ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.10(2018/07/14) @

 

 

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(Update:2018/07/19)

 

西日本を中心に豪雨災害に見舞われた先週から一転して、連日猛暑が続くようになり、6月29日に梅雨明けした関東甲信地方に続いて、7月9日に東海地方も梅雨明けとなりました。長野・岐阜の両県にまたがる乗鞍一帯はこれで完全に梅雨明けしました。関東甲信の梅雨明けは平年より22日早く、昨年より7日早い記録、東海地方の梅雨明けは平年より12日早く、昨年より6日早い記録となりました。

今回の週末は、7月16日(月)の海の日に続く三連休という方も多いかと思います。今年は三連休の訪れる前に梅雨明けしたことで、例年の海の日からは想像できないほどの賑わいとなり、また、暑い三連休となりました。


◎ 今回の目次

Page-1 : 【今シーズンのご来光バス運行が始まる】       【観光センター前駐車場】
Page-2 : 【大雪渓までの沿道の風景】       【大雪渓に到着】
Page-3 : 【雪渓下部 T、雪渓中段】       【雪渓下部 U、モーグルコース】
Page-4 : 【雪渓上部 T】       【雪渓上部 U、基礎キャンプ】
Page-5 : 【畳平、お花畑】       <編集後記>「梅雨明け十日」

●参考資料●
(周辺地図) − ノリクラガイドマップ 春スキー 版<対象時期:4月下旬〜6月末>      ノリクラガイドマップ県道乗鞍岳線版    ノリクラガイドマップ 紅葉上部エリア版

 

 

 

【今シーズンのご来光バス運行が始まる】

ご来光バスに乗車(観光センター前)

こちらは朝3時の観光センター前のシャトルバス乗場。本日7月14日からご来光バスの運行が始まります。山頂方面でのご来光を楽しむため、山麓の観光センターを夜明け前に出発するバスで、マイカー規制を機に運行が始まったシャトルバスとともに開始されています。

ご来光には寒さ対策のため、防寒着と手袋が必要となります。しかし、この日の気温は17℃で寒さは感じられませんので、薄着でお越しの方も多いと思います。ただ、こういう日こそ、防寒着の持参を忘れがちですから、手荷物を何度も確認してください。

 

今日は4台・136名 三本滝ゲート − ご来光バスに限って3時30分から通行可

県道乗鞍岳線の通行時間は朝の6時から夕方の6時までですが、路線バスに限っては朝3時30分から通行できます。なお、岐阜県側の乗鞍スカイラインは、路線バスだけでなく、一般のバス(観光バス等)・タクシー・自転車も3時30分から通行できます。

今日のご来光バスは4台・136名でしたが、乗車される人数に合わせてバスは配車されます。なお、すべてのバスが連なって運行しますので、どのバスに乗っても同じ時刻に到着します。

 

朝日に染まる山頂・大雪渓 朝焼けが始まる(富士見沢2号カーブ)

今年の運行期間は、7月14日から9月17日までで、運行ダイヤは日の出時刻に合わせて変更されます。7月14〜22日は3時30分、7月23日〜8月31日は3時40分、9月1〜17日は4時10分です。

今日の日の出時刻は4時39分。出発時刻から1時間程度しかありません。シャトルバスの運行ダイヤでは55分ほどかかりますので、ギリギリの時間ということになります。実際、三本滝ゲートを過ぎたあたりから空が白み始め、ご覧のように到着直前には真っ赤な朝焼けが始まっています。

そのため、ご来光バスは出発が遅れると大変なことになり、発車間際の乗車を避けるため、早めに乗り場にお越しくださるようお願いいたします。

 

標高2716mバス停に到着

ご来光スポットは、標高2716mバス停のある県境付近や、ここから10分程度で登ることができる大黒岳山頂です。ご来光バスが標高2716mに到着したのは4時25分。日の出まであと14分です。

 

大黒岳登山口 山頂まで10分ほど

大黒岳への登山口は、標高2716mバス停のすぐ隣にありますので迷うことはないでしょう。早い人だと山頂まで10分もかかりません。急いで登るとかなりつらいので、日の出まで十分時間がありますから、ゆっくり登りましょう。

 

間もなく日の出 東の空が真っ赤に燃える

登山口から歩いて大黒岳山頂に到着したのは4時38分。東の空が真っ赤に燃え上がり、間もなく日の出を迎えようとしています。

 

雲の中からの日の出 重厚な雲海

今日は重厚な雲海に覆いつくされ、雲の中からの日の出となったため、実施のご来光は定刻よりやや遅い4時46分でした。

 

雲海の下(山麓)は曇空
曇ってても出発をあきらめてはいけない
刻々変化する光景をカメラに

ご来光は晴てなければ見ることはできません。ただ晴れていればよいというものでもなく、東の空にたなびく雲が無ければ、きれいな朝焼けはなく、さらに、今日のように重厚な雲海があれば、そのダイナミックな躍動感を楽しむこともできます。同じ日の出であっても、その表情は日々変化しています。

なお、このような重厚な雲海があるということは、その下(山麓)は雲っているわけで、上部でこんなに綺麗なご来光に巡り合えることなど想像できないほどです。ですから、観光センターで濃霧が掛かっていてもあきらめてはいけないでしょう(もちろん、上部も濃霧という日もあります)。

 

ご来光バスは9月17日まで毎日運行(Bダイヤ日を除く)

帰りはご来光専用の下山バスに乗車します。運行ダイヤはその日によって異なるため、登りの車内で案内されます。また、ご来光下山バスに限って、標高2716mバス停で乗車することができます。また、ご来光を終えても、下山せずにそのまま畳平や剣ヶ峰山頂方面へ足を延ばすのもよいでしょう。その場合は、通常のシャトルバスで下山することが可能です。

ご来光バスは、9月17日まで毎日運行されますが、シャトルバスのBダイヤが適用される日、乗鞍スカイライン通行止、8月26日の全日本マウンテンサイクリングin乗鞍開催日を除きます。

 

【観光センター前駐車場】

観光センター前駐車場

ご来光バスから戻り、早朝6時30分の観光センター前駐車場。

 

雲海の雲が抜けて綺麗な青空に 朝から満車

ご来光の時に確認できた雲海の名残の雲が先ほどまでかかっていましたが、ご覧のようにきれいな快晴となっています。現時点では気温は17℃ですが、すぐに20℃以上となり、今日は30℃を超える暑い日となりました。

そして、観光センター前駐車場はご覧のように朝から満車。周辺にも駐車場がありますので、そちらを利用することになります。

 

タクシー乗り場 常連のタクシー運転手さん
東京オリンピックの記念ナンバーはタクシーでも白!

こちらは常連のタクシー運転手さん。「お客さんに気持ちよく乗っていただくのが大切。あくせくしていてはだめですね〜」とおっしゃります。観光目的のタクシーですから確かにその通りですね。そして「東京オリンピック・パラリンピックのナンバーに替えてみたんですよ!」と、見せてくれたのが白ナンバー!!

東京オリンピック・パラリンピックの特別仕様ナンバープレートは、軽自動車が黄色から白になることで人気ですが、特別仕様ナンバーは全ての車種が白ナンバーとなるようです。ですから決して「白タク」ではありませんのでご安心ください〜。(追記:ひらがな部分が事業用ナンバーである「あ〜こ、を」になっている点で識別できます)

 

今日は畳平まで登って上高地へ、明日は美ヶ原へ シャトルバスは今シーズン初の1000人越え

新島々から路線バスでやって来たこちらの方。観光センターに到着後、自転車の組み立てを始めます。今日はこれから畳平まで登って上高地で泊まるとのこと。「国道158号線のトンネルが恐ろしいと聞いて路線バスで来たんですが、釜トンネルも結構怖いんですよね〜」

そして、明日は浅間温泉まで移動し、かの有名な「激坂」を登って美ヶ原高原へ行くとのこと。まさに「坂バカ」の二日間になりそうですね!(笑)

今日のシャトルバスは思ったほどの混雑はなかったものの、一日の利用者数が今シーズン初めて1000人を超えました。ただ、今日は渋滞でノリクラまでたどり着けていない方もいらっしゃったようで、明日15日はもっと混雑が見込まれます。

 

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