ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.3(2019/05/23・25) @

 

 

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(Update:2019/05/30)

 

ゴールデンウィークから運行が始まった乗鞍岳春山バスは、標高2350メートルの位ヶ原山荘まで運行されていましたが、位ヶ原山荘より山頂側の除雪が完了し、本日5月25日(土)より運行区間が延長されて、大雪渓まで向かうことができるようになりました。バスが大雪渓まで届くようになると、7月からのシャトルバスとほとんど変わらない利便性で、これからは稜線から滑走する春山スキーの方々に加えて、大雪渓でスキートレーニングを行う夏スキーの方々のお越しも増えてきます。

もうすぐ梅雨に入りますが、梅雨前半は思ったほど雨に降られないことが多いため、ぜひとも今のうちに、多くの春山スキーヤー・夏スキーヤーの方々にお越しいただけたらと思っております。


■ご注意■

今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)


◎ 今回の目次

Page-1 : 【春山バス、大雪渓への延長運行に向けた試運転】
Page-2 : 【5月25日、観光センター前駐車場】       【乗鞍岳春山バスの車窓、5〜4号カーブの雪壁】       【大雪渓に到着】
Page-3 : 【大雪渓下部】       【大雪渓から稜線へ】
Page-4 : 【蚕玉岳〜朝日岳の稜線】       【剣ヶ峰〜蚕玉岳稜線】       <編集後記>「ロープなどでの規制(ハイマツ帯、登山道・モーグルコース)」

●参考資料●
(周辺地図) − ノリクラガイドマップ春スキー 版<対象時期:4月下旬〜6月末>   ノリクラガイドマップ 冬スキー 版<対象時期:12月末〜4月末>        ノリクラガイドマップ県道乗鞍岳線版  

 

 

 

【春山バス、大雪渓への延長運行に向けた試運転】

春山バス

乗鞍岳春山バスの運行が4月27日から位ヶ原山荘まで開始されました。例年、除雪作業が大雪渓まで進んで5月下旬から6月上旬頃になると、大雪渓まで延長運行されます。今年も大雪渓までの除雪作業が無事に終わり、今日は大渓延長運行の前に、関係者を集めた試運転が行われました。今年は除雪作業が早く完了したことから、例年より1週間ほど早い延長運行開始となりました。

 

一般利用者と一緒に乗車

試運転といっても、現在、定期運行している位ヶ原山荘行きの春山バスをそのまま大雪渓まで運転して行うため、観光センターからは一般利用者と一緒に乗り込みます。

 

位ヶ原山荘から試運転 − 大雪渓へ

一般利用者が位ヶ原山荘にて降車したのち、春山バスは関係者のみで大雪渓に向かって出発します。

 

5号カーブ付近

今回は行政機関や報道機関、及び、観光関係者を合わせて20名ほどが試運転に参加しました。

 

路面凍結

除雪完了直後ということもあって、日中になっても路面には一部凍結箇所があります。そのため、大雪渓への延長運行が始まっても、天候によっては、大雪渓まで運行できず、位ヶ原山荘止まりとなるケースが過去にもありました。

 

ニュース記事に使用する映像の撮影

この日は朝から雲一つない快晴の天候。位ヶ原山荘から大雪渓までの約3.5kmの区間の中で、最も雪壁が高い4〜5号カーブを中心にニュース記事に使用される映像の撮影が行われました。

 

4号カーブ

雪壁は最も高い所で12メートル。概ね6〜9メートルの高さが連なり、昨年よりも高く例年並みの状況。

 

車窓からは雷鳥の姿も

今年は雷鳥に遭遇するケースが多く、今日はバスの車窓からでも確認することができました。乗鞍では個体識別のため全ての雷鳥に足環がつけられますが、二羽とも足環がなく、昨年生まれた雷鳥のようです。

 

安全確認がとれ、5月25日(土)より大雪渓延長運行が決定

この日の大雪渓の気温は8℃、日差しが強く全く寒さを感じさせることがありません。試運転の結果、通行に支障となるものはなく、安全が確認されたため、5月25日(土)より、大雪渓への延長運行が開始されることが決まりました。

 

■ Next>>  Page2【5月25日、観光センター前駐車場】■


 

 


■ご注意■

今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)

 

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