ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.24(2018/10/20) C

 

 

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(Update:2018/10/25)

 

【紅葉情報−乗鞍高原、一の瀬園地(標高1500m付近)】
★見頃(例年の見頃:10月中旬)★

 ノリクラの紅葉は9月中下旬から始まりますが、それに先立ち、9月よりノリクラ雪渓カレンダーにて紅葉情報を始めております。紅葉関連の情報は下記のページをご参照ください。

<紅葉関連情報>
■ 紅葉まとめ − 紅葉総合INDEX
■ ノリクラの紅葉の概要 −  乗鞍紅葉情報(紅葉の歩き方)  
■ ビューポイント(地図) − ノリクラガイドマップ紅葉上部エリア版(大雪渓〜摩利支天)   ノリクラガイドマップ紅葉下部エリア版(三本滝〜乗鞍高原・一の瀬エリア)

 

今回の観光センター前駐車場
2016年の観光センター前駐車場
2016リクラ 雪渓カレンダー
Vol.24(2016/10/22〜23) D
2017年の観光センター前駐車場
2017ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.24(2017/10/21) C

観光センター周辺の様子を比較すると、先週は例年と同じ程度で、昨年よりもやや遅い状況でしたが、今週は紅葉があまり進んでなく、例年・昨年よりもやや遅い状況です。

 

今年は色づく前から落葉が目立つ

今年は色づきが進む前から落葉が目立つ状況で、これは上部の大雪渓・位ヶ原ではよく見られる現象ですが、山麓の乗鞍高原ではあまり見られない現状です。しかし、今年は猛暑の影響を受けているのかもしれません。

 

昨年の鈴蘭橋
2017ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.24(2017/10/21) C
今回の鈴蘭橋

 鈴蘭橋付近は昨年とほぼ同じ状況。

 

善五郎の滝遊歩道付近

善五郎の滝遊歩道付近。上部から見ると、色づきがはっきりしていますが、内部から見るとかなりまだ黄色くなっていないミズナラが数多くみられます。

 

こちらも落葉が目立つ

それでも落葉がかなり多く、色付きがピークに達する前に落ちてしまっているようです。

 

昨年の善五郎の滝遊歩道
2017ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.24(2017/10/21) C
今回の善五郎の滝遊歩道
まだ色合いが進んでいない箇所が

一見すると昨年とほぼ同じ状態ですが、今年は部分的にまだ色合いが進んでいない箇所が見られます。

 

一の瀬の大カエデ

一の瀬の大カエデは

 

昨年の一の瀬大カエデ
2017ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.24(2017/10/21) C
今回の一の瀬大カエデ

全体的に色合いが出て来たものの、まだピークと呼べる発色でではありません。ただ、落葉が進んでいる点が気になります。

 

一の瀬周辺の紅葉

その他、一の瀬周辺の紅葉をみて、ダケカンバはほぼ終了していて、ピークが過ぎつつある状況でしょう。

 

昨年の休暇村〜三本滝間
2017ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.24(2017/10/21) C
今回の休暇村〜三本滝間

休暇村から三本滝へ向かう県道乗鞍岳線上では、カラマツの紅葉が始まって来ました。

 

カラマツの紅葉 − 来週あたりは綺麗なゴールデンオレンジに

おそらく、来週あたりには綺麗なゴールデンオレンジの輝きが見られると思われます。

 

<編集後記>

「10月のヒルクライム入山数」

乗鞍岳の入山数は年々減少傾向を示す中、唯一伸びているのは自転車入山数です。国内自動車道最高標高地点を自らの脚力で登り切る醍醐味は、他の3000メートル級の高山では絶対にできないこと...そして、日本一周を志すチャリダーたちが必ず押さえるべきチェックポイントでもあります。

例年、夏が終わるとヒルクライムシーズンは終盤となり、入山者数が減少する傾向が見られるのがちょっと残念なところです。しかし、ここ1〜2年はその傾向に少し変化が見られます。

10月のヒルクライム入山数
2017年10月 2018年10月
入山数 天候 入山数 天候
10/1(日) 213 10/6(土) 33
10/7(土) 10 10/7(日) 130
10/8(日) 208 10/8(月) 148
10/9(月) 92 10/13(土) 75
10/14(土) 14 10/14(日) 36
10/15(日) 10/20(土) 23
10/21(土) 10/21(日) 75
10/22(日)
合計 544 合計 520(前年比−6%)

(表の無断転載禁止)

こちらは昨年と今年の10月のヒルクライマーの土日祝日の入山数。

昨年(2017年)は前年(2016年)より11%増加しましたが、今年(2018年)は昨年(2017年)を6%下回り、ほぼ横ばいという状況です。ただ、昨年の方がカウントする日数が一日多いため、それを差し引くと今年の方が多くなります。

また、今年は10月後半の入山数が多い点が昨年までと異なっています。おそらく、今年は10月としては暖かな日が多く、天候の良い日が多かったことが要因と思われます。そして、秋になってから初めてノリクラにお越しになったという方も今年は見られ、やはり秋のヒルクライムが定着してきた感じが受け取られます。

一方、シャトルバスの利用状況は、例年、体育の日の三連休あたりに最高乗車人数をカウントする日が出現するのに対し、今年は秋分の日の三連休で見られ、体育の日の三連休では、中日に若干混雑が見られた程度でした。その状況はヒルクライム入山数にも現れていて、昨年10月8日の208名に対し、今年10月7日の130名という数字になっています。ただ、今年は翌日の三連休最終日10月8日に前日を上回る人数となって二日連続賑わいました。そして、それ以降の週も一定数の人数がカウントされている点が注目すべきところです。

この時期にお越しの方の多くは夏の全日本マウンテンサイクリングin乗鞍に出場する選手の大会対策ではなく、純粋にヒルクライムを楽しむ・ノリクラの景色を楽しむというスタイルが多く、シーズンに複数回お越しの方も多くいらっしゃいます。

何度も足しげくノリクラに通ってくださるヒルクライマーが、より快適にヒルクライムできる環境をもっと整えることが必要とも言えます。

※ 入山数 − 県道乗鞍岳線上り入山数   


 


 

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