリアの中でも最も遠方に位置することから、他のエリアが滑走可能なこの時期は訪れる方は少ない状況です。しかし、今後、他のエリアが滑走できなくなって、雪渓上部左側しか滑走できなくなる8月下旬頃になると、冷え込みの影響からバーンは硬くなってきて、スプーンカットのほか、大きな氷の柱が一面に現れ、初心者の滑走は困難な状況になって行きます。さらに、雪渓上部左側は他のエリアよりも急斜面であることに加え、バーン下部は全面岩場であるため、滑落すれば大怪我となる可能性もあります。

したがって、8月下旬以降になって雪渓上部左側しか滑走エリアがなくなるとノリクラデビューは出来ませんので、初めての方は雪渓下部や雪渓上部右側が滑走できる8月中旬までにお越しになったほうが良いでしょう。

 

今回の下端部分
=落書きの岩から雪渓下端まで30メートル=
2014年の下端部分
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.21(2014/09/27〜28) C

こちらは下端部分。下端部分は落書きの岩の上方30メートルのところまで上昇し、2014年とほぼ同水準です。また、2015年はシーズン終了の10月末の段階でも、落書きの岩の上方10メートルまでしか雪解けが進みませんでした。

 

午後からきれいに晴れる − 山麓にはモクモクとした雲海 雪渓上部左側

午後からきれいに晴れ上がりました。しかし、よく見ると、山麓の位ヶ原にはモクモクとした雲が湧き上がっています。まだ、この時点では乗鞍高原は朝から続く雲の下で、青空は見られなかった模様です。

 

20年ぶりの再会 「あの頃はねぇ〜」

いつもの乾杯シーンなんですが、右の方は20年来のノリクラで、常連のスキーヤーの歓迎の乾杯。大雪渓に通う夏スキー常連のメンバーも、そのほとんどが2003年のマイカー規制以降にデビューされた方ばかりで、自由にマイカーで大雪渓に来ることができた当時の様子を知る人は数少なくなりました。ちょうどスキーブーム真っただ中の時代でしたから、大雪渓の駐車場は常連メンバーでごった返していました。

「久々のノリクラはいいなぁ〜。今度、スキー板をもう一度持って来ようかなぁ〜」
仕事・家庭が多忙になるとノリクラまで余裕がないという方はたくさんいらっしゃいます。でも、ある時期になると「あの頃」のことを思い出すという方もたくさんいらっしゃいます。また、そういう方が当WebSiteをご覧になっています。一旦、ノリクラ通いを辞めてしまうと、なかなか再開できないものですが、ノリクラはいつでも待っています...

 

今回は中央と左側の2レーン

さて、モーグルバーンですが、一番右側がほぼ消滅寸前状態で、今回は中央と左側の2レーンです。

 

中央部分のレーン − 13コブ×60メートル

中央部分のレーンは、13コブ×60メートル(ピッチ:4.6メートル)。

 

左のレーン − 20コブ×68メートル

左(上から見て右側)のレーンは、20コブ×68メートル(ピッチ:3.4メートル)。雪解け状況が2014年とよく似た状態を示していますので、モーグルコースのある左寄り部分の積雪は10月末まで残るのではと推測されます。

 

こちらは上端部分。

 

上端部分
2014年寄り1週間遅く、2015年より2週間遅い雪解

先週より高さがほぼなくなりましたが、上端の位置は先週とほとんど変わりありません。2014年より1週間遅く、2015年より2週間遅い雪解けです。

 

上端から下端まで100メートル、ほぼ例年並みかやや長い 

雪渓上部左側の上端から下端までの距離は先週と変わらず100メートル。2016年は測定箇所の積雪が消滅し、2015年は118メートル、2014年は92メートル、2013年は108メートルです。2012は53メートル。2011年は35メートル、2010年も60メートル、2009年は82メートル、2008年は100メートル、2007年は72メートルでした。例年よりやや長い状況です。

 

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