ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.22(2018/10/06) B
【雪渓下部・上部】
雪渓下部 |
ここからは大雪渓の様子をお伝えします。雪渓下部と雪渓中段の積雪は5週間前に完全になくなりました。
大雪渓入口のウラジロナナカマド | 完全に落葉し、赤い実だけが残る |
こちらは大雪渓入口のウラジロナナカマド。先週まで紅葉しておりましたが、ご覧のように完全に落葉し、赤い実だけが残っています。
石碑の岩 | チングルマの紅葉も終了 |
いつもお伝えしている石碑の岩。その石碑の岩にあるチングルマは、ピークの色合いとなった先週から一週間経過して枯れてしまいました。大雪渓周辺の紅葉は完全に終了です。
落書きの岩−雪渓下端まで推定90メートル |
現在、積雪が残っているのは雪渓上部左側のみ。ただ、ご覧のように濃霧のため、全景をお伝えすることができません。そろそろ雪解けがストップする時期ですが、気温が高く雨が多いため、雪解けは続いています。
濃霧のため、雪渓下端までの距離を計測できませんでしたが、推定90メートルほどあると思います。
北寄りのエリア | 長さが15メートル −滑走できるレベルではない |
こちらは北寄りのエリア。先週は長さが17メートル程度でしたが、15メートル程度まで短くなっています。もう滑走できるレベルではありません。
こちらは上端部分。
上端部分 | 上端から下端まで18メートル すでに昨年の10月末よりも短くなった |
上端の位置は先週から2メートル程度後退しています。濃霧のため測定できませんでしたが、長さは推定18メートル。
2017年は85メートル、2016年は測定箇所の積雪が消滅し、2015年は108メートル、2014年は積雪のため先週より2メートル増えて83メートル、2013年は88メートル、2012年は38メートル、2011年は濃霧で測定不能、2010年は49メートル、2009年は74メートル、2008年と2007年は降雪により上端・下端部分が不明瞭になり測定不能でした。
【雪渓上部、今シーズン最後の夏スキー】
南寄りのエリア | 下端部分は再氷結してアイスバーン |
こちらは南寄り部分。こちらは滑走可能ですが、下端部分は雪解け水が再氷結してアイスバーンとなっているため、スキーブーツでは登ることができず、スキー板を装着して登る必要があります。
一番下まで滑走せず、スキーブーツで登攀できる所で登り返し |
そのため、一番下まで滑走せず、途中の柔らかい部分で止まって登り返すことになります。
9コブ残っています |
やや硬めですが、9コブ残っています。
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先週の上端部分 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.21(2018/09/29) B |
今回の上端部分 上端部分の雪解けはほとんどなくなる |
上端部分の雪解けはほとんどありません。
上端から下端まで推定33メートル |
上端から下端まで推定33メートル。今後は雪解けが少なくなってきますが、積雪量がかなり薄くなっていますので、面積はあっても滑走できない可能性が出てきます。
今シーズン最後の夏スキーを終了 |
こちらの常連スキーヤーもこの三連休で今シーズンのノリクラ通いを終了されます。また、来年もこのノリクラでお会いできることを楽しみしております。
【肩の小屋、今年はそろそろ店じまいの時期に】
肩の小屋 | 売店 |
大雪渓の端にある肩の小屋。この三連休で今シーズンの営業を終了する予定です。
たくさんの登山客でにぎわう | 雨の日は暖かいうどんやそばに限る! |
山頂登山道への中継地点にあり、今日も多くの登山者が休憩に立ち寄ります。
「肩の小屋のPRに役立てば」と見せてくれたオリジナルステッカー |
こちらのスタッフが見せてくれたのは、ご自身で作った肩の小屋のステッカーとバッチ。「少しでも肩の小屋のPRに役立てたら..」との思いで作成されました。
台風の影響で屋根が飛ばされたり大変な一年でした |
7月から約3か月間。このメンバーで営業を続けて来ました。台風の影響で屋根が飛ばされたり、冷凍庫や貯水タンクが壊れたりと苦難がありましたが、何とか無事に終えることができました。
でも何とか無事終了できそうで何より ★営業再開は来年7月★ |
来年の営業再開は7月を予定しております。皆様のお越しをお待ちしております。
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