ノリクラ 雪渓カレンダープレリリース版

Vol.5(2018/04/26・28) A

 

 

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(Update:2018/05/03)

 

【乗鞍岳春山バス試運転−雪の壁が迫りくる】

2017年の29号カーブ上の直線区間
2017ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版Vol.4(2017/04/28〜29) A
今回の29号カーブ上の直線区間
積雪量は昨年より少な目

三本滝ゲートを通過すると道路わきの積雪量が徐々に増えて行きます。こちらは三本滝ゲートから約3kmほど進んだ29号カーブ上の直線区間。今年は全体的に積雪量が少な目で、こちらの区間では、昨年よりもかなり少ない状況です。

そのため、雪の壁をご覧になりたい方は、できるだけ早めにお越しになったほうが良いかと思います。

 

バスを停めて雪壁を確認

それでも、冷泉小屋を過ぎたあたりからはバスの両脇には高い雪の壁が見られるようになり、バスを停めて雪壁の状況を確認します。

 

報道関係などの撮影タイムが設けられる

報道関係の方はもちろんのこと、その他の関係者の方もこの時ばかりは全員カメラマンに。風もなく穏やかな気候の中での試運転となり、歩きながら道路や雪壁を確認する関係者の方々も、防寒着無くても全く問題ない状況でした。

 

今年は全体的に雪が柔らかめ − 例年より広く除雪されている

例年、雪の層の中には、硬い部分と柔らかい部分ができていて、硬い層が多いと除雪の進捗が遅れる原因となります。しかし、今年は全体的に雪が柔らかめで、カーブなどでも、例年よりもやや広く除雪されているように見受けられました。

 

2016年は高さ2.3メートル
2016ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版Vol.6(2016/04/20・23) B
2017年は5.5メートル
2017ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版Vol.4
(2017/04/28〜29) B
今年は5メートル − ほぼ例年並み

積雪量はもっとも多いところで約5メートル、ほぼ例年並みの状況です。

 

今年は広くて走りやすいですよ 試運転ができて良かったです

「いや〜今年は枝もほとんど飛び出てなく、広くて走りやすくて助かりますよ!」とおっしゃる運転手さん。今回試運転で使用されたバスは、昨年夏に納車されたばかりの新車ですが、安心して運転できた模様です。

先週、降雪に見舞われ、除雪したばかりの箇所で30センチもの積雪に見舞われてしまい、春山バス運行に間に合うかどうかヒヤヒヤされていた松本市の担当者の方も、無事に試運転が実施でき、思わずピース!(笑)

除雪を担当された方々はもちろんですが、乗鞍岳春山バスを運行するにあたって、多くの関係者の尽力に基づいて実施されています。

 

位ヶ原山荘に到着

観光センターから約15km、標高2350メートルにある位ヶ原山荘に到着です。

 

【位ヶ原山荘に到着、乗鞍岳春山バス運行開始が正式決定】

快晴・気温8℃ − 気持ち良いコンディション

試運転バスが到着した11時30分の気温は8℃、快晴のもと、気持ち良いコンディションが続いています。

 

意見交換会

春山バス運行開始を最終決定するにあたり、関係者一同での意見交換会が行われました。

 

のりくら観光協会会長 位ヶ原山荘支配人

運行上、問題となる点は挙げられず、冬季閉鎖中の道路であるため、始発便の運行開始前には、必ず道路パトロールを実施することの確認や、入山者には国立公園におけるマナー周知のお願いなどの意見がありました。そして、今年から、乗鞍高原宿泊者のチェックアウトする時間帯に合わせて、観光センター10時30分発の便を追加して、1日5便体制したことや、4月23日にリニューアルオープンした「いがやレクレーションランド」にもぜひお立ち寄りいただきたいという地元からのPRもあり、乗鞍岳と乗鞍高原を同時に楽しめるような仕組み作りに努力されている模様です。

 

予定通り4月28日(土)より運行開始

この意見交換会をもって、予定通り4月28日(土)より、今シーズンの乗鞍岳春山バスの運行開始が正式決定され、ゴールデンウィーク開始と同時に、賑やかな春山シーズンが押し寄せることになりそうです。

 

春山バスは今年から1日5便体制で運行(4月28日〜6月30日まで)

昨年の乗鞍岳春山バスの利用者数は6823名(うち雪見客は3160名)で一昨年をわずかに下回る状況でしたが、今年は1日5便体制となることから、利用客増加が期待されるところです。乗鞍岳春山バスは、4月28日から6月30日まで毎日運行されますが(※)、当日の天候状況によって運休となる場合がありますのでご注意ください。(※ 6月24日(日)は乗鞍天空マラソン開催のため全便運休)

 

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■ご注意■

今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)

 

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