ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.7(2018/06/23) @
6月最後のノリクラ雪渓カレンダーをお届けします(※)。6月の週末の状況を振り返ってみると、雨降りの周期が週末を避けてくれて、良い天気ばかりが続きましたが、今回ばかりは避けられず、大雪渓に到着と同時に雨が降り出してしまいました。しかし、明日は天空マラソンが開催され、春山バスが運休のため、今日しか日程がないことから、雨でも仕方なくお越しになった方も多かったのではないでしょうか?
7月に入ると平日・週末を問わずに梅雨空が続くようになりますので、雨の日でも十分楽しめるための雨対策をしっかり整えれば、それほど雨を敬遠するものではありません。低山とは異なり、3000メートル級の高山になれば、レインウェアを着ていても、蒸し暑さはさほど感じないものです。
※ 6月30日(土)が最後の週末ですが、次回の取材は県道乗鞍岳線全線開通となる7月1日(日)に変更致します。
■ご注意■
今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)
【6月23日(土)、観光センター前駐車場、今日は駐車禁止】
観光センター前駐車場 |
早朝6時30分の観光センター前駐車場。いつもなら数十台の車が止まっているはずですが、今日は一台もありません。
乗鞍天空マラソン開催のため、駐車禁止(6月22日(金)夕方〜6月24日(日)15時まで) |
明日6月24日(日)は、乗鞍天空マラソンが開催され、こちらの観光センター前駐車場が大会会場となります。そのため、昨日6月22日(金)の夕方より、駐車禁止の措置が取られています。
春山バス利用者は近隣駐車場へ(左:旧スーパー林道料金所横、右:観光センター南側) |
そのため、春山バスを利用される方は、近隣の駐車場を利用することになります。
いつもの三本滝ゲート警備員 − 今日は臨時で |
駐車場の前に立っているこちらの警備員の方々...どこかで見たことあるなぁ〜と思ったら、三本滝ゲートの警備の方。今回は臨時で行っているそうで、来週7月1日からは三本滝ゲートでの業務が始まるとのことです。
本日の春山バスは路線バス停留所にて発着 |
春山バスも観光センター駐車場内に乗り入れできないため、本日は路線バスの停留所での発着となります。
虫がまとわりつく季節に − 防虫ネットでバッチリ! | 春山バス始発便到着 |
今日は小さな虫が顔にまとわりついてきます。先週までは草むらなどに近づかない限り、ほとんどなかったのですが、これも夏になって来た証拠でしょうか?しかし、虫よけスプレーもあまり効果がなく、これは本当にかなり厄介なものです。
そこで威力を発揮するのが、顔をすっぽりと覆う防虫ネット。この格好で街中を歩くのにはちょっと勇気がいりますが、ノリクラなら大丈夫ですね(笑)!まぁ〜防虫ネットまではしないとしてもサングラスは掛けたほうがよいかと思います。否応なく目に飛び込んできますから。
今日の始発便は2台・61名を乗せて、大雪渓・肩の小屋口に向けて出発します。
【乗鞍岳春山バスの車窓、5〜4号カーブの雪壁】
春山バスの車窓から |
2日前の6月21日は夏至で、一年で一番昼間が長い一日。もちろん、夏至前後が一番日の出が早く、今日の出時刻は4時25分でした。今日の日の出の頃は東の空が晴れていて、山頂が赤く朝焼けする様子が見られました。しかし、すぐに太陽が雲に隠れて、天気は時間とともにどんよりとした状況に...それでも、山頂方面は終日しっかり確認できる一日が続きます。
三本滝レストハウス前駐車場 こちらも駐車禁止 |
こちらは三本滝レストハウス前駐車場。先ほどの観光センター前駐車場と同様に、駐車禁止の措置が取られています。このような措置は大会関係者はもちろん周知のことと思いますが、一般観光客にも大会に伴う規制内容がわかるような対応が欲しいところです。
三本滝ゲートを開ける |
そして、三本滝ゲートを春山バスの車掌さんが開けます。この作業も6月30日までで、7月からは冬季閉鎖が解除され、日中は三本帯ゲートが常時開放されます。ただし、三本滝ゲート以降はマイカー規制が実施されていますので、一般の自動車の通行はできません(バス・タクシー・自転車のみ通行可)。
⇒ | ||
先週の新緑 ノリクラ 雪渓カレンダーVol.6(2018/06/16) @ |
今週の新緑 − 緑がさらにはっきりと |
新緑の変化は日々刻々と移り行くもの...先週と比べると明らかに緑が濃くなっていることがお分かりかと思います。針葉樹の深い緑と広葉樹の新緑のコントラストが際立っています。
位ヶ原山荘 |
そして、標高2350メートルの位ヶ原山荘を通過すると...
新緑と残雪とのコントラスト |
今度は新緑と残雪とのコントラストが見事です。新緑が色濃くなって残雪がまだ残っている、この時期だけしか見ることができない光景です。
帰りのバスダイヤの案内 |
終点の大雪渓が近づくと、車掌さんより帰りのバスダイヤの案内が始まります。今年から1日5便に増えましたが、最終便は昨年よりちょっと早くなっていますのでご注意ください(大雪渓・肩の小屋口発:15時24分→15時16分)
雪壁 |
そして、雪壁が見られるは位ヶ原山荘から2kmほど進んだ5号カーブから4号カーブにかけての区間。
4号カーブ内側−高さ4メートル | 5〜4号カーブの雪壁 −高さ5.6メートル |
最も高い所では8メートルほどありますが、概ね5.6メートル程度の雪壁が続きます。また、左の画像は4号カーブの内側の雪壁。現在、高さは4メートルで昨年よりも1.3メートルほ低い状態です。
⇒ | ||
こちらの地図は、ノリクラガイドマップ(春スキー 版)<対象時期:4月下旬〜6月末>の雪壁が見られる5〜4号カーブ付近のものです(画像の丸印の箇所)。
4〜5号カーブは大雪渓・肩の小屋口バス停から500m〜1kmほどのところにありますので、バス停から歩いて行くことが可能です。また、大雪渓・肩の小屋口バス停から次のバス停がある位ヶ原山荘までは徒歩で1時間ちょっと。ゆっくり歩いて1時間30分といったところでしょうか?
ノリクラガイドマップ(春スキー 版)<対象時期:4月下旬〜6月末>では、右の画像のように、見どころをご案内しておりますので、ぜひ、ご覧下さい(ビューポイントのアイコンをクリックすると表示されます。
■ご注意■
今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)
Copyright (C) 乗鞍大雪渓WebSite |
|