ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.10(2018/07/14) D

 

 

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(Update:2018/07/19)

 

【畳平、お花畑】

畳平バスターミナル

それでは最後に畳平の様子をご覧下さい。

 

下りのシャトルバスを待つ列 − 時間に余裕を持って行動を
★下り便のピークは14〜16時★

時刻は15時前。ちょうど、シャトルバス下り便への乗車がピークを迎えています。この日の15時の乗鞍高原方面の下り便は5台が運行されました。これから夏休みに入るとさらに人出は増え、お盆などの繁忙期には、乗車できずに次の便になることもしばしばありますので、時間に余裕を持って下り便に乗車してください。下り便のピークは概ね14〜16時台の便です。

 

畳平お花畑 − 全体的に昨年より2週間早い

こちらは畳平お花畑。全体的に昨年より2週間早い推移を見せています。

 

ハクサンイチゲ − 一部を除いてほぼ終了

ハクサンイチゲは、雪解けが遅かった入口階段付近を除いて、ほぼ終了しました。

 

ミヤマキンポウゲ モミジカラマツが咲き始める

現在、きれいに咲いているのは、ミヤマキンポウゲ。また、その中にモミジカラマツが咲き始めています。昨年より2週間早い状況。

 

コバイケイソウが咲き始める

ごく一部ですが、入口付近にコバイケイソウが咲き始めました。今年は当たり年かもしれません(コバイケイソウの開花状況は年によって当たりはずれがあります)。

 

周回コースに進むと...

 

ハクサンイチゲに変わって、ハクサンボウフウが咲き始める

所々に白く咲くのはハクサンボウフウ。大群落していたハクサンイチゲンにとって代わって咲き始めました。

 

ヨツバシオガマ オンタデ

その他、ヨツバシオガマやオンタデな、夏真っ只中に咲く高山植物も姿を見せ始めています。

 

さらに奥の方へ

遊歩道の奥の方が雪解けが早いエリアですから、さらに高山植物の進捗が早い様子が見られ...

 

ハクサンイチゲは完全に終了 ミヤマクロユリも終わりに

ハクサンイチゲはもちろん、ミヤマクロユリもほぼ終わりになってきました。

 

遊歩道の隙間に... ミヤマアキノキリンソウ(つぼみ)

それでも、ミヤマアキノキリンソウなど、これから咲く高山植物もまだあります。

 

できるだけ早めにお越しください

現時点で7月下旬から8月上旬に咲く高山植物が見頃となっています。この分だと、お盆付近になるとかなり数が少なくなってしまう可能性がありますので、できる限り早めにお越しください。

 

<編集後記>

「梅雨明け十日」

関東甲信地方は6月に早々と梅雨明けが発表されましたが、7月9日に東海地方の梅雨明けが発表されてからは連日猛暑が続き、どうやらこちらのほうが正真正銘の梅雨明けだったようです。

梅雨明け十日は、その名の通り、梅雨明けから10日程度は太平洋高気圧の張り出しが安定していて、良い天気が続くということを指していて、今年はまさにそのような状況が続いています。普段、熱中症とは無関係の上高地乗鞍地方にも、7月13日(金)には熱中症の厳重警戒の情報が初めて流れ、三連休中も熱中症の情報が発表されていました。先週の豪雨も異常でしたが、今週の猛暑も本当に異常です。

それでも平地と比べるとその暑さは爽やかなので、熱中症に陥ることに気がづきにくく、また、登山やヒルクライム等、運動に伴う熱中症に注意が必要です。何年か前でしたが、気温が20〜25℃程度でしたが、動けなくなったヒルクライマーがいたものの、まさか、この気温で熱中症とはだれも疑いませんでした。

急に気温が高くなってきたため、体調コントロールがうまくいかない方も多いと思います。そして、標高の高いところで、さらに体調を崩されることも懸念されます。より一層の体調管理に努めていただきたいと思います。


 


 

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