ノリクラ 雪渓カレンダープレリリース版

Vol.4(2019/04/24・27・28) B

 

 

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(Update:2019/05/02)

 

【4月27日(土)、本日より乗鞍岳春山バス運行開始のはずですが..】

三本滝レストハウス前駐車場 − 降雪でクルマが真っ白

乗鞍岳春山バス運行初日の4月27日(土)。こちらは三本滝レストハウス前駐車場。気温は1℃、夜半からの降雪で真っ白になったクルマがあります。

 

昨年の運行初日は満車
2018ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版 Vol.5(2018/04/28) B
今年の運行初日はまばら

例年、運行初日は多くの方がお越しになり、駐車場は朝一番から満車となるはずですが、今年は15台ほどとまばら。天気予報で今日は不安定な状態と発表され、明日は回復する傾向のため、おそらく、明日に変更された方が多かったのではないかと思います。

 

路面積雪のため春山バスは運休

乗鞍岳春山バスは、毎朝、運行前に道路パトロールが実施されます。今日もバス会社の方が位ヶ原山荘までの道路状況を確認して戻ってきました。そして、停留所にこんな掲示を取り付けます。

パトロールをされた方の話では「摩利支天あたりから積雪が始まり、位ヶ原山荘で15センチも積もっている。除雪しないととても運行できる状態ではありません..」とのこと。掲示にあるように1便(観光センター8時30分発)と2便(同9時30分発)は運休となりましたが最終的に終日運休となりました。

 

積雪状況 − 位ヶ原山荘15センチ 積雪状況 − 冷泉小屋数センチ

こちらが現地の積雪状況の様子。左が早朝の位ヶ原山荘で積雪は15センチほど。昨日まで全面アスファルトが出て積雪は全くありませんでしたから、一晩でかなりの積雪となった模様です。そして、右は冷泉小屋付近。こちらでも数センチの積雪となっています。

その後、明日の運行開始に備えて除雪作業が実施されましたが、午後には雪の降り方が激しくなり、位ヶ原山荘付近は再び白くなってきたとのこと。明日の早朝パトロールの時点で、積雪が残っていると、少なくとも始発便は運休となる可能性があり、その後の便も状況次第となります。

 

駐車場では出発の準備 入山は明日に変更します!

訪れた方の大半は、春山バス運休はちゃんと織り込み済みのようで、かもしかゲレンデを登って行く準備を淡々と進めて行きます。また、明日も入山する予定だったガイドツアーの皆さんは、今日の予定を取りやめた模様。

このような不安定な天候はこの時期よく見られ、急激な天候悪化は厳冬期以上に恐ろしいものです。視界良好だった森林限界がいきなり濃霧に包まれ、戻るに戻れないという事態も珍しくありません。ですから、少しでも危ないと感じる状況であれば、すぐに取りやめることが肝心です。

 

かもしかゲレンデから出発!

途中で引き返すことを前提にこちらの方々は出発します。朝の冷え込みでバーンが若干硬めで、シールグリップにちょっと不安がありますが、夜半からの新雪がうっすらと積もり、ほとんど問題なく登って行けそうです。この時期は冬と春が激しく季節の奪い合いをしますから、時には厳冬期並みに冷え込んでバーンが硬くなったりします。春や冬以上に状況変化が大きいことをよく認識しておくことが大切です。

 

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■ご注意■

今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)

 

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