ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.1(2018/05/12) A

 

 

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(Update:2018/05/17)

 

【乗鞍岳春山バス、位ヶ原山荘に到着。屋根板を出発】

位ヶ原山荘 − 上着持参をオススメします

乗鞍岳春山バスが到着した9時過ぎの位ヶ原山荘の気温は12℃、暑くもなく寒くもない気候ですが、日によっては気温が一桁台という日も多く、一般観光客の方は上着を持参することをお勧めします。

 

乗鞍岳春山入山計画書の提出

この先、山頂方面に入山する方は、乗鞍岳春山入山計画書の提出をお願いします。投函箱は位ヶ原山荘入口にあります。

 

入山口へ

山頂方面への入山口は、位ヶ原山荘から数百メートルほど車道を歩きます。

 

入山口 山頂目指して頑張るぞ!

こちらが入山口。特に表示などはされていませんが、橋を渡って右側にありますから、すぐにわかると思います。山頂目指して頑張るというこちらのグループ。みんなで楽しみながら「苦行」を乗り越えて行きます。

 

屋根板下部 屋根板上部

入山口のある標高2360メートル付近の屋根板から、標高2500〜2600メートルの位ヶ原、そして、2600〜2800メートルの大雪渓を登り、その先は2950メートル前後の蚕玉岳〜朝日岳稜線まで一気に登りつめます。

 

山頂まで3時間30分程度

おそらく、屋根板入山口から稜線まで3時間から3時間30分程度だと思いますが、体力などによって大きく異なりますので、時間に余裕を持って計画してください。

 

大雪渓入口付近で小休憩 もぐもぐタイムが楽しい!

そして、大雪渓入口付近に到達してここで一休み...ここで「もぐもぐタイム」です!これが一番楽しい〜(笑)。

 

目指すのは3つあるピークの左にある主峰剣ヶ峰。

 


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大雪渓から山頂方面に向かうルート 先日の降雪でハイマツが埋まる

この時期は全面積雪に覆われ、厳冬期と異なり雪も柔らかく、比較的安定しているため、ルートをシビアに考える必要はありませんが、できるだけ安全で体力的に問題なく登ることができるのは、大雪渓の上端中央部分から稜線方面を目指すルートです。

 


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2週間前の大雪渓から山頂方面に向かうルート
ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版 Vol.5(2018/04/28) C
ルート上は雪解けが進んでいる(例年の5月上中旬並)
ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版 Vol.5(2018/04/28) C

こちらは2週間前の状況。大雪渓上端中央部の先は、右の画像のようにハイマツが見え始めていて、あと数日で立ち入りできなくなる状況でしたが、先日の降雪のため、先ほどの画像のようにハイマツが埋め戻されましたので、しばらくはこちらのルートで登ることができます。

今後、再びハイマツが出てきて、立ち入ることができなくなった場合は、大雪渓の左上端から稜線方面を目指すことになります。ハイマツは雷鳥の生息域で、貴重な高山植物の自生地でもありますので、立ち入らないようお願いいたします。

 


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すぐそばに雷鳥がいます 5月はもっとも発見しやすい時期

「ノリクラは雷鳥がたくさんいるっていうけど、本当にいるの?」って疑問に思っていらっしゃる方...5月は雷鳥をもっとも発見しやすい時期です。縄張り争いの時期はオスが頻繁に活動して、人間のすぐ近くを歩いていたり、縄張りを主張するため、大きな鳴き声で牽制しています。(オスはカエルのような鳴き声を発します)

 

【大雪渓下部】

こちらは大雪渓入口。

 

2017年の大雪渓入口
2017ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.1(2017/05/14〜15) A
今回のの大雪渓入口
先週より35センチ減少、昨年より10センチ少ない

大雪渓入口の積雪量は先週より35センチ減少し、昨年より10センチ少ない状況。先日の降雪で、積雪状態が改善し、場所によっては昨年よりも積雪が多い所も見られます。

 

トイレ小屋・避難小屋(冬季閉鎖中)−利用可能は5月下旬〜6月上旬以降

避難小屋・トイレは冬季閉鎖中で、乗鞍岳春山バスが大雪渓まで延長運行される5月下旬〜6月上旬に利用可能になります。昨年とほぼ同じ積雪状況です。

 

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■ご注意■

今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)

 

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