ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.7(2018/06/23) A

 

 

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(Update:2018/06/28)

 

【大雪渓に到着、到着と同時に雨...】

大雪渓に到着

春山バス始発便が到着した9時過ぎの大雪渓の天候は曇で気温10℃です。気温の割には寒さはほとんど感じません。湿度があるからでしょうか...

 

間もなく雨が降り出す − 急いでレインウェアを

残念ながら、バスを降りて間もなく、雨が降り始めました。予報ではお昼頃から雨マークでしたが、ちょっと早めに降り出してしまいました。

 

避難小屋に逃げ込む

一時、みぞれ交じりの降り方も見せ、急いで避難小屋に逃げ込む様子も...

 

肩の小屋登山道入口

降り方そのものはさほど強いものではなく、多くの方が登山やスキーに向かいます。こちらは大雪渓入口から北へ50メートルほどの所に肩の小屋への登山道入口。

 

途中まではまだ積雪 − アイゼン着用 肩の小屋登山道は
例年7月下旬〜8月上旬まで積雪あり

現在、肩の小屋までの登山道の下半分ほどで、まだ積雪が残っている状態。積雪の残っている区間が最も傾斜があって、今日のように天候の悪い日は雪面が硬く、雪に慣れていない方は途中で引き返される様子が見られました。そのため、多くの登山者がアイゼンを装着されていました。

この先に見えるモーグルコースの岩までの約100メートル程度の区間が最も遅くまで積雪が残り、例年7月下旬〜8月上旬まで積雪があります。アイゼンが必要になるのは、7月上旬から中旬頃までの天気の悪い時で、晴れて気温が高くなれば、バーンが柔らかくなって登りはアイゼンが必要ありませんが、下りは苦労される方が結構いらっしゃいます。

 

【大雪渓下部 T】

それでは、ここからは大雪渓下部の積雪状況をお伝えします。全体的に先週よりも雪解けが若干遅くなっています。

 

昨年の大雪渓入口
2017ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.7(2017/06/24) B
今回の大雪渓入口 −車道との距離は7.55メートル
昨年より1〜2週間早い雪解け

車道までの距離は7.5メートル。昨年より1〜2週間早い雪解けです。

 

昨年の登山道入口
2017ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.7(2017/06/24) B
今回の登山道入口 −昨年より1〜2週間早い雪解け

大雪渓入口から北へ50メートルほどの所に肩の小屋への登山道入口があります(肩の小屋口登山口)。こちらも昨年より1〜2週間早い雪解けです。

 

登山道入口 −隙間70センチ
ほぼ昨年並み

車道との間の隙間は70センチほど。ほぼ昨年並みです。

 

誘導ロープに沿って進む − モーグルコースの岩の左側へ

登山口から肩の小屋に向かって誘導ロープが設置されています。ロープに沿って登り、上部に見えるモーグルコースの岩の左側を進むようにしてください。右側に進むと行き止まりになります。また、今日のように天候の悪い日は雪面が硬いため、アイゼンが必要となります。

 

昨年のモーグルコースの岩
2017ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.7(2017/06/24) B
今回のモーグルコースの岩
昨年より1〜2週間早い雪解け

岩場がゴツゴツとしている大雪渓も、厳冬期以降はすべてのものが雪に閉ざされてしまいます。春になって雪解けが進んで最初に姿をあらわすのが、画像の中の左上に写るモーグルコースの岩です。ですから、モーグルコースの岩は、大雪渓の積雪量・雪解け状況を最も早く観測できるバロメーターとなります。7月になるとこの付近にモーグルコースが作成され、多くのスキーヤーが集まることから、モーグルコースの岩と呼称させていただいております。

クレパスを境に雪解け状況が異なっていますが、昨年より1〜2週間ほど早い雪解けです。

 

昨年の石碑の岩
2017ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.7(2017/06/24) B
今年の石碑の岩−昨年より1週間早い雪解け

そして、モーグルコースの岩から南へ約100mほどのところに、大雪渓で二番目に姿をあらわす岩があります(石碑の岩)。先週から姿を現すようになってきました。昨年より1週間早い状況です。

 

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■ご注意■

今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)

 

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