ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.1(2018/05/12) C

 

 

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(Update:2018/05/17)

 

【ツアーコース・かもしかゲレンデの積雪状況】

位ヶ原急斜面

それでは、ここからはツアーコースの積雪状態についてお伝えします。こちらは最上部の位ヶ原急斜面。まだまだ滑走は可能です。

 

位ヶ原急斜面 − 一部でブッシュ 6番付近の谷

位ヶ原急斜面を降りた付近はブッシュが出始めています。6番付近の谷は現時点では問題ありません。

 

5番標識

こちらはツアーコース上部付近の5番標識(標高約2305メートル)。現在の積雪75センチ。先週より40センチ減少し、昨年より40センチ少なく、5月中下旬並みです。

 

5番標識からブッシュが点在

5番標識から所々でブッシュなどが見え始めていますが、現時点では問題ありません。

 

3番標識

こちらはツアーコース中間付近にある3番標識(標高約2235メートル)。根本付近の積雪はなくなりました。先週より20センチ減少、昨年より50センチ少なく、5月中下旬並みです。

 

2番標識は落下してしまった → 仮止めしました

2番標識がご覧のように落下していました。取り付けなおしておきましたが、本来の高さよりも低い位置のため、来年の積雪期に取り付けなおす必要があります。

 

2番標識下 2番標識上

2番標識付近もまだ滑走可能です。右の2番標識上は雪解けが早い部分ですが、ご覧のように全面積雪におおわれています。

 

1番標識上 1番標識付近では
ブッシュ・切り株部分が
かなり目立つ状況
1番標識下

1番標識付近ではブッシュ・切り株部分がかなり目立つ状況で、来週はかなり滑走困難な状況になると思われます。なお、1番標識が今年の厳冬期に落下して見当たりません。もし、発見された方は1番標識があった木の近くに置いてください。

 

入口急斜面上端部分 入口急斜面 − あと1週間程度滑走可能

入口急斜面は上端部分が途切れてしまいましたが、現時点では樹林帯へ迂回すれば板を外さずに何とか対応可能です。あと、1週間程度は滑走可能と思われますが、それ以降は乗鞍岳春山バス下り便にて位ヶ原山荘から下山してください。

 

かもしかゲレンデ方面 − この先歩いて下山

ツアーコースを降りた先のかもしかゲレンデは、積雪はほとんどありませんので、歩いて下山することになります。この付近から三本滝レストハウス前駐車場まで、徒歩約30分ほどです。

ツアーコースは入口急斜面付近までなら、あと1週間程度は滑走可能と思われますが、途中で板を外しながらの滑走が強いられる可能性もあり、入口急斜面上端部分は樹林帯へ迂回する場合もかなり急斜面をずり落ちるように滑る状況となりますので、初心者の方などは、乗鞍岳春山バスでの下山をオススメします。

 

<編集後記>

「18年目を迎えて...」

18年も経過すると、子どもだったらもう高校を卒業する年代ですが、ノリクラはいつまでも変わらない表情を毎年見せてくれて、なかなか卒業させてもらえません。しかし、ご覧になっている方の世代交代は進んでいることもあり、当WebSiteの情報は、目新しいものより基本的な内容をお届けするスタイルを取り続けています。

そのため、長年、ご覧になっている方にとっては、つまらない内容もあるかと思いますが、情報を発信し続けることが大切と思っておりますので、何卒、お付き合いのほど、よろしくお願いいたします。


 


■ご注意■

今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)

 

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