ノリクラ 雪渓カレンダー<最終号>

Vol.25(2018/10/27) B

 

 

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(Update:2018/11/01)

 

【雪渓上部、降雪で雪渓の境界がわからなくなる】

雪渓上部全景

現在積雪が残っているのは雪渓上部左側のみ。雪渓上部右側は8週間前に雪解けが完了しました。

 

雪渓上部右側に積雪が残っていた頃の様子(右上、9月上旬)
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.17(2018/09/01) B

雪渓上部右側に再び積雪が戻る

その雪渓上部右側も先週からの降雪でかなり白くなっています。このまま根雪になる可能性は低いと思われますが、9月上旬に最後まで積雪の残っていた箇所に多く降り積もっています。ここは若干窪地になっていて積もりやすい箇所ではあるものの、最初に降り積もって最後まで残る点が興味深い所です。

 

雪渓上部左側

こちらは雪渓上部左側。大雪渓の中でも急斜面のバーンが広がり、シーズン終盤まで積雪の残るエリアです。

8月下旬頃になると、冷え込みの影響からバーンは硬くなってきて、スプーンカットのほか、大きな氷の柱が一面に現れ、初心者の滑走は困難な状況になって行きます。さらに、雪渓上部左側は他のエリアよりも急斜面であることに加え、バーン下部は全面岩場であるため、滑落すれば大怪我となる可能性もありますので、上級者・経験者のみ滑走可能です。

雪渓の大きさは、先週とほとんど変わらず、雪解けはストップしていると思われます。

 

落書きの岩−雪渓下端まで90メートル

落書きの岩から雪渓下端までの距離は先週と同じく90メートル。すでに昨年10月末よりも長くなっていています。

 

先週の北寄り部分
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.24(2018/10/20) B
今回の北寄り部分
先週とほとんど変わっていない

2週間前から雪渓が南北二つに分かれていて、こちらは北寄りの部分。先週とほとんど変わりありません。

 

先週の北寄り部分
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.24(2018/10/20) B
今回の北寄り部分
一部では積雪により面積が増えた

それでも、一部では降雪により面積が増えて来ました。

 

南寄りの部分

そして、こちらは南寄りの部分。大きさは縦30メートル×横40メートルです。

 

雪渓の境界が不明瞭

先週よりも周囲の積雪が増えていて、雪渓の境界が不明瞭になりつつあります。

 

先週の雪渓上端
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.24(2018/10/20) B
今回の雪渓上端
完全に境界がなくなる

雪渓上端に至っては、完全に境界がなくなってしまいました。

 

このまま厳冬期に突入する可能性が
1999年から続く雪渓が今後も残る

雪渓の上に降り積もった新雪は、今後、雨がなければ、このまま根雪になる可能性があり、少なくとも、雪渓上部左側に残された雪渓の雪がこれ以上溶けることなく厳冬期に入ると思いますので、1999年から続く現在の積雪は、今後も残ると思われます。

 

肩の小屋周辺 − 気温マイナス4℃

こちらは肩の小屋周辺。今日はシャトルバスの運行開始が長野県側は12時便、岐阜県側は11時40分便からでしたので、こちらに訪れる人はほとんどいませんでした。気温はマイナス2℃からマイナス4℃程度まで低下しました。

 

これから日中でも氷点下の日々が続く
1月下旬にはマイナス25℃以下に達する

11月も半ば以降になると、日中でも氷点下の日が続き、1月下旬にはマイナス25℃以下に達します。そして、最高気温がプラスに転ずるのは3月に入ってから。さらに最低気温もプラスになるのは5月中旬以降になります。もうすぐそばまで真冬が忍び寄っています。

 

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