ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.10(2018/07/14) C

 

 

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(Update:2018/07/19)

 

【雪渓上部 T】

雪渓上部全景

それでは雪渓上部の様子をお伝えします。雪解けが進むと中央から尾根が縦に伸びて、雪渓上部を左右に分断します。右側での滑走は8月下旬〜9月上旬まで。左側は9月下旬から10月上旬まで滑走可能ですが、左側はかなりの急斜面で、下が岩場になっていますので、雪渓での滑走に慣れた上級者のみとなります。

中央部分に岩場が出てきています。この現象に関してはほぼ昨年並みの状況です。

 

先週の雪渓上部から雪渓下部へ滑走通路(石碑の岩の南側)
ノリクラ 雪渓カレンダーVol.9(2018/07/07) B
今週の雪渓上部から雪渓下部へ滑走通路(石碑の岩の南側)
昨年より3〜4週間程度早い雪解け

石碑の岩の南側には雪渓上部から雪渓下部へ滑り降りるエリアがあります。先週と比べかなり雪解けが進んで、ほぼ滑走できない状態になってしまいました。こちらは昨年より3〜4週間程度早い状況です。

 

こちらが雪渓上部の下端部分。雪渓上部の積雪は下端部分が昨年より3〜4週間雪解けが早く、上端部分は1週間程度早い状況にとどまっています。

 

雪渓上部右側

こちらは雪渓上部右側、中斜面が続き、ポールレッスンが盛んに行われるエリアです。

 

昨年の鉄塔土台
2017ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.10(2017/07/15) B
今回の鉄塔土台
昨年より1週間早い雪解け

雪渓上部右側エリアの下部、ちょうど雪渓中段につながる位置にある鉄塔土台です。今週になってようやく姿を現しましたが、昨年より1週間早い雪解けです。

 

スノーランプ − 雪の面積が少なくても遊べますよ!(画像に輪郭を入れております)

その鉄塔土台のすぐ下で作っているのはスノーランプというハーフパイプの一部を左右に並べたようなパーク(画像に輪郭を入れております)。ここを左右に往復するそうで、「反復横跳びみたいなもの?」と、的外れな質問をすると、苦笑しながら「まぁ〜そんなものです。雪の面積が少なくても遊べますよ!」とのこと。また、もう少し大きくして、ぐるっと回って一本のコースにすることも可能とか...

 

アルペンボード

今日もアルペンボーダーの方がお越しになっていましたが、ちょっとメンバーが少な目。三連休なのでどこかにアソビに行ってしまったのでしょうか??(笑)

 

雪渓上部右側の上端部分 − 昨年より1週間早い雪解け

こちらは雪渓上部右側の上端部分。昨年より1週間早い雪解けを見せています。

 

雪渓上端から下端まで500メートル
例年よりやや短い

雪渓上端から雪渓下端までの距離は452メートル。2017年は500メートル。2015年は510メートル(推定)。2014年は515メートル。2013年は496メートル。2012年は486メートル、2011年は468メートル、2010年は475メートル、2009年は284メートル、2008年は465メートルでした。

 

【雪渓上部 U、基礎キャンプ】

スキーキャンプ お久しぶりです

さて、2ページ目の【大雪渓までの沿道の風景】の道中お会いしたスキーキャンプが雪渓上部で始まっています。

 

昨日はこの隊長がまともに滑られないほどひどいバーンだったんですよ

キャンプは昨日から行われていますが、「昨日はこの隊長がまともに滑られないほどひどいバーンだったんですよ。過去30年で5本の指に入るくらいひどいバーン...」

 

スプーンカット・氷柱・縦溝(畝)がひどい

雪渓のスプーンカットや氷柱がひどくなり、また先週の大雨による縦溝が畝に近い状態まで大きくなり、ベテランスキーヤーでも滑られない状態だった模様。それを整備して滑走できる状態にするには、コースが決まっているポールやモーグルと違ってなかなか大変!

 

カメラでチェック

今回もカメラで撮影しながら、細かく滑りをチェック。

 

画像を見るたびに頭を抱える そんなことを30年以上も続けるお三方

画像を見るたびに頭を抱える生徒さん...そんなことをもう30年以上続けているのは先生とこちらの生徒さんお二人。

 

畝をきっちり滑り切れば、実りあるキャンプになる

整備したとは言っても、所々に畝が残っていて、それをきっちり滑り切ることができれば、ノリクラでのキャンプでは実りがあったといえるのかもしれません。

「昔の人は米俵を三俵担ぐことができましたが、今の人はできませんよね。昔の人はいかに楽に効率よく仕事するかを常に考えていたんだと思います。」と、おっしゃる先生。スキーにも同じことが言えるのでしょう。

 

大雪渓スキーキャンプ最長記録をさらに更新

「生徒さんがいるから続けられるんです」と、おっしゃっていましたが、先生を始め皆さんまだまだお元気ですから、大雪渓でのスキーキャンプ最長記録をさらに更新して行かれることと思っております。

 

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