ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.1(2018/05/12) B

 

 

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(Update:2018/05/17)

 

【蚕玉岳〜朝日岳の稜線】

蚕玉岳〜朝日岳の稜線

こちらは蚕玉岳(こだまだけ)〜朝日岳の稜線。画像の左側が蚕玉岳山頂(標高2979メートル)に続き、画像右側が朝日岳山頂(標高2975メートル)に続いています。

 

昨年声をかけて下さったので頑張って登ることができました

「昨年は稜線直下で声をかけて下さったので、頑張って登ることができました。今年は昨年より少し余裕をもって登ることができそうです。」と、おっしゃるこちらの方。気持ちに余裕を持って登ることが、ヤマを楽しむ上でも、また、怪我をしないためにも一番大事!

 

山頂方面は新雪20センチ

大雪渓を登り切って、稜線が確認できるところまでやってくると、昨日の降雪が20センチほど積もっています。大雪渓では湿り気が多くベタついていたものの、この付近までやってくると、乾いた雪質に変わって来ました。左の画像のようにシュカブラが見られるのがその証拠といえるでしょう。

 

2017年の権現ヶ池
2017ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.1(2017/05/14〜15) B
今回の権現ヶ池

稜線を登り切って、反対側に見られる池は、御岳の二ノ池に次いで国内2番目の標高に位置する権現ヶ池(ごんげんがいけ、標高2845m)。先日の降雪で全面真っ白ですが、根雪を見ると昨年よりも若干少な目の様子です。

 

2017年の蚕玉岳〜朝日岳稜線
2017ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.1(2017/05/14〜15) B
今回の蚕玉岳〜朝日岳稜線

こちらが稜線部分。手前が朝日岳方面で、画像に写るなだらかなピークが蚕玉岳、それに続く奥のピークが主峰の剣ヶ峰です。全体的に真っ白で根雪の積雪量がはっきりしませんが、中央に見られる岩の頭を見ると、昨年よりも積雪量が少ない状況ですが、それでも例年より多い状況といえます。

 

2017年の朝日岳
2017ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.1(2017/05/14〜15) B
今回の朝日岳

朝日岳は昨年よりも少ないものの、例年よりも多い状態の模様です。

 

【剣ヶ峰〜蚕玉岳稜線】

剣ヶ峰〜蚕玉岳稜線 蚕玉岳山頂付近

こちらは剣ヶ峰〜蚕玉岳(こだまだけ)稜線。蚕玉岳山頂付近の積雪は、先日の降雪のため例年よりも多い状況ですが、新雪部分と根雪部分の区別がつかず、例年との比較がしっかりできません。

 

14時以降はパックが始まり滑りにくい

全面的に先日の新雪が20〜30センチ程度積もっています。おそらく、正午前後の時間帯は滑りやすい雪質だったかもしれませんが、14時以降はパックが始まり、スキーではまともに滑走できない状況です。

 

2017年の位ヶ原
2017ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.1(2017/05/14〜15) B
今回の位ヶ原
2017年の剣ヶ峰直下の岩
2017ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.1(2017/05/14〜15) B
今回の剣ヶ峰直下の岩

上段は稜線付近から見た位ヶ原。先日の降雪のため、昨年よりも多いように見られますが、根雪部分に関しては、おそらく、同じ程度だと思われます。また、県道乗鞍岳線の除雪は7号カーブ付近まで進んでいて、ほぼ例年並みです。下段の剣ヶ峰直下の岩付近も、ほぼ昨年並みです。

 

全景画像

5月に入って、2回ほど降雪に見舞われたため、4月下旬の段階では、昨年より積雪量が少ない状況でしたが持ち直しています。この新雪が溶けずに定着してくれれば、積雪量増加につながりますが、柔らかいため、今後の降雨などで溶けてしまう可能性もあります。

 

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■ご注意■

今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)

 

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