ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.3(2019/05/23・25) C

 

 

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(Update:2019/05/30)

 

【蚕玉岳〜朝日岳の稜線】

蚕玉岳〜朝日岳の稜線

こちらは蚕玉岳(こだまだけ)〜朝日岳の稜線。画像の左側が蚕玉岳山頂(標高2979メートル)に続き、画像右側が朝日岳山頂(標高2975メートル)に続いています。

 

2018年の権現ヶ池
2018ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.3(2018/05/26) B
今回の権現ヶ池
昨年より遅く、一昨年とほぼ同じ

稜線を登り切って、反対側に見られる池は、御岳の二ノ池に次いで国内2番目の標高に位置する権現ヶ池(ごんげんがいけ、標高2845m)。昨年よりも遅い雪解けで、一昨年とほぼ同じ状況。

 

2018年の蚕玉岳〜朝日岳稜線
2018ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.3(2018/05/26) B
今回の蚕玉岳〜朝日岳稜線
昨年より遅く、一昨年より1週間程早い雪解け

こちらが稜線部分。手前が朝日岳方面で、画像に写るなだらかなピークが蚕玉岳、それに続く奥のピークが主峰の剣ヶ峰です。こちらも昨年より遅い雪解けで、一昨年より1週間程早い状況。

 

2018年の朝日岳
2018ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.3(2018/05/26) B
今回の朝日岳
昨年より遅く、一昨年より3週間早い雪解け

朝日岳も昨年より遅い雪解けで、一昨年より3週間程早い雪解けです。

 

【剣ヶ峰〜蚕玉岳稜線】

剣ヶ峰〜蚕玉岳稜線 蚕玉岳山頂
昨年より積雪が多く、一昨年より1〜2週間早い雪解け

こちらは剣ヶ峰〜蚕玉岳(こだまだけ)稜線。昨年より積雪が多く、一昨年より1〜2週間程度早い雪解けです。

 

蚕玉岳〜剣ヶ峰の稜線からの滑走エリア 横幅の広い人気の滑走エリア

蚕玉岳〜剣ヶ峰の稜線からの滑走エリア。フォールラインがまっすぐでもっとも横幅が広いバーンのため、人気の滑走エリアです。

 

位ヶ原に向かってドリップイン

数日前の雨の影響と思われますが、バーンは細かなピッチが発生していて、若干滑りにくさがあるものの雪質的には問題なく、春山らしい雪質です。

 

2018年の位ヶ原
2018ノリクラ 雪渓カレンダーVol.3(2018/05/26) B
今回の位ヶ原
昨年よりも3週間早い雪解け
2018年の剣ケ峰直下の岩
2018ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.3(2018/05/26) B
今回の剣ケ峰直下の岩
昨年よりも3週間早い雪解け

上段は稜線付近から見た位ヶ原。昨年よりも積雪は多く、ほぼ一昨年並。下段の剣ヶ峰直下の岩付近は昨年より積雪が多く、一昨年よりやや少ない状態です。

 

全景 積雪3.6メートル

そして、稜線から約1kmほど滑り降りると県道乗鞍岳線と合流します。積雪は先週と同じく3.6メートル。昨年はまだ除雪が完了していませんでしたので比較ができませんが、一昨年は3.7メートルでほぼ同じ。これまで最も高かったのは2012年の4.4メートルで、2014年の3.9メートル、2017年の3.7メートル、今年の3.6メートルが続き、今年は比較的多い状況といえます。

 

<編集後記>

「ロープなどでの規制(ハイマツ帯、登山道・モーグルコース)」

これまでにもお伝えしていますが、山頂・稜線方面に向かう際、朝日岳中腹付近のハイマツ帯に立ち入らないようロープ規制が今年から実施されています。皆様のご協力により、今年は規制箇所への立ち入りがほぼなくなり、ロープ設置をされた地元関係者へ大変感謝申し上げます。

また、大雪渓下部のモーグルコースの岩付近には肩の小屋へ向かう登山道があり、積雪状況(時期)によって、モーグルコースと登山道が交差することがあります。登山道は雪の中にあり、ルートがわからなくなることから、例年6月上旬からルート確保のためロープが設置され、今年も5月下旬から設置が始まりました。

登山道上にコブを作っても、交差するのは短期間であることから、それほど問題とは考えにくいところですが、何卒ご理解ご協力お願いいたします。


 


■ご注意■

今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)

 

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