ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.3(2019/05/23・25) A

 

 

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(Update:2019/05/30)

 

【5月25日、観光センター前駐車場】

観光センター前

春山バス大雪渓延長運行初日の5月25日(土)。こちらは早朝6時30分の観光センター前駐車場。朝から快晴の一日が始まります。気温は5時の時点で5℃しかなかったものの、強い日差しで12℃まで達しています。この日は全国的に5月としては記録的な暑さとなり、松本市では32℃の最高気温を観測し、今年初めての真夏日となりました。

 

2018年の山頂方面
2018ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.3(2018/05/26) @
今回の山頂方面
★雪解けが昨年より遅い、一昨年とほぼ同じ★

日に日に雪解けが進んでいます。それでも昨年と比べると山頂方面の積雪は多く、一昨年とほぼ同じ状態です。

 

7時には90台ものクルマが 駐車場では出発の準備

観光センター前駐車場は、7時の段階で90台ものクルマがお越しになっています。ツアーコースでの下山滑走ができなくなり、多くのスキーヤーが三本滝レストハウス前から観光センターに移動してきた模様です。

 

乗車券販売

また、スキーヤーの中には、大雪渓への延長運行が始まるのを待っていた方も多く、今日は多くの人がお越しになっています。

 

始発便を待つ長い列 − 今日は5台運行、ハイシーズンに近いの賑わい

春山バスを待つ列がバス停から50メートル離れた観光センターの建物まで達する様子は、お盆などのハイシーズンに近い賑わい。今日の始発便は5台が運行され、187名が乗車されました。

 

【乗鞍岳春山バスの車窓、5〜4号カーブの雪壁】

位ヶ原山荘を通過 積雪量が一気に増加

それでは、春山バスの車窓の様子をご覧下さい。位ヶ原山荘までの区間はかなり雪壁が少なくなりましたが、位ヶ原山荘を過ぎると、一気に積雪が増加します。

 

ハイマツの緑と残雪の白が織りなす唐草模様

そして、森林限界を超え、景色は雄大な山岳風景が広がります。これまでは白一色だった景色も、雪解けが進んで、ハイマツの緑と残雪の白が織りなす唐草模様がこの時期ならではの美しさを作り上げます。

 

車窓には雪壁が フロントガラスを流れるように雪壁が覆う

雪壁が7号カーブ付近と5号・4号カーブにあります。位ヶ原山荘までの従来の区間では、最も高い所で5メートルほどで概ね3メートル程度の雪壁でしたが、こちらではバスの背丈以上の雪壁が続きヘアピンカーブも多く、カーブを曲がるたびにフロントガラスを流れるように雪壁に覆われます。

 

4号カーブ内側は7メートル 4号カーブ外側は最大12メートル・概ね9メートル

雪壁が最も高いのは4号カーブで、左のカーブの内側は7メートルほど、右の外側では最大12メートルで概ね9メートルほどの雪壁が続きます。

 

4号カーブ雪壁の合間から穂高連峰 オススメの撮影ポイント

雪壁の合間から穂高連峰を望むことができるこちらの箇所がオススメの撮影スポット。4号カーブは大雪渓から車道を下って徒歩5〜10分程度のところにありますので、ぜひご覧下さい、

 

【大雪渓に到着】

大雪渓に到着

大雪渓に到着した9時過ぎの気温は16℃。雲一つない快晴無風の中、日差しが強く、気温以上の暑さです。

 

トイレと避難小屋が利用できるようになりました。

春山バスが大雪渓まで運行されるため、トイレとその奥にある避難小屋も利用できるようになりました。

 

大雪渓入口 剣ヶ峰目指して一斉に登る

春山バスから降りると一斉に大雪渓入口で出発の準備が始まります。目指すは剣ヶ峰山頂。

 

山頂方面ルート

夏場は画像右下の登山道にて肩の小屋を経由して山頂に向かいますが、大雪渓から稜線にかけてまだ積雪があり雪の上を歩くことができますので、画像中央付近の「登攀ルート」と示すルートで大雪渓から朝日岳中腹を登って行くのが一般的でしょう。ただし、雪解けが進んで立入規制されている箇所やクレパスがありますのでご注意ください。

 

常連の一本杖グループ 山頂目指して出発

常連の一本杖グループ。こちらも今日も山頂目指して出発します。

 

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■ご注意■

今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)

 

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