ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.24(2018/10/20) B

 

 

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(Update:2018/10/25)

 

【大雪渓に到着、雪渓下部】

大雪渓入口・大雪渓駐車場 − 路面が白くなり始める

正午の大雪渓の気温は1.3℃。ご覧のように降雪が続いていて、路面は一部白くなり始めています。

 

大雪渓駐車場のトイレ − 外壁工事が始まる

台風21号の影響で外壁の一部が壊れた大雪渓駐車場のトイレで、今週から工事が始まりました。

 

ヒルクライム − 雪の中を走る

乗鞍スカイラインは8時30分から自転車通行可能になったものの、濃霧のため11時10分から再び通行止めとなりました。また、午後から降雪がひどくなってきたため、14時からバス・タクシーを含めて全面通行止めとなりました。

 

夕方近くなってようやく登って来た3人
通行止めの乗鞍スカイラインから急いで移動して来ました

夕方近くになって登って来たこちらの3人。一旦、乗鞍スカイラインに行ったものの、自転車通行止めだったため、急遽、乗鞍高原に回ってきたとのこと。こんな天気でも「やっぱりノリクラのヒルクライムはいいなぁ〜」と、おっしゃっていました。ピースサインをする指先はグローブから出ていますので、夏用の指切りのグローブ。おそらく、下山は手がかじかんで相当苦労したと思います。

お盆を過ぎたノリクラでは下山はかなり寒く、また、この時期は完全に真冬の装備が必要となります。2ページ目の方のようなダウンジャケットや厚手のグローブなど、冬の登山に匹敵する装備でお越しください。

 

雪渓下部

ここからは大雪渓の様子をお伝えします。雪渓下部と雪渓中段の積雪は7週間前に完全になくなりましたが、今回は再び雪化粧です。

 

吹き溜まりを中止に降雪

ハイマツの脇など吹き溜まりを中心に降雪が残り、特にハイマツ帯などには結構雪が積もっています。

 

石碑の岩などでは、北西から雪が吹き付けている

石碑の岩や周辺のハイマツ帯の様子を見ると、北西から吹きつけている様子がわかります。

 

雪渓下部 − 夕方にはかなりの積雪に

こちらは夕方の雪渓下部の様子。午前中と比べて、午後にかなり雪が降ったことがわかります。

 

【雪渓上部、降雪に見舞われた肩の小屋】

雪渓上部全景

現在積雪が残っているのは雪渓上部左側のみ。雪渓上部右側は7週間前に雪解けが完了しました。

 

雪渓上部左側

こちらは雪渓上部左側。大雪渓の中でも急斜面のバーンが広がり、シーズン終盤まで積雪の残るエリアです。

8月下旬頃になると、冷え込みの影響からバーンは硬くなってきて、スプーンカットのほか、大きな氷の柱が一面に現れ、初心者の滑走は困難な状況になって行きます。さらに、雪渓上部左側は他のエリアよりも急斜面であることに加え、バーン下部は全面岩場であるため、滑落すれば大怪我となる可能性もありますので、上級者・経験者のみ滑走可能です。

昨年と比べると、かなり小さくなっていることがわかり、すでに昨年10月末よりも小さくなっています

 

落書きの岩−雪渓下端まで90メートル 先週から南北二つに分かれる

落書きの岩から雪渓下端までの距離は90メートル。先週とほぼ同じで、すでに昨年10月末よりも長くなっていています。先週から雪渓が南北の二つに分かれています。

 

先週の北寄り部分
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.23(2018/10/13) B
今回の北寄り部分
先週とほとんど変わらない

こちらは北寄り部分。先週とほとんど変わらない状況です。

 

先週の北寄り部分
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.23(2018/10/13) B
今回の北寄り部分
大きさは長さ8メートル×横12メートル
ほとんど変わらないものの、一部で雪解けが進んでいる

それでも、一部で雪解けは進んでいる様子がわかります。雪渓の大きさは長さ8メートル×横12メートルです。

 

南寄り部分

こちらは南寄りの部分。

 

先週とほとんど変わっていない コブは消滅

こちらも先週とほとんど変わっていませんが、コブは消滅し始めています。

 

新雪は2〜3センチ程度

雪渓に降り積もった新雪は2〜3センチ程度。下地が硬いため、かなり滑りにくい状況になると思います。

 

先週の上端部分
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.23(2018/10/13) B
今回の上端部分
ほとんど変わっていない

上端の位置も先週とほとんど変わっていませんので、雪解けが収まって来た状況といえます。

 

上端から下端まで32メートル

そのため、上端から下端まで長さは32メートル。これ以上の雪解けはないと思われ、1999年から続く現在の積雪は、そのまま継続されると考えられます。

 

音をたたて雪が降る 道路は一時真っ白に

13時30分頃から、音をたたて雪が降るようになり、吹き溜まりなどでは5センチほどの積雪となり、道路も一時真っ白になるほどでした。

 

根雪になるにはあと1ヶ月程度かかる

この降雪がそのまま根雪になることはなく、あと1ヶ月程度は真っ白になったり、地面が見えたりを繰り返すと思われます。

 

肩の小屋付近 山頂登山道入口

こちらは肩の小屋周辺の様子。気温はマイナス2℃まで低下しています。午前中は比較的登山者が多く、山頂まで出向いた方々が午後になって下山されてきました。山頂付近の積雪もこちらの肩の小屋周辺とは変わらない状況だったようです。

 

14時に乗鞍スカイラインは通行止めに

14時に乗鞍スカイラインが閉鎖され、シャトルバスの運行も休止となりますが、下山者対応の下り便の運行は通行止め後もしばらく継続して行われます。

 

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