ノリクラ 雪渓カレンダープレリリース版

Vol.4(2019/04/24・27・28) A

 

 

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(Update:2019/05/02)

 

【乗鞍岳春山バス試運転−雪の壁が迫りくる】

雪が柔らかく雪解けが激しい
(夜間凍結による運休の可能性が高い)

今年は雪が柔らかく、日中の雪解けが例年よりも激しい状態です。そのため、夜間の冷え込みが厳しい場合、夜間凍結の範囲が広く発生するおそれがあり、翌朝の始発便(観光センター8:30発)は運休となる場合があります。

 

29号カーブ上の直線区間

こちらは三本滝ゲートから約3kmほど進んだ29号カーブ上の直線区間。

 

2017年の29号カーブ上の直線区間
2017ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版Vol.4(2017/04/28〜29) A
2018年の29号カーブ上の直線区間
2018ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版 Vol.5(2018/04/28) A

こちらは2018年と2017年の画像。今年は昨年よりも積雪が多く、一昨年よりも積雪が少ないことがわかります。

 

報道関係者向けに写真撮影

途中でバスを止め、報道関係者向けに写真撮影が何度か行われます。

 

雪壁の高さは3〜5メートル − 例年より高い所が多い

冷泉小屋を過ぎたあたりから積雪量が増え、雪壁の高さは3〜5メートルほど。例年よりも積雪が高い場所が多くなっています。

 

車窓を圧迫する雪壁

雪壁は最大5メートルでほぼ例年並み。バスよりも高く、車窓を圧迫します。

 

2016年は高さ2.3メートル
2016ノリクラ雪渓カレンダー
プレリリース版Vol.6(2016/04/20・23) B
2017年は5.5メートル
2017ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版Vol.4
(2017/04/28〜29) B
2018年は5メートル −ほぼ例年並み
2018ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版 Vol.5(2018/04/28) A

今後、激しく雪解けが進むため、車窓に迫りくる光景を体験したい方は、できるだけ早めにお越しになったほうがよいと思います。

 

道幅はバス1台分しかない
(自転車の無許可通行は正面衝突の可能性が)
位ヶ原山荘に到着

特に冷泉小屋から位ヶ原山荘までの区間は雪壁が高いだけでなく、道幅がバスが通行できるギリギリの幅しかないところもあって迫力感万点です。

また、冬季閉鎖中のため、ガードロープやカーブミラーの設置がまだありません。そのため、自転車などが無許可で通行した場合、正面衝突などの事故の危険性がありますので、路面状況に問題がないと思われる場合でも、冬季閉鎖中は自転車通行はしないようお願いいたします。

 

【位ヶ原山荘に到着、乗鞍岳春山バス運行開始が正式決定】

気温3℃、雨からみぞれに変わって来た

位ヶ原山荘に到着した11時の気温は3℃。冷泉小屋あたりから天候は雨から霙(みぞれ)に変わって来ました。

 

位ヶ原山荘の先では除雪作業中

位ヶ原山荘の先にはご覧のように除雪の重機があります。この先も大雪渓に向けて除雪が進められています。除雪作業中は危険ですので、周辺には近づかないようお願いいたします。

 

意見交換会

位ヶ原山荘では、春山バス運行開始を最終決定するにあたり、関係者一同での意見交換会が行われました。

 

のりくら観光協会会長 乗鞍高原温泉旅館組合長

意見交換会の中では、「乗鞍高原ではこれから水芭蕉なども花々の季節を迎え、乗鞍BASEといったフィールド施設もあるので是非立ち寄っていただくようPRしてほしい」、「岐阜県側の乗鞍スカイライン開通の5月15日に合わせて、こちら側も県境まで除雪ができないか?」といった要望などがありました。

 

アルピコ交通 位ヶ原山荘

実際の運行はバス会社による早朝パトロールを毎朝実施したうえで、その日に決められます。特に5月上旬までの始発便・2便は路面積雪・路面凍結が原因で、運休と判断されることがこれまでにもありました。この場合、各バス停に運休の掲示がなされますが、バス会社に直接電話で問い合わせることをオススメします。(アルピコ交通新島々営業所 0263−92−2511)

また、春山スキーヤーが大勢訪れる三本滝レストハウス前のトイレについて、27日までに利用できるようできないかという要望もありました。

 

予定通り4月27日(土)より運行開始

この意見交換会をもって、予定通り4月27日(土)より、今シーズンの乗鞍岳春山バスの運行開始が正式決定され、ゴールデンウィーク開始と同時に、賑やかな春山シーズンが押し寄せることになりそうです。

昨年の乗鞍岳春山バスの利用者数は6626名(うち雪見客は3239名)で、全体としては昨年をわずかに下回りましたが雪見客は昨年を上回りました。昨年は乗鞍高原に宿泊した方の利便性に考慮して1日4便から1日5便に増やし、それが雪見客増加の一因と推測されますが、今年もさらなる利用者増を期待したいところです。

乗鞍岳春山バスは、4月27日から6月30日まで毎日運行されますが(※)、当日の天候状況によって運休となる場合がありますのでご注意ください。(※ 6月23日(日)は乗鞍天空マラソン開催のため全便運休)

 

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■ご注意■

今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)

 

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