ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.13(2018/08/04) @

 

 

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(Update:2018/08/09)

 

8月を迎え、本格的な夏山シーズンを迎えました...と、例年なら申し上げているところですが、すでに本格的な夏山シーズンに入り、今年は夕立すらない安定した毎日が続いています。夏山を楽しむには本当に恵まれた今夏になっています。

先週の台風12号の通過後は、猛暑が衰えるかと思ったものの、そんな気配は全く見せず、ほぼ一ヶ月にわたって、ギラギラの太陽が突き刺さる毎日です。もうそろそろ、お休みしてほしい所ではありますが、来週から始まるお盆休みは一番の書き入れ時ですから、観光関係の方々にとっては、それまではもう少し晴天が続いて欲しいもの所でしょうか。


◎ 今回の目次

Page-1 : 【観光センター前駐車場】        【大雪渓までの沿道の風景、有力選手も練習に(田中裕士選手)】
Page-2 : 【大雪渓に到着、雪渓下部 T】       【雪渓下部U、モーグルコース】
Page-3 : 【雪渓中段】       【雪渓上部T、ジュニアアルペン、モーグルエア台】       【雪渓上部U、モーグルコース】
Page-4 : 【畳平、お花畑】        <編集後記>「今回のノリクラ雪渓カレンダーは折り返し地点」

●参考資料●
(周辺地図) −   ノリクラガイドマップ県道乗鞍岳線版      ノリクラガイドマップ 紅葉上部エリア版         ノリクラガイドマップ 春スキー 版<対象時期:4月下旬〜6月末> 

 

 

 

【観光センター前駐車場】

観光センター前駐車場

早朝6時の観光センター前駐車場。連日晴天が続いています。気温は16℃、今夏は異常な猛暑に見舞われ、7月はノリクラでも朝からかなりの暑さを感じる状態でしたが、今日は日差しは先月ほどの強さではありません。

 

シャトルバス始発便 − 今日は3台運行

今日のシャトルバス始発便は3台が運行されました。8月に入って、家族連れの姿が多くなっています。涼しさを求めてノリクラにお越しの方もたくさんいらっしゃるようですが、西日本などでの水害の影響からか、関西方面からの来場者が少ないようだとおっしゃるタクシー運転手さんもいました。

 

観光センター前駐車場は120台(7〜8割程度) ヒルクライムの準備

6時の時点で観光センター前駐車場は120台で、7〜8割が埋まっている状況。そのほとんどが山頂方面に向かう方ですので、しばらくは駐車車両に動きなく、空きが出てくるのは午後になってからです。繁忙期の観光センター前駐車場は概ね8〜9時には満車となります。その場合は、2km先にある鈴蘭橋駐車場へ回ってください。

今日もヒルクライムに出発する準備風景が駐車場内のあちこちで見られます。こちらのグループは、メンバーの中に全日本マウンテンサイクリングin乗鞍に出場される方がいらっしゃり、前回は岐阜県側の乗鞍スカイラインを登り、今日は長野県側の県道乗鞍岳線をチャレンジするとのこと。

 

リカンベント − 興味のある方、Welcome! 出発 − 目指すは山頂!

こちらの変わった自転車はリカンベントと呼ばれ、仰向けになって乗車します。全日本マウンテンサイクリングin乗鞍にはありませんが、本大会とシリーズ戦となっているツールド美ヶ原(7月1日開催、長野県松本市)には、リカンベントのクラスがあって出場されたとのこと。しかし、出場者が7名しかなく、このクラスは風前の灯火とのことで、愛好者を増やそうと躍起になっている模様...。

ロードバイクを最初に乗るとき、クリートの扱いにだれもが洗礼を受けたかと思いますが、リカンベントの場合、クリートキャッチ以前に、どうやってペダルに足を掛けるのだろうと、考えれば考えるほど、不思議な乗り物だと思ってしまいますよね!(笑)

 

【大雪渓までの沿道の風景、有力選手も練習に(田中裕士選手)】

今日は朝一番からヒルクライマーが多い

それでは、ここからはいつものように大雪渓までの沿道の様子をご覧下さい。今日は朝一番からヒルクライマーの姿が多い模様...

 

ゲレンデ入口

こちらは鈴蘭橋駐車場(第三駐車場)の反対側のゲレンデ入口。

 

ゲレンデにはオニユリが咲き誇る

ここから奥のゲレンデに入ると、先週からオニユリが綺麗に咲いています。自然に自生したものですから、ユリ園のようにびっしり咲いてはいませんが、草むらの中に数多く咲いている様子は見られます。

昨年より1週間早く先週から咲き始めています。そのため、すでに終わりのものも見られますが、つぼみもまだありますので、もうしばらくは楽しめそうです。

 

三本滝ゲート − ここからマイカー規制 日差しが強い! − 木陰に隠れて

観光センターから7km先にある三本滝ゲート。ここからマイカー規制が始まり、バス・タクシー・自転車のみ通行可能です。7時30分の時点で、気温は26℃まで上昇し、強い日差しに、警備員の方々は日陰に入って業務されていました。

マイカー規制からすでに15年が経過しますが、まだ、ご存じなくお越しの方がいらっしゃるとのこと。中には「高山方面に向かおうと、カーナビにセットしたら、このルートが案内された」と、おっしゃる方もいらっしゃったとのことで、機種によってはそのような案内がされるのでしょうか...

 

かもしかゲレンデ

三本滝ゲートを通過すると、かもしかゲレンデを横切ります。

 

ヤナギランが綺麗に咲き乱れる

今週に入って、ヤナギランの花がかなり目立ってきました。他の高山植物は昨年より若干早い開花を見せていますが、ヤナギランに関しては、それほど早いという感じではありません。特にきれいなのは、かもしかゲレンデの上部で、高天ヶ原や剣ヶ峰と一緒に撮影するポイントもあります。

 

摩利支天と呼ばれる場所 − 摩利支天岳に祀る不道明王を参拝する

観光センターから約10kmにある摩利支天と呼ばれる場所。コロナ観測所がある摩利支天岳に祀っている不動明王を勧請して参拝しやすくしたものだとされています。そのため、ここからは摩利支天岳の山頂方面がはっきり確認できるロケーションの良い場所です。

 

WebSiteの写真を見てると、どうしても来たくなっちゃって...

ゴールとなる県境方面を眺めながらのヒルクライムは、完走するためのモチベーションには欠かせないもの。「このWebSiteには、いつも素晴らしい写真が載っていて、今日はどうしても来たくなっちゃいました〜」と、朝一番の開門と同時に出発し、下山後は温泉に直行されるとのこと...

 

そこに登場したのは... 田中裕士選手(昨年チャンピオンクラス2位)
「今年は何が何でも優勝してやる〜!」

...と、そこにやって来たのは、昨年の全日本マウンテンサイクリングin乗鞍でチャンピオンクラス2位の田中裕士選手。「今年は何が何でも優勝しますから!!」と、メラメラと闘志に火がついています(笑)。

ここ最近のチャンピオンクラスはベテランの層が厚く、なかなか若手が食い込んでいけない状況が続いていますが、そこに何としても食い込んでいきたいという意気込みがあるのだと思います。

 

位ヶ原山荘

そして、標高2350メートルにある位ヶ原山荘より先は、森林限界を超えて、山岳ステージへと差し掛かります。

 

眺める視線の先には

右方向を眺める視線の先には...

 

つづら折れの激坂を一望できるロケーション

これまで登って来たつづら折れの激坂が一望できるロケーションが広がります。ここで足を止めてシャッターを切る方は数多くいらっしゃいます。

 

篠島瑠樹選手(昨年ジュニア1位)
今年からチャンピオンクラスに(中学生参加は史上初)

...と、ここでお会いしたのは、、昨年の全日本マウンテンサイクリングin乗鞍でジュニア1位の篠島瑠樹選手。「今年はチャンピオンクラスに出場します!」と、練習に励みます。昨年の乗鞍スカイラインサイクルヒルクライムでは最年少選手として出場し、クラス優勝を狙ったものの、上位クラスの選手に阻まれて良い結果を出すことができませんでした。

篠島選手は現在中学2年生。今回チャンピオンクラスに出場すると、中学生初のチャンピオンクラス参加者となります。チャンピオンクラスは一般クラス以上に選手同士の駆け引きがあるはずですから、今後の競技人生に良い経験になると思います。

 

気分がハイになる景色 「今日は3本行くからね!」
(田中祐士選手)

この景色を見たら気分がハイになってもおかしくありません...「今日は3本行くからね!(往復三本登る)」と、田中選手。

 

ヒルクライムを始めて5年。健康診断の検査値が良くなかったのをきっかけに自転車を始めた所、あっという間に改善!「メタボが気になる方は是非お勧め〜!」と、おっしゃっていました。

自転車に限らず、その道にハマってしまうと、よりよいパーツに多額の資金を投じてしまう傾向にあり、特にヒルクライムの場合は車体の軽量化にしのぎを削るものです。しかし、まずはご自身の軽量化が検査値もよくなり、一番効果的とも言えますね〜。(※ ヒルクライムによる検査値や体重の改善には、個人差があります...)

 

リカンベントでスイスイ空中散歩

意外とスイスイ登ってくるリカンベント。思ったよりも安定している模様。

 

全日本マウンテンサイクリングin乗鞍まであと3週間

全日本マウンテンサイクリングin乗鞍まであと3週間。まだ、しばらく、猛暑・晴天が続くようですから、躊躇なくトレーニングに打ち込むことができそうです。

 

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