ノリクラ 雪渓カレンダー<最終号>

Vol.25(2018/10/27) D

 

 

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(Update:2018/11/01)

 

【翌日10月28日(日)、快晴の朝は一斉に雷鳥が飛び回る】

夜明け前 − 雲一つない東の空が白み始める 西の空にはまだ月が煌々と輝く

昨日10月27日は夕方近くになってようやく天候が回復し、翌日10月28日(日)は、雲一つない東の空が白み始めます。気温は-5℃、西の空にはまだ明るい月が輝いています。

 

一斉にオスの雷鳥が鳴き始める

空が白み始めると同時に、オスの雷鳥の鳴き声があたり一面に響き渡ります。

 

今年生まれたばかりの幼鳥 − 今シーズンは雛が多い

こちらは今年生まれたばかりの幼鳥。でも、ほぼ親鳥と同じ大きさまで成長しました。今年は例年よりも生まれた雛の数が多く、雷鳥の専門家の話では、例年40羽程度に対して、今年は倍以上の雛が確認され、要因として春の雪解けが早かったことが考えられるとのことでした。

 

日の出

6時過ぎ、雲一つない南アルプスから日の出を迎えました。

 

大きな鳴き声とともに飛び回る

オス同士が威嚇するように大きな鳴き声を上げ、まるで戦闘機のように互いに飛び回る様子が見られます。

 

じーっと日向ぼっこ

夏の黒い羽毛が生え変わり、徐々に白い冬の羽毛へ。朝日をじーっと見つめ、日向ぼっこしているのでしょうか?

 

下から朝日に照らされる幻想的な雲海 雷鳥のペア

眼下に横たわる雲海に朝日が下から差し込んで幻想的な風景が広がります。左はオス、右はメスですが、雷鳥は毎年同じペアを組むといわれています。また、来年もこのペアから新しい雛が誕生するのかもしれませんね。

 

霜と雪が凍り付く富士見岳

日が高くなって空の青さが際立ってきます。こちらは真っ青な快晴に霜と雪で凍り付いた富士見岳。厳冬期になると、極寒の強風が絶えず吹き抜け、まるでツンドラ地方のように大地が凍り付く世界が広がります。

 

日本一高いバス停も凍てつく 雪化粧した山頂

国内で最も高いバス停「標高2716m」もご覧のように凍てついています。今シーズンも残すところあと3日。きれいに雪化粧した山頂を拝みながら、今シーズンのノリクラ雪渓カレンダーを終わりたいと思います。

 

<編集後記>

「今シーズンの連載も無事に終了できました...」

今回の掲載をもって今シーズンの連載を終了させていただきます。なお、12月上旬よりトップページの速報を再開いたしますので、しばらく皆様とお会いすることができませんが、速報再開まで今しばらくお待ちください。

今年一年を次のページであとがきとしてまとめてあります。最後までぜひご覧ください。それでは、今後とも乗鞍大雪渓WebSiteをご愛読下さいますようお願いいたします。( → 【あとがき −今シーズンを振り返って】 )

 

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