ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.15(2018/08/18) A

 

 

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(Update:2018/08/23)

 

【大雪渓に到着、雪渓下部、雪渓中段】

今日は10時過ぎても快晴

10時の大雪渓の気温は16℃、ご覧のようにきれいな青空が続いています。この時期、10時ぐらいになると山麓から雲が湧き上がって夏山らしい天候の変化を見せますが、今日は秋の乾いた空気に包まれ、良い天気が持続しています。

 

三本滝からの登って来た − 見飽きないこの景色

三本滝から登って来たというこちらの方。いつも当WebSiteをご覧下さりありがとうございます。観光登山でお越しの方は、当WebSiteまで調べてノリクラにお越しになるケースは少ないものの、一年を通してノリクラに関心をお持ちの方がご覧下さることが多いようです。そんなコアな方々に当WebSiteが支持されているのは本当にありがたいことです(これからもご愛読のほどよろしくお願いいたします)。

 

先週の雪渓下部
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.14(2018/08/11) A
今週の雪渓下部

ここからはいつものように大雪渓の様子をお伝えします。

 

先週の雪渓下部(長さ47メートル×横幅37メートル)
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.14(2018/08/11) A
今週の雪渓下部(長さ23メートル×横幅32メートル)

雪渓下部の大きさは、先週の長さ47メートル×横幅37メートルから、長さ23メートル×横幅32メートルまで縮小し、先週までは昨年より1週間早い雪解けでしたが、今週は昨年とほぼ同じ状態となっています。

 

昨年の大雪渓入口(車道まで71メートル)
2017ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.15(2017/08/17) A
今回の大雪渓入口(車道まで76メートル)
昨年と同じ状況

先週は昨年より1週間程度早い雪解けでしたが、車道からの距離は76メートルで、今週は昨年と同じ状況です。

 


拡大

雪渓下部は滑走不能
モーグルコースの一部が残る
モーグルコースの名残

雪渓の右寄り部分に先週までのモーグルコースの一部が残っているものの、もう滑走できないレベルになってしまいました。7月上旬ごろは、昨年より2〜3週間早い雪解け状況でしたが、時間の経過とともに、8月上旬には1週間程度まで縮小し、そして、今回、昨年との差がなくなりました。

このまま、昨年と同じ雪解けスピードで進めば、2週間後には雪渓下部の積雪はなくなることになります。

 

石碑の岩

こちらは大雪渓で二番目に姿を現す石碑の岩。

 

チングルマ

こちらは毎年定点でお伝えしている石碑の岩にあるチングルマ。先週の段階で綿毛が完全になくなり、大きな変化はありません。

 

オトギリソウ ミヤマアキノキリンソウ

現在、大雪渓周辺で数多く咲く花はオトギリソウやミヤマアキノキリンソウの二種類です。一番最後のページで畳平お花畑の様子をお伝えしますが、そちらはほぼ高山植物の季節は終了してしまいました。しかし、大雪渓は遅くまで積雪が残っていますので、その分、高山植物を遅くまで楽しむことができます。

 

雪渓中段全景 長さ23メートル×横幅20メートル
昨年よりやや早い雪解け

雪渓下部の北端のモーグルコースの岩と南端の石碑の岩の間を上がったエリアで、雪渓上部の雪渓下部を結ぶ緩斜面です。積雪は中央の大岩の北側だけ残っています。大きさは長さ23メートル×横幅20メートルで、昨年よりやや早い雪解け状況です。

 

あと2週間ほどでなくなる

昨年の雪解け推移から、あと2週間ほどで雪渓中段の積雪はなくなると推測されます。

 

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