ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.22(2018/10/06) D

 

 

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(Update:2018/10/11)

 

【紅葉情報−摩利支天〜三本滝(標高2000〜1800m付近)】
★見頃(例年の見頃:9月下旬〜10月上旬)★

標高2000メートルの摩利支天からかもしかゲレンデあたりが見頃です。

 

摩利支天〜三本滝上周辺

ただ、このエリアの中でも比較的標高の高い摩利支天〜三本滝付近は、先週ピークを迎えましたので、色合い的には若干鮮度が落ちている状況です。

 

先週の摩利支天〜三本滝ゲート
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.21(2018/09/29) D
今回の摩利支天〜三本滝ゲート
完全に発色して綺麗に

なお、こちらのように、青い部分が先週残っていた所は、今週に入ってきれいに発色を見せてくれました。

 

今週もっともよいのはかもしかゲレンデ周辺

そして、今週、最も状態が良いのはかもしかゲレンデ周辺です。例年、かもしかゲレンデ周辺が見頃を迎える時期は、上部の紅葉が終了し、山麓の乗鞍高原の紅葉が見頃を迎えていない状態で、唯一この辺りだけ見頃という状態となり、時期的には紅葉の端境期といえます。

ただ、今年は山麓の乗鞍高原の紅葉も見頃に近い状態となっていますので、見頃がないという状態には陥らずに済みました。

 

かもしかゲレンデから休暇村方面

かもしかゲレンデから休暇村方面を望んだものでは、ダケカンバの黄色が始まっています。昨年よりもやや早めの状態です。

 

【紅葉情報−乗鞍高原、一の瀬園地(標高1500m付近)】
★見頃に近づく(例年の見頃:9月20日前後〜9月下旬)★

善五郎の滝への遊歩道 − まだ色づきは進んでいない

乗鞍高原周辺も見頃に近い状態になってきました。こちらは善五郎の滝への遊歩道。まだ、この箇所はほとんど色づきが進んでいません。

 

昨年の鈴蘭橋
2017ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.22(2017/10/07) @
今回の鈴蘭橋
ほぼ昨年と同じレベル

鈴蘭橋の状況は、ほぼ昨年と同じレベル。

 

そして、一の瀬周辺では..

 

一の瀬周辺も色づきがはっきりと

色付きがかなりはっきりしてきました。ただ、まだ赤い紅葉が少ない状況です。

 

先週の一の瀬大カエデ
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.21(2018/09/29) @
今回一の瀬大カエデ
赤い箇所全体に広がる

こちらは一の瀬大カエデ、先週と比べて全体的に赤い箇所が広がってきました。

 

2015年の一の瀬大カエデ
2015ノリクラ雪渓カレンダー
Vol.23(2015/10/10〜11) G
2016年の一の瀬大カエデ
2016ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.22(2016/10/08〜10) @
2017年の一の瀬大カエデ
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.22(2017/10/07) @

昨年と比べて色付きが早いことがわかります。2015年のようにすでに全身真っ赤というシーズンもありますので、一概に今年が早いとは言えませんが、早めに推移していると考えられます。おそらく、あと1週間程度で2015年の状態に近くなると推測されます。

 

<編集後記>

「有名ホテルでは得られない魅力」

先日、紅葉とキノコを目当てにノリクラにお越しになったご婦人のグループにお会いいたしました。「かしましい」とは、女という文字を3つ組み合わせますが、まさにその状態そのもの..(笑)。旅慣れた方々のようで、例年、上高地の有名ホテルにお泊りだったとのことですが、ノリクラの方が面白いからとのことで、見るもの・触るものありとあらゆるものに感動していらっしゃる模様..。

ノリクラというところは、初めてお越しになる方よりも、ちゃんと良い時期をおさえてお越しになれる常連の方がより深く楽しんでいらっしゃるようで、ノリクラの良さがわかるようになるまでに、少し時間がかかるのではないかと推測しております。ノリクラというところは、よく噛むと味が出てくるということなんですが、それはこのような方々が、長年色々な所を歩き回った経験から得た価値観なのだとも思います。

それは宣伝とか誘致といった活動では作り出せない魅力であり、その価値観はお越しになっている方々が持っている年輪が独自に決めるものかもしれません。


 


 

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