ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.22(2018/10/06) A
【大雪渓までの沿道の風景 U(三本滝〜大雪渓)】
三本滝ゲート − この先マイカー規制 | この周辺でも紅葉が始まる |
観光センターから7km先の三本滝ゲート。ここからマイカー規制が始まります。9時の気温は16℃、観光センターと同様に寒さはありません。周辺では紅葉の色付きが始まり、山肌にパッチワークの模様が浮かび上がっています。
紅葉が始まるまでは、針葉樹も広葉樹も区別がつきませんでしたが、紅葉の時期になると、このように模様が浮かび上がってくる点が興味深いところです。
プランターで環境美化? |
三本滝ゲートでも環境美化を強化し始めたのでしょうか?(笑)。常連のマラソンランナーの方から頂いたとのこと。先日の台風21号のため松本マラソンが中止となり、参加者にプランターが配られたそうです。
かもしかゲレンデ |
秋のノリクラでは紅葉とキノコの話題以外はないといってもよいでしょう。一般観光客の方がキノコに接するには地元の宿に泊まるのが一番。
かもしかゲレンデ周辺の紅葉が、本日一番良い状態 |
観光客ご自身でキノコ狩りということは難しい点がありますが、紅葉に関してはノリクラに到着した瞬間から目にすることができますので、現時点で色づきの良いポイントを見つけながら散策するのが良いかと思います。すでに上部の紅葉は終わり、現時点で最もよいのは、三本滝ゲート上のかもしかゲレンデ。
かもしかゲレンデ上部 |
そして、車道から少し離れますが、かもしかゲレンデ上部もなかなか良いです。今年はすでにゲレンデの草刈りが終わっていて歩きやすいのでお勧めです。
紅葉と山頂を同時に楽しむことができる数少ないポイント |
今日は天候が悪く残念ですが、こちらのゲレンデからは紅葉と山頂を同時に楽しむことができます。乗鞍高原内で紅葉と山頂を同時に見られるポイントは限られていますのでオススメです。
摩利支天も山頂方面を一望できる |
更に登って、こちらは摩利支天と呼ばれる場所。コロナ観測所が設置されている摩利支天岳に祀られている不動明王を拝むための場所とされていますので、こちらも山頂方面と紅葉をバッチリ望むことができます(今日はこの天候ですから確認できません)。
晴れた日の摩利支天付近の紅葉(10月3日撮影) |
こちらは3日前の10月3日に撮影したもの。ご覧のように紅葉と山頂方面を写し込むことができる場所です。
29号カーブ上の直線区間 |
更に登って29号カーブ上の直線区間。この辺りから落葉が目立つようになり、昨年よりちょっと早めに紅葉が終わりに近づいています。
今シーズン最後の夏スキーから下山 |
そんな中、自転車で下山中のスキーヤーに遭遇。今シーズン最後の夏スキーにお越しになったとのこと。また、来年もよろしくお願いいたします。
一般的には乗鞍大雪渓での夏スキーはお盆ごろまでとされていますが、常連スキーヤーになると、9月下旬から10月上旬まで 毎週通い続ける方もいらっしゃり、中には10月末までお越しの方もいらっしゃいます。
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位ヶ原山荘 − 10月末まで営業 | 年末年始など厳冬期も営業(交通手段は冬山登山) ノリクラ 雪渓カレンダー プレリリース版 番外編 Vol.1(2017/12/23〜24) D |
標高2350メートルの位ヶ原山荘。こちらは10月末まで営業が続けられます。その後は11月から年末まで一旦休業し、クリスマスから成人の日あたりまでの年末年始は再び営業を始めます。なお、11月以降は積雪のため道路は閉鎖され、シャトルバス運行もありませんので、年末年始にお越しの方は雪の中を歩いてくる必要があり、冬山経験者しか訪れることができません。
しかし、厳冬期に営業している山小屋は非常に限られているため、登山者やバックカントリースキーヤーにとって人気のスポットとなります。当WebSiteでも、厳冬期のノリクラの様子を12月からトップページの速報にてお伝えしておりますので、グリーンシーズン終了後もぜひご覧下さい。
紅葉のパッチワークが見事(冷泉小屋〜位ヶ原山荘間) |
冷泉小屋から位ヶ原山荘にかけての沿道ではご覧のような紅葉のパッチワークが見事です。
高い所の紅葉は終わり、ダケカンバの枝ぶりが晩秋の雰囲気 |
標高の高い所ではすでにダケカンバの落葉が始まり、針葉樹の深い緑の中に、白いダケカンバの枝ぶりが映えて、晩秋の雰囲気を醸し出しています。
位ヶ原お花畑 | 濃霧の中を行く |
位ヶ原・大雪渓の紅葉はほぼ終了しておりますが、中にはご覧のようにきれいな部分を見つけることができます。
厳冬期は道路も木々もなくなりホワイトアウトに |
小雨と濃霧が続き、視界が全くない状態。道路が無ければ、どこにいるのかわからない状態です。現代社会において、道路のない状態なんてありえませんが、12月に入ると、位ヶ原周辺は一面銀世界の雪原となり、木々もほとんど埋まってしまいます。
そのため、今日のような濃霧に見舞われると、どこにいるのかわからなくなり、遭難の危険性があります。厳冬期の濃霧は本当に恐ろしく、沢を間違えて下山して遭難した事案がノリクラでもあります。
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