ノリクラ 雪渓カレンダー<最終号>

Vol.25(2018/10/27) A

 

 

Top-page > Index > Page:   1  2  3  4  5  6 

(Update:2018/11/01)

 

【大雪渓までの沿道の風景 U(三本滝〜大雪渓)】

カラマツの紅葉が見頃に

今週一番の見所は、おそらく、カラマツの紅葉。日差しに恵まれないと発色がさえないものですが、日差しを浴びれば、燃えるようなゴールデンオレンジを放ってくれます。

 

翌日はきれいに晴れ上がり三段紅葉に ピークの発色だと曇っていても色合いがキレイ

左の画像は翌日10月28日(日)で、山頂の新雪が垣間見ることができ、三段紅葉となりました。色合い的にピークが若干過ぎているようで、青空でもあまりよい発色ではありません。右の画像は一の瀬周辺のカラマツですが、こちらはピークの発色のため、、曇っていても綺麗な色合いを見せてくれています。

 

三本滝ゲート 今シーズンもありがとうございました

観光センターから7km先にある三本滝ゲート。岐阜県側の乗鞍スカイラインの通行止め解除を受けて、表示の立て看板を撤去しています。県道乗鞍岳線の三本滝〜県境間の開通期間は7月1日〜10月31日のわずか4ヶ月間(122日間)で、年間の3分の1しか通行できません。しかもマイカー規制となっている国内でも非常に珍しい道路。

そのゲートを管理するこちらの管理人の方々も10月末で今シーズンの業務が終わります。早朝のパトロールは朝3時から始まり、また、10月に入ると路面凍結していることが多く、肝を冷やす思いも〜(笑)。ここを訪れる・利用する方の多くは観光客で、訪れた人々への丁寧な案内も業務の一つととらえ、いつも親切に対応されていました。

なお、国内で最も通行期間が短いのは、山形県の県道211号月山公園線ですが、年によって通行可能時期が若干異なり、今年の通行可能期間は6月22日〜10月22日の122日間のため、県道乗鞍岳線と同日数になっています。

 

上段のダケカンバは完全落葉
下段のカラマツは今が見頃

こちらは三本滝ゲート上のかもしかゲレンデの様子。道路を挟んで上段には紅葉の終わったダケカンバが、そして、下段にはきれいに色づいているカラマツの林があり、その違いがくっきりと分かれているところが面白い光景ですね。

 

中腹・上部エリアは落葉が終わって、いつ雪が降ってもよい状態に

三本滝より先の中腹や上部エリアはもう完全に落葉が終わり、木々たちはいつ雪が降っても大丈夫なように準備が進んでいます。

 

位ヶ原山荘

標高2350メートルの位ヶ原山荘。こちらは10月末まで営業が続けられます。今日もたくさんのヒルクライマーが訪れている模様です。

10月末以降の位ヶ原山荘は、11月から年末まで一旦休業し、クリスマスから成人の日あたりまでの年末年始は再び営業を始めます。なお、11月以降は積雪のため道路は閉鎖され、シャトルバス運行もありませんので、年末年始にお越しの方は雪の中を歩いてくる必要があり、冬山経験者しか訪れることができません。

しかし、厳冬期に営業している山小屋は非常に限られているため、登山者やバックカントリースキーヤーにとって人気のスポットとなります。当WebSiteでも、厳冬期のノリクラの様子を12月からトップページの速報にてお伝えしておりますので、グリーンシーズン終了後もぜひご覧下さい。

 

11号カーブ 11号カーブの下はツアーコース

位ヶ原山荘から1.5kmほど進んだ11号カーブ。この左側の谷が厳冬期のツアーコースとなっていて、下のかもしかゲレンデとつながっています。

 

厳冬期のツアーコース(バックカントリーコース)
12月上旬再開予定の速報はこちらの様子をお伝えします

こちらが真冬のツアーコース。ちょうど11号カーブ付近から望んだ位ヶ原急斜面です。ここまでしっかり積雪がつくようになるのは年明けの1月以降です。当WebSiteでは、12月上旬から再開する速報では、こちらのツアーコースの様子を中心にお伝えして行きます。

 

県境

こちらは県道乗鞍岳線の終点の県境。

 

気温2℃、もうこの時期になると日中になっても積雪は消えなくなる

気温は2℃で、周囲はご覧のように積雪凍結が見られる状態が日中になっても消えずに残っています。もう10月末になると、積雪が消えなくなってきて、場所によっては根雪になるところも少しずつ増えて行きます。

 

今日の入山台数は2台 − また来年お会いしましょう!

今日のヒルクライム入山数は2台だけでした。夕方の大雪渓駐車場の気温は-1℃まで低下し、真冬の格好でないととても下山できません。足しげく通ったノリクラでのヒルクライム。今年は何日達成できたのでしょうか??

 

【雪渓下部】

ここからは大雪渓の様子をお伝えします。

 

雪渓下部 大雪渓入口

雪渓下部と雪渓中段の積雪は8週間前に完全になくなりました。先週積雪となったものの、やはり根雪には至らず、ほぼすべて溶けています。

 

ウラジロナナカマドには赤い実しか残っていない でも冬芽は大きくなり、来シーズンの準備が進む

大雪渓入口のウラジロナナカマド。赤い実だけが残っています。それでも、枝先にはしっかりとした冬芽ができていて、すでに来シーズンに向けての準備が整っています。

 

石碑の岩 明け方からの雪はあまり積もらなかった

明け方から降った雪はさほどの積雪にはならなかった模様。今後、しばらくは積もったり溶けたりを繰り返して季節が進みます。

 

■ Next>>  Page3【雪渓上部、降雪で雪渓の境界がわからなくなる】■


 

 

 

Copyright (C)   乗鞍大雪渓WebSite

Top ||   <<Back  1  2  3  4  5  6  Next>>