ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.1(2019/05/11) @
今回よりノリクラ雪渓カレンダー正式版の連載を開始します。5〜6月は山頂・稜線方面からの大滑降が楽しめる春山スキー、7〜8月は大雪渓での夏スキーと自転車ヒルクライムの様子、そして、9〜10月は紅葉と初雪情報をお送りする予定です。ノリクラの四季は刻々と変化し、毎週違った表情を見せてくれるところが大きな魅力です。そして、どの季節もそれぞれの特徴と良さがあり、ぜひとも、一年を通して通っていただきたい場所であることをお伝えししていく予定です。
10月末まで毎週連載するノリクラ雪渓カレンダーのご愛読をよろしくお願いいたします。
■ご注意■
今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)
【5月11日(土)、観光センター前駐車場】
観光センター前駐車場 |
早朝6時30分の観光センター前駐車場。ご覧のよう薄い雲がベールのように青空を覆う朝を迎えます。気温は8℃、4月中はまだ氷点下の気温となる日もありましたが、5月になればそこまでの冷え込みはなくなってきます。
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先週の山頂方面 | 今回の山頂方面 |
山頂方面は数日前に降雪があった影響から、積雪状況は先週とほとんど変化が見られません。
乗鞍高原にもようやく桜前線が |
春の遅い乗鞍高原にもようやく桜前線がやってまいりました。5月9日に北海道最後の桜前線が釧路に訪れたというニュースがありましたが、乗鞍高原の桜前線もだいたい同じような時期に訪れます。標高590メートルの松本城での桜の開花が例年4月上旬ですから、同じ松本市内でも標高が900メートルも異なると1ヶ月もの違いがあります。
自然保護センターの桜はまだ.. (例年5月上旬〜中旬) |
ただ、観光センター西側にある自然保護センターの桜はまだ咲いていません。こちらは例年5月上旬〜中旬に咲き、昨年は5月5日は満開でしたので、例年よりも遅い状況です。
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昨年のスモモ −
花が終わりかけている 2018ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.1(2018/05/12) @ |
今回のスモモ − まだつぼみ |
観光センターより少し山麓側にある番所(ばんどころ)当たりでは桜とスモモが同時に満開を迎えていますが、観光センター周辺ではまだつぼみ状態。昨年はすでに「葉スモモ」でしたので、スモモも今年は遅めのようです。
なお、5月19日(日)に一の瀬園地で すもも祭が開催されます。ここ最近のすもも祭りは、スモモがすっかり終わって「コナシ祭」になっていましたが、今年はスモモの開花にタイミングが合うのではないでしょうか?
【三本滝レストハウス前駐車場、乗鞍岳春山バスに乗車】
三本滝レストハウス前駐車場 |
観光センターから7km先の三本滝レストハウス前駐車場。乗鞍岳春山バスに乗って山頂方面への春山スキーに向かうスキーヤー・ボーダーの方々の車がすでに集まっています。
舗装部分は7時に満車 | 未舗装部分は8時に満車 |
7時の時点で舗装部分の駐車場はすでに満車で、隣の未舗装部分は8時になって満車となりました。ただ、停められずに路上にあふれるという事態までの混雑はありません。
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昨年のかもしかゲレンデ 2018ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.1(2018/05/12) @ |
今回のかもしかゲレンデ 例年より1〜2週間遅い雪解け |
ここまでお越しのスキーヤー・ボーダーの方々は、行きは春山バスに乗りますが、帰りはツアーコースからかもしかゲレンデを滑り降りて下山します。
こちらが駐車場の隣にあるかもしかゲレンデ。昨年はすっかり雪解けし、歩いて降りざるを得ない状況でした。今年はまだ十分な積雪があって、板を外さずに下山することが可能です。かもしかゲレンデ・ツアーコースともに例年より1〜2週間遅い雪解けです。(かもしかゲレンデ・ツアーコースの積雪状況は4ページ目でお伝えします)
列には早めに並んで下さい | 販売した乗車券の枚数から運行台数を決めます |
春山バス始発便は8時45分(観光センターは8時30分)ですが、販売した乗車券の枚数から運行台数を決めるため、早めに列にお並びください。定刻間際だと人数オーバーとなって乗車できない恐れがあります。
春山バス始発便到着 |
5月上旬までは路面凍結運休が多かったが、今後は少なくなってくるはず |
乗鞍岳春山バスはゴールデンウィーク初日(今年は4月27日)に合わせて運行が始まります。運行開始初期(ゴールデンウィークから5月上旬)は、積雪や路面凍結のため、始発便は運休となることがかなり多い状況です。しかし、5月中旬頃から夜間の冷え込みも弱まってきて、路面凍結による始発便運休も少なくなってきます。
三本滝ゲート この先冬季閉鎖中、春山バス通行時のみ開門 |
乗鞍岳春山バスは冬季閉鎖中の道路を利用して運行されます。そのため、三本滝ゲートはバスが通過するときのみ、係員が開閉します。まだ一般車両が通行しないため、ガードロープやカーブミラーなどの安全設備が設置されてなく、自転車などの車両が無断に入った場合は、バスとの正面衝突の可能性があります。春山バスは昨年より1日5便に増えて、どこかで必ず鉢合わせする運行ダイヤになっていますので、絶対に無断通行しないようお願いいたします。
車窓からの雪壁は圧巻! | 5月下旬からは大雪渓まで延長予定 |
運行から2週間が経過するものの、車窓からの雪壁は圧巻!今後雪解けが進んで雪壁が低くなってきますが、5月下旬からは大雪渓まで延長されますので、さらに高い雪壁が待っています。
位ヶ原山荘に到着 |
三本滝から約20分で位ヶ原山荘に到着します。
■ご注意■
今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)
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