ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.16(2018/08/25) �@

台風２０号の直接的な影響はありませんでしたが、台風から変わった温帯低気圧と秋雨前線の影響から、風雨が強弱を繰り返し、終日にわたって濃霧に見舞われたあいにくの天気となってしまいました。

今回は県道乗鞍岳線をステージとした自転車ヒルクライムレース「全日本マウンテンサイクリングin乗鞍」が、８月２６日（日）に開催されました。この大会のために、毎週ノリクラに通い続けた選手も数多くいらっしゃったことと思います。それとは逆に、大雪渓に通う常連スキーヤーは、当日はシャトルバスが運休になることから、今週だけはノリクラ通いを止めて、休息日とされた方もいらっしゃるようです。大会の様子は、全日本マウンテンサイクリングin乗鞍特集を９月下旬に掲載する予定ですので、今しばらくお待ちください。

今回は大会取材のため、通常のノリクラ雪渓カレンダーの取材は一日前倒しして２４日（金）から行ったものの、２４日（金）・２５日（土）の二日とも悪天候で、ほとんど撮影できない状況のため、不明瞭な画像になりますがご了承ください。

◎ 今回の目次

Page-1 : 【観光センター前駐車場、大会開催のため閉鎖】       【大雪渓までの沿道の風景】
Page-2 : 【雪渓下部、雪渓中段】       【雷鳥の親子】
Page-3 : 【雪渓上部 �T】       【雪渓上部 �U】       ＜編集後記＞「全日本マウンテンサイクリングin乗鞍が終わると」

●参考資料●
（周辺地図） −   ノリクラガイドマップ県道乗鞍岳線版      ノリクラガイドマップ 紅葉上部エリア版         ノリクラガイドマップ 春スキー 版＜対象時期：４月下旬〜６月末＞ 

【観光センター前駐車場、大会開催のため閉鎖】

観光センター前駐車場

こちらは早朝６時の観光センター前駐車場。

自転車大会開催のため、観光センター前駐車場は閉鎖

今日と明日は自転車レース「全日本マウンテンサイクリングin乗鞍」が開催されるため、大会会場となる観光センターは昨日夕方から閉鎖されています。

雷鳴とともに激しい雨が

昨晩より周期的に雨が降っていますが、雷鳴とともに激しい雨が降り出しました。

シャトルバス − 本日は路線バスの停留所から発着	川のように雨水が流れる

観光センター前駐車場が閉鎖されているため、場内にあるシャトルバス停留所が利用できず、道路沿いにある路線バスの停留所での発着となります。この頃が雷雨のピークで、観光センター周辺は川のように雨水が激しく流れます。

明日の大会出場のため輪行でノリクラに − 今日は雨で自転車乗れず残念．．．

シャトルバス始発便は新島々バスターミナルから乗鞍高原にやってくる路線バスと兼ねていて、新島々バスターミナルから輪行でやって来たこちらのお二人。「マイカーだと途中で眠くなると困るけど、輪行だと道中休めるから．．．。でも、この大雨だとどこにも行けず、今日はこれからどうしよう〜？」と、困惑されている模様。

【大雪渓までの沿道の風景】

それではここからは大雪渓に向かう沿道の様子をお伝えします。

鈴蘭バス停のカエデ	紅葉 − 昨年とほぼ同じ進み具合

ノリクラで一番早く紅葉を始めるのは、鈴蘭バス停のカエデ。昨年とほぼ同じ進み具合ですが、幾分今年のほうが早いかもしれません。

三本滝ゲート	大雨の影響で至るところで滝が

観光センターから７ｋｍ先にある三本滝ゲート。マイカー規制はここから始まります。この付近では時折青空が見えるようになりますが、周期的にひどく降るタイミングもあって、天候はなかなか回復しません。そして、道路はご覧のように至るところで滝になっています。

道路は冠水 − シャトルバスは水しぶきをあげて

そのため、一部では道路が冠水し、シャトルバスは激しく水しぶきを上げながら進んで行きます。ちょうど３年前の２０１５年の全日本マウンテンサイクリングin乗鞍のレース当日も同じような状況で、この付近が冠水したため、急遽ゴールを三本滝ゲートまで引き下げて実施されるほどでした。

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ウラジロナナカマドの部分紅葉 − 秋が近づいてきたか？

ウラジロナナカマドが真夏に部分的に赤くなる様子はよく見られますが、このようにダケカンバが部分的に黄色くなる様子はあまり見かけません。

冷泉 − 紅葉スポットの一つ ★当WebSiteでは９月より紅葉情報を開始します★

ノリクラの紅葉は大雪渓や位ヶ原といった森林限界から始まります。例年９月中旬頃から始まって、９月下旬〜１０月上旬に見頃を迎えます。平地よりも１ヶ月以上も早いんですが見頃も短く、１週間持つか持たない状況で、特にこの時期になると、霜が降りることがあり、一旦霜が降りると、紅葉は始まる前であっても、全滅してしまいます。

当WebSiteでは９月より紅葉情報を開始します。例年との比較しながらお伝えしますので、紅葉の進み具合を把握することが可能で、お出かけの参考になさるとよいかと思います。

位ヶ原山荘

こちらは標高２３５０メートルにある位ヶ原山荘。

濃霧

この先から森林限界となり、今日のように天候が悪い日は、山麓よりもさらに悪くなります。

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天気の良い日の位ヶ原１１号カーブ ノリクラ 雪渓カレンダーVol.15(2018/08/18) �@		濃霧の位ヶ原１１号カーブ 景色がまるで異なる

そして、天気が良い日は山麓以上に素晴らしい光景になりますが、今日は全く何も見えません。森林限界以降は良い日は抜群に素晴らしいロケーションですが、悪い日は足元すら見えず、その落差が非常に激しいんです。さえぎるものがないため、気象環境がダイレクトに反映されている訳ですね。

風も雨も全て直球ストレート

風も雨も全て直球ストレートで襲ってきます。また、晴れた日は強い日差しがお肌に突き刺さります。