ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.14(2018/08/11) @

 

 

Top-page > Index > Page:   1  2  3  4 

(Update:2018/08/16)

 

今日は山の日。国民の休日として制定されて3年目を迎えます。今年は残念ながら土曜日と重なってしまったため、お休みが増えることはありませんでしたが、この週末あたりからお盆休みに入る方も多いのではないでしょうか?それに伴い、ノリクラは一年で一番賑わう1週間となります。

7月から猛暑続きで、連日晴天に恵まれていました。お盆休みも当然良い天気かと思われましたが、ここ数日は全国的に大気が不安定な状況となり、局地的な雷雨などが頻発する状況となっています。ノリクラにおいても、極端な天候はないものの、濃霧に見舞われたり、一時的に雨が降ったりする天候がですが、一日を通してみると晴〜曇とまずまずな状況です。そのため、自転車入山数は、本日8月11日は232台と通常の週末並みでしたが、翌日8月12日(日)は421台と史上最高の入山数を記録しました。

ノリクラの夏はお盆を過ぎると終わってしまいます。この短い夏が終わる前に、ノリクラに足を運んでみてはいかがですか?


◎ 今回の目次

Page-1 : 【観光センター前駐車場】        【大雪渓までの沿道の風景】
Page-2 : 【大雪渓に到着、山の日に山の神が現れた!(森本誠選手・中村俊介選手)】       【雪渓下部・ モーグルコース、雪渓中段】
Page-3 : 【雪渓上部 T】       【雪渓上部 U、モーグルコース】
Page-4 : 【畳平、お花畑】        <編集後記>「繁忙期...」


●参考資料●
(周辺地図) −   ノリクラガイドマップ県道乗鞍岳線版      ノリクラガイドマップ 紅葉上部エリア版         ノリクラガイドマップ 春スキー 版<対象時期:4月下旬〜6月末> 

 

 

 

【観光センター前駐車場】

観光センター前駐車場

こちらは6時の観光センター前駐車場。夜明け前まで曇っていましたが、きれいな青空の朝を迎えます。

 

気温は18℃なのに今日は「ひんやり感」はない 駐車スペースに余裕あり

気温は18℃といつもと変わらないものの、若干湿度が高いせいか、今日は朝のひんやりとした感覚はあまりありません。そして、観光センター前駐車場はこの時点で120台で、こちらも普段の週末と変わりありません。今日からお盆休みの連休という方もいらっしゃると思いますが、まだ、本格的な賑わいは始まっていない感じです。ただ、翌日8月12日(日)は、やはり混雑が始まり、朝6時15分に満車となりました。

 

シャトルバス始発便 今日は各便3台前後の運行

今日のシャトルバス始発便は3台運行されました。この後の便も3台前後の運行が続き、こちらに関しても、普段の週末と同じような状況。

 

久々に再会するベテラン運転手さん

中央の運転手さんとは久々の再会。ノリクラでは超ベテランの運転手さんで、かつては乗鞍岳春山バスの試運転も担当されてました。最近は内勤が主業務で、今回はお盆対応ということで、駆り出されたとのことでした。

バス会社のほうも、この1週間は特別対応で臨んでいる模様です。

 

タクシー乗り場 観光案内しながらご乗車していただけます

今、懸念されることは、今年はタクシーがさえない...今年はノリクラを担当する運転手さんが減ってしまい、利用者も少ないのが現状。シャトルバス以外の交通手段も確保しておく必要があり、利用者減少はちょっと心配です。タクシーは、ただ乗車するだけでなく、道中の観光案内も合わせて行っていますので、パンフレットなどでは得られない話をお聴きすることができますので、ぜひご利用ください。

 

今日も空中三歩へ − リカンベント

先週お伝えしたリカンベント。今日は三輪タイプのリカンベント(リカンベントトライク)の方も一緒に空中散歩に出発です。ユーモラスなスタイルに観光客はもとより、一般のヒルクライマーからも注目の的だった模様です。

 

【大雪渓までの沿道の風景】

それでは、ここからはいつものように大雪渓までの沿道の様子をご覧下さい。

 

今日はヒルクライマーだけでなくランナの姿もちらほらと

朝一番からヒルクライム方の姿が多いのですが、今年はランナーの姿をちらほら見かけます。マラソンは夏場はオフシーズンですが、気温の低く、標高の高いノリクラは高所トレーニングに適しているかもしれませんね。

 

三本滝ゲート − ここからマイカー規制

観光センターから7km先にある三本滝ゲート。ここからマイカー規制が始まります。

 

三本滝レストハウス 軒先で小休憩するヒルクライマー

三本滝レストハウスの軒先には、小休憩されている自転車の方々の姿が...昨日も畳平まで登り、今日は二日目とのこと。右のお二人は、まだ、始めたばかりの模様で、三本滝まで来た時点で「もう帰りたい!」と...(笑)。でも、ゴールした瞬間に「もう終わっちゃったの〜。もう一度やりたい!」という感覚に変わっていくものですから不思議ですよね。

 

かもしかゲレンデのヤナギランが見頃に

三本滝ゲートの上にあるかもしかゲレンデでは先週からヤナギランが見頃となり、今週はゲレンデ斜面をほんのりピンクに染めるほど目立つ状態になっています。

 

今年のヤナギランは例年より勢いがよい

かつては、ゲレンデ全体をピンクで染めるほど生い茂っていたものの、最近はかなりまばらな状況。それでも今年は例年よりも少し勢いが良いように感じます。そんなヤナギランがヒルクライム辛さを和らげてくれるはずです。

 

スポーツジャーナリスト 橋本謙司氏
「今年はトップ選手ゴール2分後からインタビュー開始したい」

道中では数多くの選手に行き合いますが、こちらはスポーツジャーナリストの橋本謙司氏。自ら自転車レースに参加し、その体験を記事にされており、全日本マウンテンサイクリングin乗鞍にも毎年参戦。自ら選手であるため、有力選手とのつながりも多く、それが机上で書くだけでは得られないナマのレポートになっているようです。

「今年はトップ選手のゴールから2分以内にインタビューを開始したい!」と、意気込んでいらっしゃり、自らのゴールタイムを57分台に設定してトレーニングされています。

 

全体的に葉が乾燥気味 − 秋の紅葉への影響が心配

今年は猛暑の影響からか、沿道の木々の葉が例年よりも少し乾燥している様子がうかがえます。また、部分的な紅葉は毎年あちこちで見られるものの、今年はその数がやや多いように感じます。今秋の紅葉にどの程度影響するか、少し心配なところです。

 

位ヶ原山荘

そして、観光センターから15kmにある標高2350メートルの位ヶ原山荘。

 

山頂から下山途中に立ち寄る 位ヶ原山荘での記念写真はこんな感じで!

今日はご来光バスで登ったものの、濃霧のため、残念ながらご来光は拝めませんでした。そのまま、山頂まで向かい、位ヶ原山荘まで歩いて下山してきたところです。ご来光は残念でしたが、一瞬太陽が差し込んで、鶴ヶ池周辺でブロッケン現象が見られ、もう大満足!

 

橋本謙司氏 − 今年のマウンテンについて
「若手台頭が目覚ましくベテラン勢への食い込みが見所」

先ほどお会いした橋本氏とも合流。今年の全日本マウンテンサイクリングin乗鞍のトップ選手の動向についてお聞きしたところ。「今年は若手の台頭が目覚ましく、ベテラン勢への食い込みが見どころ。ただ、ノリクラは、馬力・体力だけでは勝負できない部分があります。それでも、若手選手がスパートをかけて集団から抜け出して、ベテラン選手に吸収されずにゴールまで維持できれば、展開が変わってくることも考えられます。」

 

位ヶ原山荘からは濃霧 山麓から絶えず雲が湧き上がる

位ヶ原山荘から先の森林限界では濃霧が立ち込めるようになります。山麓から絶えず激しく雲がわきあがって、それが濃霧となっています。

 

今日は霧に入っても蒸し暑い

このような天候は夏山なら、お昼近くになるとよく見られる状況ですが、霧の中に入るとひんやりとすることが多いものの、今日は蒸し暑さ感じるほど。

 

位ヶ原11号カーブ カーブの道端にはコウメバチソウが数多く咲く

こちらは位ヶ原11号カーブ。いつもなら、高天ヶ原と剣ヶ峰の二つの頂が鎮座してするビューポイント。しかし、今日は何も見えずに残念。しかし、今日はもっと身近なところにビューポイントがあります。足元に目を移すと、道端にはコウメバチソウが数多く咲いています。

 

通常のコウメバチソウ 八重咲きのコウメバチソウが咲く

一般的には左のような梅の花と同じスタイルの咲き方を見せて、この一角も大半が左のタイプのものです。その中に一輪だけ八重咲きのコウメバチソウがあります。何年かに一度はこのような花が咲くようで、数年前にも確認できました。

 

今日の自転車入山数232台と平均的な数字
★翌日8月12日は421台を記録し史上最高を記録★

今日の自転車入山数232台で、この時期の週末としては平均的な数字でしたが、翌日8月12日(日)には421台をカウントし、先週8月4日(土)の353台を上回り、今シーズン最高となりました。また、昨年8月13日の419台をも上回り、史上最高となりました。この日は岐阜県側の乗鞍スカイラインが濃霧のため自転車通行止めとなり、それが長野県側での自転車入山数増加に影響していると考えられます。

 

■ Next>>  Page2【大雪渓に到着、山の日に山の神が現れた!(森本誠選手・中村俊介選手)】■


 

 

 

Copyright (C)   乗鞍大雪渓WebSite

Top ||   1  2  3  4  Next>>