ノリクラ 雪渓カレンダープレリリース版

Vol.2(2018/04/07) A

 

 

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(Update:2018/04/12)

 

【リフトに乗ってツアーコースへ】

@ やまぼうしリフト(パラダイスコース)

A 夢の平クワッドリフト

B かもしかリフト

先週もお伝えしたように、@やまぼうしリフト、A夢の平クワッドリフト、Bかもしかリフトの順に乗車します。12月から毎週お会いしたスタッフの方々ともしばらくのお別れ。毎週有難うございました。そして、来年もお会いできることを楽しみにしております。

 

@ 県道乗鞍岳線の除雪は三本滝ゲートまで進む A ゲレンデ通過箇所の除雪は保留
(Mt.乗鞍営業終了後に除雪)
B 三本滝ゲートより先の除雪が始まる

夢の平クワッドリフトをからかもしかリフトに向かう途中では、雪の下を県道乗鞍岳が通過しています。休暇村のコーナーでもお伝えしたように、4月に入り、県道乗鞍岳線の除雪作業が始まっています。現在、三本滝レストハウス前まで除雪が完了し、その先の三本滝ゲートからの除雪が行われています。

昨年までは、スキー場の営業終了を待って、三本滝ゲート以降の除雪作業を行っていましたが、少しでも早く除雪が進められるように、ゲレンデ部分を残して、三本滝ゲートから先の除雪が始まっています。

 

かもしかゲレンデ − 雪解けが進む 間もなく終点 − ツアーコース入口へ

ゲレンデは一部で地面が出始めてきました。営業はあと1日だけですから、これだけ残っていれば十分です。そして、リフト終点に近づくと、ツアーコース入口(入口急斜面)が確認できます。かもしかリフトを降りたところがツアーコース入口です。

 

【ツアーコースT −入口】

バックカントリーエリアの詳細
ノリクラガイドマップ 冬スキー 版 

ツアーコース入口からは、シールやスノーシューといった新雪用の登攀用具を使って、標高2500メートルの位ヶ原まで目指します。状況が許せば、その先の大雪渓・すべり台・富士見沢といったパウダーエリアに向かいます。

ツアーコースから大雪渓・すべり台・富士見沢などのバックカントリーエリアの地図は、ノリクラガイドマップ 冬スキー 版<対象時期:12月末〜4月末>  をご覧ください。なお、雪崩多発地帯も合わせて掲載しておりますので、入山される際にはぜひ参考になさってください。

 

ツアーコース入口 − 今日の入山は30名ほど

先週は200名ほどの方が入山しましたが、今日は天候悪化のため、朝一番の時点で10名ほど、最終的には30名ほどでした。この時点での気温はプラス4℃、小雪が舞い始め、肌寒さを感じる状況でです。この時期は寒の戻りがありますから、暦は春でも冬装備が欠かせません。

 

シールなど登攀腰部の準備 ビーコンチェック
冬山三種の神器(ビーコン・ゾンデ棒・スコップ)は必須

シールやスノーシューの装着など登攀用具の準備はもちろんですが、この先、バックカントリーとなりますので、ビーコンの動作チェックもお忘れなく。このほか、ゾンデ棒(プローブ)、スコップの3点は、冬山装備において「三種の神器」といわれるほど重要なもので、バックカントリーに入山される方は、必ず持参するようお願いいたします。

 

今シーズン初めてのノリクラ − 春山が始まる 出発!

左のグループは、今シーズンは今日が初めてのノリクラ入り。待ちに待った春山シーズンの開幕です。ゲレンデとは異なり、登ることも春山を味わう上で非常に大事なことです。

 

昨年のツアーコース入口急斜面
2017ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版Vol.2(2017/04/08) A
先週のツアーコース入口急斜面
ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版 Vol.1(2018/03/31) A
今回のツアーコース入口急斜面
先週より雪解けがすすむ

こちらは入口急斜面の全景です。左は昨年の様子、中央は先週の様子、右は今回の様子です。それほど大きな違いはないように見えますが、先週よりも雪解けが進んでいます。

 

ツアーコース入口急斜面−切り株の頭
★今週に入って姿を現す★

こちらは入口急斜面の中間付近にある切り株の頭。今週に入って姿を現してきました。

2014年のツアーコース入口急斜面−切り株の頭(右下)
2014ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版 Vol.5(2014/04/24〜27) C
2015年のツアーコース入口急斜面−切り株の頭
2015ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版 Vol.6(2015/04/25) B
2016年のツアーコース入口急斜面−切り株の頭
★この年は切り株が埋まりませんでした★
2016ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版Vol.2(2016/03/26) A

昨年(2017年)はゴールデンウィーク中に出現しましたが、2014〜2015年の画像でお分かりのとおり、4月下旬ごろ出現します。したがって、今年は例年よりも2〜3週間も早く雪解けが進んでいることがわかります。なお、雪不足だった2016年は切り株が埋まりませんでした。

 

バーン表面はガチガチ状態 ツアーコースの下山滑走は例年5月中旬ごろまで
(積雪情報は当WebSiteで随時発信)

バーンは表面がガチガチ状態で、少しけりこみを入れると下の柔らかい部分にスキーが当たって、シールでも問題なく登ることができる状態ですが、左の画像をご覧のとおり、足跡がそのまま凍り付いた状態のため、下山滑走はかなり苦労します。もっとも、晴れた暖かな日であれば、すぐに緩んで問題となることはないはずです。

 

さて、ツアーコースの滑走可能時期は、例年5月中旬頃までです。雪解けが最も早いのはこちらの画像の入口急斜面ですが、雪解けが進むと雪の下に横たわっていたブッシュが起き上がり、人の背丈以上の密林状態になってしまします。とても歩いて下山できる状態ではありません。そうかといって、ここから再び登り返すわけにも行きません。

そのため、当WebSiteでは、4月下旬ごろからツアーコースやその下部のかもしかゲレンデの積雪状況をお伝えしておりますので、入山時にご覧くだされば参考になるかと思います。なお、ツアーコースでの下山滑走ができなくなった後は、位ヶ原山荘より乗鞍岳春山バス下り便に乗車して下山してください。

 

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■ご注意■

今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)

 

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