ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.13(2018/08/04) B

 

 

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(Update:2018/08/09)

 

【雪渓中段】

雪渓中段

雪渓下部の北端のモーグルコースの岩と南端の石碑の岩の間を上がったエリアで、雪渓上部の雪渓下部を結ぶ緩斜面です。

 

長さ100メートル×横35メートル
昨年より1週間〜2週間早い雪解け
上半分は完全に雪解け完了

先週まで残っていた上半分は完全に雪解けが完了し、残っている下半分は長さ100メートル×横35メートルで、昨年より1週間〜2週間早い雪解け状況です。

 

ミヤマダイコンソウも昨年より1〜2週間早い

ミヤマダイコンソウの花は少し見頃を過ぎた状態になっています。こちらも昨年より1〜2週間早い状態です。

 

大雪渓から肩の小屋へ続く登山道 数多くの高山植物が楽しめる

大雪渓から肩の小屋へ続く登山道は、数多くの高山植物が楽しめます。こちらも若干早めの推移を見せていますが、まだまだ、数多くの花を楽しめます。次のページでお伝えする畳平のお花畑は、すでに高山植物のシーズンが終了になってきていますので、こちらのほうがたくさん楽しむことができるしょう。

 

【雪渓上部T、ジュニアアルペン、モーグルエア台】

雪渓上部全景
全体的に昨年より3週間早い雪解け

それでは雪渓上部の様子をお伝えします。雪解けが進むと中央から尾根が縦に伸びて、雪渓上部を左右に分断します。右側での滑走は8月下旬〜9月上旬まで。左側は9月下旬から10月上旬まで滑走可能ですが、左側はかなりの急斜面で、下が岩場になっていますので、雪渓での滑走に慣れた上級者のみとなります。

中央部分の岩の大きさや上端の高さなどは昨年とほぼ同じですが、全体の面積では昨年より3週間早い雪解けを見せています。

 

雪渓上部の下端部分

こちらは雪渓上部の下端部分。

 

先週の雪渓上部下端
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.12(2018/07/28) B
今回の雪渓上部下端
昨年より2〜3週ほど早い雪解け

雪渓上部の下端の位置は先週より5メートルほど上昇し、昨年より2〜3週ほど早い雪解けを見せています。

 

先週と比べて若干雪解けが遅くなる傾向

大雪渓全体の中で、雪渓上部の下端部分が、昨年と比べて、最も雪解けが進んでいる箇所ですが、先週までと比べると、若干雪解けスピードが遅くなっている傾向が見られます。

 

雪渓上部右側 鉄塔土台 − ほぼ昨年並み

左の画像は雪渓上部右側、中斜面が続き、ポールレッスンが盛んに行われるエリアです。そして、雪渓上部右側エリアの下部、ちょうど雪渓中段につながる位置にある鉄塔土台です。雪渓から土台まで20メートルほど離れるようになり、先週までは昨年より1週間早い雪解けでしたが、ほぼ昨年並みの状況になり、こちらも雪解けスピードが遅くなってきています。

 

ジュニアのグループ

ショートポールを立てて、ジュニアのグループが練習を行っていましたが、訪れた時はちょうどお昼休み。皆さんで賑やかに楽しんでいらっしゃいましたが、中高生らしいキュートな話題で盛り上がります〜(笑)。この夏休みにその想いが「成就」できるといいね〜!

 

モーグルのエアーの練習

その隣では、モーグルのエアーの練習が黙々と続けられていました。

 

完璧に決めるエアー

完璧に決めるエアー。でも、ここからまだコブを作って実践に近い形で練習されるとのこと...

 

この時期、雪上で練習でいる場所は限られる

この時期、雪上で練習できる場所は国内では非常に限られていて、その中で、利便性では乗鞍大雪渓が一番といってもよい場所でしょう。

 

雪渓上部右側の上端部分 − ほぼ昨年並み

こちらは雪渓上部右側の上端部分。先週までは昨年より1週間早い雪解けを見せていましたが、今週はほぼ昨年並みの状況です。

 

雪渓上端から下端まで265メートル

雪渓上端から雪渓下端までの距離は265メートル。2017年は307メートル、2016年は雪解けが完了し、2015年は270メートル。2014年は497メートル、2013年は295メートル、2012年は263メートル、2011年は246メートル、2010年は276メートル、2009年は232メートル、2008年は278メートルでした。2014年の数値が突出しておりますが、これは雪渓上部と下部がまだつながっていたためです。

 

【雪渓上部U、モーグルコース】

昨年の雪渓上部左側全景
2017ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.13(2017/08/05) B
今回の雪渓上部左側全景
昨年より2〜3週早い雪解け − 上級者限定

こちらは雪渓上部左側。大雪渓の中でも急斜面のバーンが広がり、シーズン終盤まで積雪の残るエリアです。

大雪渓エリアの中でも最も遠方に位置することから、他のエリアが滑走可能なこの時期は訪れる方は少ない状況です。しかし、今後、他のエリアが滑走できなくなって、雪渓上部左側しか滑走できなくなる8月下旬頃になると、冷え込みの影響からバーンは硬くなってきて、スプーンカットのほか、大きな氷の柱が一面に現れ、初心者の滑走は困難な状況になって行きます。さらに、雪渓上部左側は他のエリアよりも急斜面であることに加え、バーン下部は全面岩場であるため、滑落すれば大怪我となる可能性もあります。

雪渓下部や雪渓上部右側で、ある程度雪渓でのスキーに慣れたうえで、お越しいただくことを強く求めます。今週は初めて乗鞍大雪渓にお越しになり、いきなり雪渓上部左側の急斜面にやって来た方が多くみられました。今回は雪が柔らかく、大きな事故につながることはありませんでしたが、天候の加減でバーンが少しでも硬くなると、事故に直結します。今年は、バーンが急斜面になっていますので、初めての方はご遠慮くださいますようお願い致します。

 

モーグルコース − コブ管理人がコース整備

こちらにはモーグルコースが1レーンあり、先週の雨の中でも、コブ管理人がコース整備をされていましたので、きれいなコースが出来上がっています。

 

ほぼ終日にわたって整備が続けられる

それでも、今日もほぼ終日にわたって整備が続けられました。ただ、お盆期間中はお越しになれないとのことで、今後のバーン状況に懸念があります。

 

1週間にわたってノリクラが合宿 一皮むけたキレのある滑りに

夏休みに入り、ノリクラ合宿を続けられているこちらの方。もう1週間滑りっぱなしでヘトヘト状態。でもその滑りには、一皮むけたキレが感じられ、ノリクラで成長できた実感を自身でも感じられたことでしょう。

 

コースの長さは25コブ×92メートル
(ピッチ:3.7メートル)

コースの長さは25コブ×92メートル(ピッチ:3.7メートル)。コースの左右には余裕があり、まだしばらく滑走可能な状態です。ただ、今年は、上端は例年と変わらないものの、下端は極端に雪が少なく、急斜面になっています。さらに、このコースより南側は急激に斜度変化のあるバーン構成となっているため、このコースよりも南側に新たなコースを作ることが困難かもしれません。(その場合、一番南側まで移動することになります)

 

雪渓上端 − ほぼ昨年並み 上端から下端まで150メートル
昨年より3週間早い雪解け

こちらは雪渓上端部分。ほぼ昨年と変わらない状況です。また、上端から下端までの距離は120メートルで昨年より3週間早い雪解けです。

 

お昼休みはのんびりビールタイム

時間帯がちょうどお昼を少し過ぎたところで、多くの方がお休みをされている最中でした。気温は16℃と涼しく、じーっと休憩していると、長袖がちょうど良い気候。そんな気候であっても、ここでのビールは当たり前においしく、これを楽しみにここに訪れる常連も数多くいらっしゃいます。

 

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